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光の渦にみちびかれて

あれから何日経ったんだろう。あの幸せな景色と空間と時間が昨日のことのようで、トラジャのコンサートの余韻に浸ったままである。
私は2週間ほど前、Travis Japanのデビューコンサートを堪能した。初現場を体験して初めて七五三掛龍也を肉眼で見た。何のフィルターも通さずに見た彼はどこまでも煌びやかで強くてかっこよかった。画面越しに見た七五三掛龍也のまま、ステージの上でも厳つい形相のトラッコの上でもずっとかっこよかった。トラッコに片足を乗せていた瞬間があり、所謂「治安が悪い」状態が最高にかっこよかった。バンドのボーカルがスピーカーに足を乗せるあの状態。思い出しても生唾を飲み込むレベルの破壊力。心の中で龍也〜!と絶叫しながら咲いた。

トラジャのコンサートについては過去に発売されたDVDを見てどんなものなのか多少の情報は得ていたが、現場で味わった高揚感と幸福感は全く別物であった。その違いは彼ら自身の成長によるものが大きい。元々パフォーマンスのクオリティは高い方だったと思うが、今回のデビューコンサートはTravis Japan全部乗せてんこ盛りメガデラックススペシャル祭りだワッショイ!と、とにかくめでたく豪華に名付けたいくらい全員がずっと踊りっぱなしであり、アイドルのコンサートとしては常軌を逸していた。人間ってそんなに動けるのか、と目を疑うくらいにダンスをしていた。Travis Japanが笑顔でダンスを楽しみ、全身でコンサートを楽しんでいることが伝わってくるのが嬉しかった。

断片的ではあるが横浜初日の記憶を解きほどいて言語化したい。以下ネタバレを含むため、DVDを見るまでネタバレを避けたいという方は読むのをお控えください。なお、レポというよりも感想となっているのでコンサートの内容について細かいことは書いていない。私の視点が偏っているため、読後にポジティブな感情の保証はできない。先に言っておくが1万字を超えているので一気に読むと胸焼けするかもしれない。覚悟はいいか?まだまだここからが本番だぜ?七五三掛龍也に狂った人間がトラジャのデビューコンで何を感じて何を思ったのか、気になる方だけお読みくださいませ。それではlet's go!!!







Travis Japan Debut Concert 2023
THE SHOW ~ただいま、おかえり~

2023年3月9日 18時公演 に寄せて


■宙に浮かぶオープンカー×舞い降りるアイドル
どんな登場をするんだろう?という期待の遥か上、凡人の想像力では追い付かない演出でトラジャは現れた。なんとリムジンを天井から吊って、高い場所から歌い降りてくるトラジャ。天界人なの?竹取物語?アイドルってこんなにも夢があるんだ、と優雅に車から歌い現れるトラジャを見て思い知った。トラジャがオープンカーに乗ってパレードに参加したあのイベントを彷彿とさせる演出。もちろんタキ(滝)シードで。しかもファー付きのジャケットを羽織ってるメンバーもいる。無理かっこいい涙。かっこよすぎて泣いちゃう。と思いつつその限界突破しているかっこよさに痺れて、血が滾ったせいか私は泣かなかった。感情が高まって寧ろ冷静になる瞬間があった。「かっこいい…」と何度も本音が溢れた。あの登場はトラジャにしかできない。ゴージャスでありクラシカルであり、最高にクール。全世界デビューを果たしたTravis Japanによる堂々としたオープニング。(オノデラさん頑張ってくれてありがとう!!!) 前代未聞の道を歩むアイドルが、型破りなエンターテイメントを表現してくれた登場だった。


