存在してくれるだけでいいのに

アイドルがブログを書いてファンへ共有してくれる時代を生きている。
アイドルの思考、日常などをブログから知ることができる。これはファンにとってはとてつもないご褒美だ。ブログを読めば1日頑張れるし、疲れも悩みも痛みも吹き飛ぶ。ブログの効果は抜群だ。ブログで心の栄養補給ができる。気軽にアクセスできるインターネット環境よ、ありがとう。
しかしアイドルが仕事の一環で更新する日々のブログはどこまでが真実なのか。架空の出来事をブログに綴るアイドルも存在するだろう。また「アイドルとしての自分」の言葉を大切にして慎重に言葉を選び演じながらブログを書いている可能性はもちろんにある。そういったアイドルはプロ意識が高く、自己プロデュース能力も高くて尊敬する。価値を作り出せる能力者だ。気を抜かずにブログの中でもアイドルを徹してくれることに感謝である。

自分が推すアイドルはどんな気持ちでブログを書いてくれているのだろう。内容はさておき、更新頻度やブログの文字数から想像できることはいくつかある。
そもそもブログは誰に向けて書いているのか、という前提について。私はファンに向けて、だと思って生きている。だからこそ、ファンとして思うことがたくさん生まれる。

アイドルによってブログの文体も更新頻度も違う。この違いを見比べることもなかなか面白い。
更新日が決まっていないアイドルに当てはめて観察すると、毎日更新するアイドルもいれば、月に1度だけの更新をするアイドルもいるし、宣伝することがあるタイミングでブログを更新するアイドルもいる。この更新頻度については個性が出ていて、アイドルの性格を感じとることができて個人的に興味深い部分である。
忙しくても毎日ブログを更新するアイドルと、何か理由があってブログをあまり更新しない(或いはできない)アイドル。単純に比べてみたら、毎日更新するアイドルは非常にマメな性格である。個人的には好感度が上がるのは前者。私には真似できない行動力だ。そして有料サイト内のブログということを考えれば、ファンへの恩恵も深い。ブログをきちんと仕事として捉えて、日々淡々と更新するアイドルは打算的かもしれないが、そこにはファンを思いやる人柄も感じられるのだ。
ブログを更新しないアイドルもそれが個性であり、ブログを書きたくないのなら無理はしなくて良いと思う。人には向き不向きがあり、更新しないことでファンとの距離を保ち、仕事の質を保つアイドルもいるだろう。
毎日更新するためにブログの内容を考えるのはおそらく手間だと思う。アイドルが本気でやるべき仕事は他にあるので、ブログは暇があれば書く程度のおまけの感覚を持つアイドルがもしかしたら多数派なのかもしれない。
多忙な毎日を送っているはずなのに毎日ブログを書いて更新しているアイドルはすごいと思う。自己管理が得意な人間にしかできない行動ではないか。仕事の合間に時間を作ってブログを書いて、ファンへ向けて更新するアイドル。どう考えても好きになる。
ブログの内容が濃い日もあれば薄い日もある。ムラがあるほど人間味があって良い。正直なところ、3行の短文だろうが読むのに30分かかる長文だろうが、ブログの内容は何だって良いと個人的に思っている。アイドルがブログを更新してくれるだけで私は嬉しい。嬉しいし、安心する。
実はファンが求めているのは内容よりも更新頻度の高さではないか?と最近は思う。なぜならブログは、アイドルが直接選んだ言葉が並んでいるから。ブログから受け取る言葉は格別だからだ。
雑誌はアイドルの言葉を編集者の方が読みやすいように編集しているし、テレビやラジオには台本がある。だがブログは内容の自由度が高い。アイドルのパーソナリティがダイレクトに表現されているようである。そのおかげでマイナスになってしまう面(炎上)も時にはあるが、どんな形であろうとアイドルの自己表現はファンにとってご馳走である。
ありがたいことにブログを読めばアイドルからメッセージを直接受け取ったような感覚にも陥る。なんと素晴らしい体験。これがリアコ特典なのか。リアコ万歳。
しかも写真を載せてくれる日も存在する。偶に見せてくれるプライベートな一面。僥倖。気まぐれに自撮りを載せるアイドルに振り回されるファンの喜びときたら。もはや宝くじを当てたような気分である。しかも自撮りしている場面を想像したらまあかわいい。そんなナルシストな部分があってこそアイドル。どうかずっとそのままでいておくれ。携帯電話にカメラをつけてくれた人よ、ありがとう。

