1.しめちゃんを好きになった理由

アイドルを好きになった瞬間を鮮明に覚えている。
七五三掛龍也を「好きだ」と自覚し恋に落ちた瞬間、雷が落ちたような感覚になってしまったから忘れられない。まるで漫画のような、心が痺れてしまい他のことはどうでもよくなる状態だった。大袈裟だがそれくらい衝撃的な落ち方をした。

今日から30日後は七五三掛龍也の入所日とのこと。日頃から敬愛しているしめ担さんのnoteから素敵な30のお題を拝借して、入所日までのカウントダウンとして七五三掛龍也について書いてみようと思う。
三日坊主の私が続けられるのかどうかわからないが、初日の今日は“しめちゃんを好きになった理由”を、つらつらと思い出しながら綴ってみた。


2022年3月3日。トラジャ担にとっては忘れられない日である。
その日の夜のインスタライブで、Travis Japanはデビューに向けてアメリカへ留学するということを発表した。アメリカでダンスレッスンやボイトレに励み、ダンス大会に挑戦しスキルを磨くとのことだった。無期限での武者修行であること、日本での活動を休むこと、ブログや動画配信は続けていくこと等の説明があった。
3月の私といえばトラジャを好きになって半年ほどの人間で、箱推しだった。メンバーに数人の推しはいたが全員をふんわりと好きでいた。トラジャについての知識も浅く、メンバーの生年月日や身長も覚えていなかった。+81を毎週チェックして気になった虎Tubeを少しずつ見て、テレビ出演があればリアタイして見る程度のささやかな茶の間ファンであった。つまり彼らの過去やJr.としての現状について深く知らない状況だったので、渡米の発表を聞いたときは純粋に受け止めた。突然の発表に驚きはしたけれど大きな悲しみやショックではなかった。現状に満足せず向上心が高くて野心があって、なんてかっこいいグループなんだ…!と、これからのトラジャの変化にわくわくして胸が躍っていた。こんな風に夢に向かって挑戦するなんて、彼らがアイドルということを忘れてしまうくらいの大胆な行動力がとにかくすごいと思った。
インスタライブを見ていた私は「大きな決断をしてくれてありがとう」と、涙ぐみながら一言コメントした。自分がトラジャに向けた、初めてのコメントだった。彼らの勇気に感動してしまい思わずコメントを送った。トラジャを好きになって間もない私はこの発表を聞いてさらにトラジャを好きになった。

インスタライブのなかでファンに向けてメンバーからコメントがあった。1人ずつ丁寧に言葉を届けてくれた。
七五三掛龍也の番がきて、言葉を手繰り寄せながらファンの不安を煽らないように、包み込んでくれる優しい口調で考えを共有してくれた。留学することについての気持ちを真っ直ぐな言葉で伝えてくれた。未来への希望を込めた前向きな言葉は何よりもかっこよかった。私が知っている「いつものかわいいしめちゃん」ではない、と感じた。
「必ず結果を出して帰ってくることを俺はここで誓う」という七五三掛龍也の言葉で、私の「しめちゃん」に対する感情は一変した。
この誓いを聞いた瞬間、恋に落ちた。どうしよう、七五三掛龍也が好きだ。
しめちゃんの中身がこんなに男前でかっこいいなんて全然知らなかった。今まで表面的に見ていたしめちゃんは間違いなくかわいい生き物だった。実際はかわいいだけじゃない、努力家で仕事熱心でプロ意識が高く多方面で才能を発揮できるめちゃくちゃかっこいい人だと知るのは数ヶ月後となるのだが。この時点では七五三掛龍也のかっこよさの魅力の入口に立って扉を開けたばかりだった。

+81でのダンスも魅力的でたまに見せる色気に心を奪われてはいた。しめちゃんのダンスは好きだったし、天然キャラはかわいいと思って微笑ましく見ていた。でも、かっこいいと本気で思ったのはこの日が初めてだった。

かわいいしめちゃんには私の心が動かず、時折出現する龍也さんに対しては過敏に反応してしまう自分がいた。そして3月3日、七五三掛龍也の言葉を聞いて決定的に「好き」になった。

あの日にインスタライブを見て、七五三掛龍也の言葉を聞いていなければ、私はしめ担になっていなかったかもしれない。
ああいう真面目な場面で七五三掛龍也がかっこいい人でいなかったら、私はしめちゃんのことをかわいいと思い込んだままでこんなに好きにはなってはいなかった。

しめちゃんを好きになった理由は、しめちゃんがかっこよかったから。
かっこいい七五三掛龍也を発見できたことが私の幸せの第一歩でした。ありがとうしめちゃん。


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