■セトリが神
セットリストのセンスよ。タイトルに掲げた「The Show」から始まるデビューコンサート。100億点。期待を裏切らずに満点を叩き出してくれてありがとう。しかも2曲目に全人類が愛してやまない「PARTY UP LIKE CRAZY」を持ってきた。1000兆点。こんな最高のセトリから始まるなんて最高でしかないでしょう。いきなり最高しか言えなくなる語彙力の壁。つまり勝ち確定ってやつ。
最初のトラジャの登場シーンで泣いてしまいそうになったが、興奮が勝った。威風堂々なトラジャに狂った。歓喜ってこういうこと!と体で学んだ。3曲目にJUST DANCE!を披露。イントロからの騒げ!等の掛け声を気持ちよく受け取った。存分に騒いだ。素人が「掛け声が日本語…?ダサくない?世界デビューなのに大丈夫?」というデビュー曲配信直後の不安や心配は徒労であった。うみんちゅの「いくぞォ!」の部分が確か「横浜ァ!」と変えて横浜公演バージョンだったような…。そんな特別感が理性を掻き消してくれて興奮純度100%で念願のデビュー曲を堪能した。ピロブンダンスも参加し、コンサート3曲目にして満腹で心も体も満たされて存分に楽しんだ。トラジャがギュッと詰まった流れだった。
1曲目からトラジャのデビューコンサートは完全に花丸の大正解であった。楽しすぎて度々記憶が飛ぶくらい最高だったのはセトリのおかげ。
踊りながらの移動がありメインステージからセンターステージへ向かう。ステージ同士を繋ぐ花道にはレッドカーペットが敷かれ、Travis Japanの夢がここにも表れていた。いつか本物のレッドカーペットの上をトラジャが歩く日まで応援する。踊りながらオシャレにかっこよく移動し、センターステージに来てJUST DANCE!の流れ。どう考えても完璧で最高である。トラジャのストーリーが始まるわくわく感、デビューしたという一つの達成感、とにかくエモい感情を煽る演出だった。


■  ⭐︎ S T A R 松 倉 海 斗 ⭐︎
オープニングのThe Show、パリヤ、JUST DANCE!を終えて、メンバーからの挨拶を挟む。誰かが話しているときに誰かが踊っている。踊りすぎてて訳がわからない。ここのインスト(ジャスダン)に合わせて踊る七五三掛龍也、かっこよかった〜!!!タキシードの龍也がこの世界のどの新郎よりもかっこいいっていう。
全員が挨拶を終えるとメインステージの幕が再び上がる。スポットライトを浴びて松倉海斗がソロで登場。腕長ッ。という感想が先に出ちゃうほど、まちゅの人間離れした腕の長さが強調される新衣装。ベロア生地で真紅の上品な色のベストとセットアップのパンツ。黒シャツを着ていて品のある衣装だった。ショーやジャズの雰囲気を感じ取れる。
デビューコンサートはいくつかのセクションに分かれておりテーマに沿った演出で魅せてくれる。ACT.1はHorrywood!大きく長い階段のセットのど真ん中で右腕を天高く上げ、左手は腰に当てるまちゅ、とってもスターだった。私はミュージカルに無知な人間だが、きっとこれはミュージカルなんだろう…と思う音楽とダンスでショー形式な演出。ポップでピュアな松倉海斗に魅了される。そして始まる「夢のハリウッド」。最高最高最高。


夢のハリウッドが現実になったとき
Travis Japanの壮大な伏線を秘めいていたオリジナル曲、夢のハリウッド。この曲を生で聴くことが出来て感動した。トラジャといえば夢ハリであり、トラジャがこの曲を歌って踊ることに価値がある。もう夢じゃないハリウッド。夢を叶えたハリウッド。物語の最終回の大円団を味わっているような感情を抱きしめながら夢のハリウッドを味わった。ステッキやタップも披露してくれて胸がいっぱい。トラジャを応援していて良かったと、4曲目にしてピークを迎えていた。しかしセトリが神なせいでこの後も何度も感情のピークを迎えさせてくれるTravis Japanさん、容赦がない。