ブログの内容が嘘か本当か、確かめられる機会はファンにはほぼない。だから私にとってブログの内容は二の次である。極端に言えば嘘だって良い。
ブログを「更新すること」が何よりもファンの心に響くのではないか。ブログが更新されたときに、好きな人からメッセージを受け取ったときのあの気持ちになれる。アイドルを応援する上でこんな体験が出来ることは幸せでしかない。どんな高揚感も人生のスパイスになる。ささやかでも刺激的な毎日を送らせてくれるから、アイドルから離れられないのだ。
例え一言でも嘘であっても、アイドルがファンのために文章を考えてくれたことは事実。だからブログの更新があれば何だって嬉しい。ファンのことを考えてくれた時間が、文字数に表れている(かもしれない)。都合良くそう考えることにする。幸せは自分の考え方次第である。


こうしてじっくり考えてみると、七五三掛龍也がほぼ毎日ブログを更新してくれることが心の底から幸せである。
どんな内容でも嬉しいのに、食べログや日常のふとした出来事やファンを想う気持ちなど、バリエーションが豊か。彼らしい、穏やかで優しい世界観。平和な内容のブログを届けてくれる。トゲのない言葉を毎日受け取れることで、私は日々癒されてほぐされている。なんというか冬に食べるクリームシチューのような温かさがあり、いつ読んでもまろやかな味わいである。
まさに #ゆるしめ という言葉がぴったり。

毎日ブログを書いて更新することがアイドルの負担になっていないか?とふと心配になることもある。仕事だからと嫌々ブログを更新しているアイドルを想像したら悲しい。それなら書かなくて良い。でもブログを更新しない日が多くなってしまったら、それもきっと個人的にはさみしくなってしまう。ブログでしか得られない栄養が不足したらどうなってしまうのか、考えたくない。
わがままかもしれないけれど、アイドルに楽しく仕事をしてほしい、という思いも強い。何事も楽しめば続けられると思うから、ブログも難しく考えずに楽な気持ちで書いてくれていたら本望だ。続けやすいようにゆるくやってくれたらいい。質より量で良い。一言でも更新してくれるだけで嬉しいから。
アイドルが仕事を楽しいと思えていれば、ファンも幸せになれると信じている。信じたい。
アイドルがブログを書くことを、ブログを読むファンの様子も、全部楽しんでくれていたらいいなと願っている。

現実で疲れても人生を投げ出したくなっても今生きてて幸せだと私が思えるのは、七五三掛龍也がブログを更新してくれていることが大きく影響している。七五三掛龍也のファンだから味わえる特別な喜びがあるな〜としみじみ思う近況。
地味に重いファンで拗らせていて本人が望まないファンであったら非常に申し訳ないと思いつつ、気持ちが昂ったら公式写真をポチって一旦落ち着く。自分なりのファン活動として、彼への好意と感謝の気持ちを写真に変換する行為を繰り返して精神を保つよう過ごしている。オンラインショップよ、ありがとう。

こんなに好きにさせてくれるアイドル七五三掛龍也さんは天才だし、彼を応援していることが幸せだ。高めの熱量で感謝と敬意と愛がとめどなく溢れてくる。今日も龍也が大好きだ!!!

この世に七五三掛龍也が存在してくれるだけで嬉しいのに、いつもブログを更新してくれてありがとう。
七五三掛龍也くんのおかげで今日も私は幸せです。





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