世界一の開脚ジャンプ
夢ハリの後はのえさんのピアノ(美の極み)と元太orGによる夢ハリアカペラ(掠れ気味の声が切ない)を挟んでHappy Groovy(jazz ver.)が始まる。ハピグルのためにスタンバイするメンバー、ここに七五三掛龍也さんもいらっしゃるのだがこのスタンバイのポージングが彫刻作品で。ルーブルに所蔵されている彫刻作品の一つ、RYUYA SHIMEKAKEでは…?と溜息がこぼれて見惚れた。パリ旅行の記憶に七五三掛龍也がいた気がするほど腕のラインや顎の角度が美しかったことを覚えている。等身大の美しい七五三掛龍也を寝室に飾りたい。
そして大好きなハピグル、気付いたら双眼鏡を使って龍也を追っていた。もう龍也しか見えない。文字通り龍也だけを見て堪能していたらハピグルの見せ場である開脚ジャンプがきた。これがもう真っ直ぐ綺麗な180度だったの…!!!!!!空中であんなに開脚することができるアイドルいます?????七五三掛龍也の開脚ジャンプを生で見て、感動と感激の嵐だった。あの一瞬が衝撃的過ぎて1番記憶に残っている。開脚ジャンプに9,200円(チケット代+手数料)以上の価値があった。ありがとう。ハピグルのダンスも歌も素晴らしかったのだが、開脚ジャンプに全て持っていかれちゃった。映像でまた見返すのが楽しみだ。


彗星の如く現れたSMWという神曲
ハピグルが終わった後に7つのハット(衣装の紅とお揃い)が天井からスーッと降りてきて7人がそれを受け取る。とてもシュールな画だった。一体何事…という観客の戸惑いを打ち消す勢いで、新曲のSwing My Wayがスタート。
めっちゃショーテイストなジャズな曲で、なにこれ好きぃ!!!となって盛り上がったのを覚えている。龍也がガニ股だったり大股だったり彼の癖(私が勝手に気に入っている七五三掛龍也の脚の角度を癖と呼んでいるだけです)が大放出された振付で曲も良いしダンスも良いし、この先10年後も20年後も末永く愛され続けるであろう神曲が爆誕していたのである。トラジャにしかできない曲シリーズが大好物なので、こういうセンスの曲を持ってきてくださる会社の方々にも感謝。トラジャが愛されていること、期待されていることが曲を通して伝わってくるのが嬉しい。
川島如恵留さんのブログによると選曲、コンセプトなど細部に拘って作り上げた曲だそう。如恵留様が関わったものは最高が約束されている。川島如恵留の存在によって築き上げられた絶対的な安心感の下、トラジャ担は健全に湧くことができる。如恵留様に感謝。川島如恵留さんから"最高の作品“という言葉で紹介されるSMW、本当に最高です。最高を生み出してくれてありがとう!!!
ちなみにインタビューにて龍也が新曲の中でSMWが1番好きと発言しており、好きな理由もトラジャだからこそできる曲なので!のこと。流石トラジャのことをよく理解していらっしゃる!と嬉しくなった。トラジャのこと、龍也も大好きなんだろうな〜と勝手に共感して喜んでしまう。私は龍也の感性にも絶大な信頼と安心を寄せているしめ担なので龍也の作る「かっこいい」にも期待しまくっているよ!なんてったって七五三掛龍也自身がいつだって最強で最高だから…。
さて突然のご報告となりますが、わたくしはSMWに出会うためにトラジャを応援していたんだとこの度気付きました。SMWと一生添い遂げたい。健やかなるときも病めるときもSMWを愛することを誓います。今後も変わらず見守っていただけたら嬉しいです。


大人トラジャ出現
SMWで発狂した後にWカイトに発狂するコーナーが始まる。ここから衣装が銀河のようなキラキラジャケットに変わり、セクションもACT.2 Electronicsへ。多分年末に着ていたギラギラのキラキラジャケット衣装だったような。ミラーボールと相性抜群の衣装だった。
センステの吊られた球体(オープニングでは地球儀になっていたがミラーボールに変貌)のセットを絡めた演出でWカイトがFIRE!!!を色っぽくアダルトにお届けしてくれた。中村海人、エロかったあ…。
Wカイトのユニット曲が終わるとメインステージのしーくんへと移り、ステージには何やら人が乗れるサイズの縦長ボックス?が整列していた。しーくんがメインとなり華麗に踊り出す。メンバーが続々と出現して7人で踊るPINEAPPLEを披露。ボックスを使って大きく移動しながら歌って踊るトラジャ。筋トレかな?という振付だったり、大人の色気が醸し出されたり、またしてもトラジャにしかできないものを見せつけられた。
次にLock Lock!とGET ALIVEがリミックスされた曲、通称Lock ALIVE(LA)が迫力満点で始まった。スクリーンにも赤と青で対比された映像が映し出され、色々と融合された新しい試みに胸が高まった。LAはのえさんが元になるマッシュアップを作ったそうで…いや天才か?川島如恵留Pのセンスが光るリミックスとなっていた。個人的には七五三掛龍也の「灼熱のビートに乗り Unlock the night」「Oh yeah〜!!」が大好きでソロパートをじっくり生で聴きたかったのでそこは次回までのおあずけとなった…。龍也のnight担です。
メインステージでめまぐるしく繰り広げられるダンスと映像の世界観に若干置いてきぼりを食らった。令和のアイドルとして生きるトラジャさん俄然レベチだった。
そしてファンサ曲となっているUnique Tigers、DWM、トキメキ、と続いてMCへ。ファンサやMCについては後日気が向いたら別記事で書き留めたいと思うので今回は割愛。


200色ある白から選ばれた神聖な色
MC後に照明が落ち、センターステージに現れる3人。しめちゃかまちゅという私の推しトリオが選ばれたことが超絶私得。ここからACT.3 JAPANESQUEという和のセクションが始まる。衣装が真っ白で斎服がアレンジされたもののような、肩周りにフリルが付いていたり装飾もあるけれど華美すぎず品のある衣装。最低限の装飾でおそらく着脱しやすいようにシンプルに作られていて単体で見てもかっこいい。真っ白な衣装を纏って真剣な表情で前を見据える七五三掛龍也が本気でかっこよすぎて…。ずっと「かっこいい」って小声で呟いていた。私は上手側の席だったので、上手に立ち上手側に体を向ける龍也をこのときは存分に拝むことができた。はちゃめちゃにかっこよかった。
白の衣装は白虎衣装と呼ばれ、背中には厳かな虎の絵がプリントされていた。川島如恵留様が御監修なさった衣装とのこと。神様仏様如恵留様。トラジャ担に興奮と幸福を齎してくださり誠にありがとうございます。白虎衣装から何が始まる?と思いきや、あのWOD予選のインストが!!!!!!え!!!!?????どうか!!!お許しください!!!!!かっこよすぎて!!!!!七五三掛さんちの龍也くんが!!!!!かっこよすぎて!!!!!ファンは!!!しんどいです!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!まじでありがとう!!!!!!!!!
思い出しても心が落ち着かない、しんどい。全力でしんどい。「龍也かっこいいむりしんどい」で私にラジオ番組やらせてください。思い出し泣きというよりも思い出ししんどいっていう非日常な感情に襲われる。Travis Japanはどこまで魅せてくれるんだ。タキシードの時点で降参しているので許してほしい。


松田元太の熱と気魄
白虎衣装の3人が踊りながらメインステージへ移動すると、なんとステージには和太鼓が。ステージの背景映像には炎が映し出され燃えたぎっていた。和太鼓の前には松田元太。すごい。すごい似合う。和の世界観も白虎衣装も全部元太のために用意されたものだったのか、と納得するほど似合う。誰よりも似合っている。元太が和太鼓を叩きながら和風にアレンジされたVOLCANOが始まった。圧巻。いつの間に和太鼓を練習していたのか…という驚き。元太すげえ…という感情に支配された。ペンライトを振るアイドルのコンサートに来たにも関わらず、本格的な和太鼓の演奏を食い入るように見つめてしまった。虎の呼吸、壱ノ型!元太一閃!!!ってくらい迫力があってすごかった(伝われ)。元太のことしか見てなかったのでトラジャがどう踊っていたのか全く知らないという…。元太に釘付けになっていたそんな自分にびっくりした…。圧倒的に目が足りない…。
このVOLCANOを観れただけでもう人生思い残すことはないな…というくらい良かった。松田元太さんに対する私のなかの印象も大きく変わった。トラジャに松田元太がいることってやっぱりすごいんだなあと、何目線なのかわからないが改めて彼の存在に勇気をもらった。松田元太が内に秘めているパワーに少しだけ触れて圧倒された。その気魄に感動したことはずっと忘れない。元太orGよ、感動をありがとう!
トラジャが和楽器や和テイストの音と相性が良いことを再認識できてとても満足した。コンサートでしか体験できないTravis Japanが在るということが和のセクションで理解できて惚れ直した。現場って素晴らしい。トラジャがファンを、肉体的にも精神的にもどんどん新しい世界に連れて行ってくれる。アイドルの夢の世界に入り込んで大きな刺激を受けた和のセクションであった。



のえげん、それは運命に翻弄されし2人
VOLCANOの後はNamidaの結晶、Never my loveとしっとりな方向に曲が続く。だが、踊っている。バラードだろうと踊ることを止めない。こんなに踊り続けるアイドル、他にいるんだろうか。いや、いない。Never my loveはジャニ伝で予習していたため、ここチャレンジでやったとこだ!!並に内心盛り上がっていた。
そして次の曲が君だけにという世間でも有名な名曲中の名曲。この曲をのえげんでカバーしていたのだがとんでもないものに仕上げられていた。
のえさんは自身がコンサートでやりたい曲もユニットを組みたい相手も早い段階で決めていたとブログに書いていた。ジャンルはコンテかな?と予想して相手は元太か龍也だろうとなんとなくイメージしていたのだが。遥かにイメージを飛び越えてきた「君だけに」が存在していた。伝説のロリデに引き続き川島如恵留さんが今回もやってくれました。
まず川島如恵留が美しさのリミッターを解除していた。そこにいたのは神聖なNoelという存在。演出で真っ白い羽根が床に大量にこぼれているのだが、きっとあれはNoelの背中に生えていた羽根に違いない。毎公演、NoelがNoelの羽根の上で舞い踊っていたのだろう。Noelの美の魔力がこれほどとは…と衝撃を受けているうちに曲が終わってしまう。世界観を飲み込む時間を与えてくれないのよ。元太ほんとごめんなさい、Noelが羽根と優美に戯れて華麗に伸びて飛んで浮いてた記憶しかなくて…他の記憶は喪失してしまった。思い出せるのはNoelが軽やかに力強く舞う儚さ。記憶の中でこだまするNoelの声は「きみだけにああきみだけに」。最後に2人が触れ合うところは脳みそに深く深く刻み込まれているのだけれども。
とにかくデビューコンサートに於いても己の世界を確立させのえげんで創り上げた「君だけに」をぶち込んでくる川島如恵留が本当に川島如恵留でもう大満足でございました。ほんとに何だったんだあれは。双眼鏡を使わずに呆然と立ち尽くして観ていたから、円盤を手に入れてNoelの表情を見るのが非常に楽しみです。


ポップに平和に元気に笑顔
「俺たちは一体何を見せられていたんだ…」と放心していると暗転してセンターステージにしめまちゅが登場。JUST DANCE!のMVで見た巨大ラジカセを抱えて、新しい衣装はスタジャンにダボパンツでHip Hop風ストリート系。カラフルでワッペンだらけのスタジャンがかわちい。ここからまたセクションは変わってACT.4 streetが始まる。ほうほうほう。トラジャにしては珍しいテーマでは…?フーディやスタジャンを着たダボダボの私服風衣装が新鮮だった。
しめまちゅが「LET'S MUSIC」をユニットで披露。申し訳ないことに原曲を知らず、Noelの魔法にもかかったままのせいで記憶が曖昧である。「Are you ready?」と言っていたのは覚えてる。すごい踊ってる!しめまちゅ笑顔!!元気!!ハピネス!!!みたいな記憶だけある。ごめんね龍也…。センステで正面向いて踊っていたこともあり、上手側の席では振付を確認するのも不利だった…。このときだけ視力8.0欲しかった。
そのあとメインステージにて新曲がスタート。また新曲!?という驚きと喜び。Turn up the vibeというタイトル。かっこいい系でダンスもオシャレな曲。ここでも私の意識はふわふわしており、お〜ラップだ〜と思ったこと以外あまり記憶にない…。振付がいつもと違う感じだ!とか思ったような。衣装がストリート系ということでガタイの良いしーくんにピッタリ似合っており、しーくんが一際かっこいい!と思ったことは覚えている。
インスタに載っている動画はTUTVだったのか…?TUTVはどうやら屋良くん振付だそうで、全貌を見る日が楽しみである。


美声は1日にしてならず
新曲の後は「上を向いて歩こう」のカバー。この曲の歌い出しが七五三掛龍也だった。
七五三掛龍也の「上を向いて歩こう」の歌声が何よりも素晴らしかった。純粋に感動した。音程も声量も今までとは別人だった。ちゃんと腹から声が出ていた。今までにないほど伸びやかで表現力も身についていた。感情を乗せて歌えていたのだ。綺麗で透き通る芯のある歌声をずっと聞いていたいと思った。
私が七五三掛龍也の歌に感動したのはこのときが初めてだったかもしれない。
帰国してから声の出し方が変わって歌い方にも変化が出たことには気付いていた。The Showのソロパートを聞いて渡米前とは声が違うなと感じていた。その成長に少し寂しさを覚えるほどだった。上手くなっていくことは嬉しい。嬉しいのに、成長して変わっていく彼に対して距離を感じて寂しい日だってある。ファンの心理って複雑だ。好きだからこそ、感じる距離に時折胸が苦しむのであった。
歌が上手い龍也を目の当たりにして私が思ったことは「ありがとう」だった。素晴らしい歌を聞かせてくれてありがとう。喜びの気持ち。龍也が真面目に健気に日々コツコツとボイトレをした成果を、コンサートという舞台でファンに実感させてくれて心から嬉しかった。七五三掛龍也の魅力はダンスにとどまることなく、歌でも今後楽しませてくれるんだなあという幸せ。ダンスも歌もどちらも上を目指してくれている。その心がけにも見えない努力にもしめ担は満たされている。ファンに期待をさせてくれるところも、結果を出して期待を上回ってくれるところも、全部七五三掛龍也の長所であり魅力である。七五三掛龍也を応援することがやっぱり楽しい。そんなことを改めて思わせてもらった「上を向いて歩こう」だった。
トラジャ全員の歌唱力が上がって、歌を聞いてる時間が心地よかった。Travis Japanで「上を向いて歩こう」のカバーをしてくれて感謝。せっかくだからCD化しませんか?という気持ちになった。今の時代に色々な世代の人に改めて届けてほしい曲。


7人で完成させたあの日の続き
センターステージに集まったトラジャ、宮近海斗からWODの話が始まる。渡米してダンス大会にチャレンジしたこと、WODの大会で全米4位、世界9位という順位を獲ったこと。今回のコンサートではWODで披露したパフォーマンスのスペシャルバージョンを披露すると発表!あのパフォーマンスを日本のファンにも届けてくれると!
興奮していたため記憶が曖昧だがニュアンスで覚えていることは、このコンサート会場では味方しかいない、トラジャ担に審査員になってもらいたい、この会場でトラジャは1位を取る(取れるのか?という問いかけだったかも)、好きなだけ騒いでくれ、とめちゃくちゃ煽っていた宮近さん。ちゃかー!!!!!と心で泣き叫んだ。ありがとうちゃかちゃん。個人的にこのWODパートで最も理性を失い、最高潮に盛り上がって絶叫した。ゴリゴリバキバキにダンスを楽しむTravis Japanがかっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっこよすぎた。Travis Japan360度どこからどう見ても本気でかっこよすぎ!!!!!!!7人のトラジャこそ最高最強大天才!!!!!!!!!!
WOD本選では6人だったあのパフォーマンスが7人になって、デビューしてコンサートで披露してやっと完成したのだ。そんなのドラマチック過ぎるよ。少年漫画を読んでいるのかと錯覚する。
あの期間、しーくんがお休みしていた期間はトラジャ担の精神も危うくて。デビューできる保証もなく、目下の目標に向き合うトラジャ。大会に向けて練習に励むトラジャを応援してはいるものの、アイドル供給が不足していることに心はすり減っていった。留学中にメンバーが休養することに心配や不安が高まって私はかなり苦しい思いをした。ファン歴の浅い私ですらこんなに気が滅入るのか…と、あの頃は常に情緒不安定ですぐに心が渇いてしまっていた。デビューが決まって心残りがあるとしたら、あのとき6人だったこと。
その心の痞えも7人のパフォーマンスを見て跡形もなく消えた。WODのパフォーマンスのおかげで、あの期間の不安だった過去の私が完全に報われた。7人で披露したパフォーマンスはこの先も世界で勝負できる実力だと確信できるものだった。
しーくん、がんばってくれてありがとう。トラジャでいてくれてありがとう。7人のトラジャが楽しく踊っている姿をコンサートで見られることが何よりも嬉しくて幸せです。
しーくんが入って完成したパフォーマンスの素晴らしさ、コンサートの後半なのに全力で踊るトラジャ、Travis Japanの真骨頂を胸に刻んだ場面だった。


ずっと見守りたい7人の背中
WODのパフォーマンスを終えて拍手喝采の中、7人で向き合って輪になった。バラード調のJUST DANCE!の音色が流れサビを7人で歌い上げる。このアレンジされたジャスダンが最ッ高に良くて。
歌い終わった7人はハイタッチしてた気がする。もうここで涙腺崩壊しかけて必死に堪えていたので視界が曇っていた。感動に押し潰された。


優しく心を撫でてくれた挨拶の言葉
その後はメンバーが1人ずつ照らされ、松田元太から順番に挨拶が始まる。デビューコンサートを迎えて思ったことや感じたことを自分の言葉で伝えてくれる時間。元太、まちゅ、如恵留の3人がセンターステージにいて、如恵留の挨拶が終わるとメインステージのうみんちゅへ繋がる。このときメインステージにいる4人がJUST DANCE!のジャケ写衣装を着ていることに気付く。挨拶を聞きながら既に泣いているのだが、この衣装を見てさらに涙が込み上げてきてしまう。コンサートが終わってしまう寂しさと、Travis Japanはほんとうにデビューしたんだなあ…とどの瞬間よりも感慨深く浸ってしまう時間だった。
挨拶については公演後に走り書きした記事があるので、こちらも興味があればお読みくださいませ。



世界デビューおめでとう
うみんちゅから龍也、しーくん、ちゃかちゃんの順に挨拶を終えて最後の曲、JUST DANCE!のイントロが始まる。コントラストが効いたスポットライトで照らされる7人。大きな光を浴びた7人は登場したときよりも眩しかった。ここからが大きなスタートだと思わせる広いステージ。コンサートの序盤にJUST DANCE!を聞いているはずなのに、ビビッドな衣装とあの特徴的なイントロが組み合わさることで、デビューした現実を全身で感じさせてくれる。最後の挨拶で号泣して(川島如恵留の言葉が深く刺さって嗚咽していたので)気持ちの整理がつかないままペンライトを振った。嬉し泣きしながらJUST DANCE!を聞くのはこれが最初で最後だろう。デビューしてくれてありがとうの気持ちとおめでとうの気持ちが最高潮に達した最高のフィナーレだった。Travis Japan、全世界デビューおめでとう!



夢心地のアンコール
本編が終わってから割とすぐにアンコールがスタート。BIG BANG BOYを歌いながら、階段のセットを降りてくるトラジャ。そして次に新曲の「DRIVIN ' ME CRAZY」!軽快なベース音の愉快な曲だった。リラックスして歌うトラジャが微笑ましく、小気味良いテンポも自然と体が動いて楽しかった。どうやらこのドライビンはトラジャがイチャイチャする曲としてファンから人気の高い曲らしい。こちらも映像で細部まで確認したいところ。コンサートの定番曲になりそうな明るい曲で、コンサートでお披露目された3曲はどれもオシャレでセンスがあった。一体この新曲たちの音源化はいつなのか!新曲のリリースが待ち遠しい!とにかくまずパリヤをファンに開放してください!!!
新曲後、最後の最後にTogether Nowを歌ってくれるTravis Japanよ。こんな完璧な終わり方ある?どこまで泣かせたいの?一向に止まる気配のない涙はどこまで流れていくのだろう。
トラジャが日本にいないときにこの歌詞に寄り添ってもらったっけ。この曲があるから、トラジャを信じていられたというか。お守りみたいになっていたというか。私は虎者を観劇していなくて思い入れが深いわけではないのに、この曲に救われた日があったんだよね。トラジャが前向きに歌って踊ってくれるから、ファンの私も日々の苦しいことを乗り越えられたんだなと思う。遠い国にいようとも今まで重ねた時間は残っていくし、思い出で繋がっていられることができる、そういう考え方を教えてくれるのがTravis Japanだ。新しい考え方、価値観、感性に出会わせてくれるトラジャ、ありがとう。トラジャとの「距離」に悩む必要はもうないんだな。トラジャがトラジャ担をどれだけ大切に想ってくれているか、どれほど支えになっていたか、彼らが全身全霊で教えてくれた素晴らしいコンサートだった。


タイトルの「THE SHOW」の言葉通りに、踊り続けてSHOWを止めないトラジャがいた。「ただいま、おかえり」の言葉をトラジャと会場のファンで直接交わす瞬間が嬉しかった。トラジャ担をはじめ会場にいた全員にTravis Japanの想いを最高のパフォーマンスにのせて届けてくれた。デビューしたばかりとは思えないほど洗練されて完成されたSHOWだった。デビューしたばかりだからこその勢いと熱を持った記憶に残る演出と構成だった。7人のエネルギーがどこまでも突き抜けていたことが素晴らしかった。コンサートは終わったのに、終わってない。むしろ始まったような感覚。幸せな気持ちで満たされている。これからも続いていくTravis Japanの未来に私の胸は躍っている。
トラジャに出会って七五三掛龍也を好きになって、人生が一層楽しくなった。こんなにたくさんの幸せを教えてくれるアイドルは私にとって七五三掛龍也だけ。
最高の景色、最高の思い出をありがとう。


◆ SEE  YA ◆







ふう…。書きたいように書いていたら1万字を超えてしまった。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。お疲れ様でした。桜祭りの配信で早起きされたり日々ハードな生活でお忙しい中、拙い感想文を読むためにお時間かけていただきありがとうございます。
私のトラジャ初現場は、人生で1番楽しかったと言っても過言ではないほど最高の1日となりました。
実はまだ書き足りないけれど明日にはまた世界が変わってしまうので、ドキュメンタリーを見る前の私の感想を提出しました。感想文とお手紙は鮮度も大事なのでね。遅くなりましたがこうして感情を掘って書き起こせて良かったです。noteやってて良かった。私とは何の関係もないのだが本日発売されたダンススクエアvol.55も併せてお楽しみください!(宣伝)ダンスクにはのえちゃかの対談企画があり大変読みごたえがあります。オーラス後にまたルーブルに所蔵されたであろう彫刻作品、RYUYA SHIMEKAKEの写真も掲載されていました。流石プロの編集の方、理解ってる…!ダンスクさん、日之出出版さん、いつもTravis Japanの素敵な記事と写真をありがとうございます!!

横浜初日は座席がスタンド2階2列目で、アリーナが良かった…なんて思いながら席に着いた。しかしびっくりした〜!嬉しかった〜!楽しかった〜!かっこよかった〜!徳積んでおいて良かった〜!トラジャが愛されていることもトラジャを愛することも全部幸せだ〜!と実感させてもらえた座席でした。トラジャにとって大切な方々がずっとご健康で笑顔でいてほしいと、めちゃくちゃ余計なお世話ですがファンとして常々願っております。
(この座席が当選したことを含めて私のトラジャ初現場の最高の思い出になったので、大切な記録として書いて残すことにした。)

デビューしたトラジャを見てコンサートで思いっきりエネルギーを与えてもらった。なんだか毎日幸せに暮らしている。七五三掛龍也のかっこよさが内から湧き出てくるものであると理解が深まったこと、私の七五三掛龍也に対する感情に変化が現れたこと、応援しているから出会える新しい考え方と感情、トラジャのコンサートで得たもの全部が輝いていて最高の宝物になった。アイドルを楽しんでいるトラジャを見て、自分ももっと人生を楽しもうと思った。

デビューコンサートのおかげでお腹いっぱいだよ!心が潤ってるよ!充電満タンになったよ!元気100%だよ!龍也愛してるよ!ありがとうトラジャ!!!
これからもTravis Japanを応援して楽しく生きちゃっていいですかっ!!!


さんせーい!!!!!!!



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