ウズメディアvol.232【英雄激突 環境考察】

こんにちはウズメです。
今回は英雄激突の環境考察をします。

■tier表

同ランクは左のほうが上

■判断基準

S 全体面有利
A 【えびす】以外にはほぼ有利
B 上と比較すると若干劣るがカードパワーが抜けていて所詮「デッキ勝ち」が狙えるライン

ーーここまでが環境ラインーー

C 中堅ランクのデッキ 自分の動きを通せば対面関係なく勝ちにいけて「ライドライン選抜」を狙うなら使っても全然許される性能

ーー以下、包丁ーー

D 責任能力がある 下振れてもデッキの長所を活かした動きで誤魔化しやすい
E 責任能力がない ブレが目立つが回れば対面関係なく勝てることがある

ーー以下、名誉包丁ーー

F デッキの欠陥が目立って大してなにせずに負けてしまうことも多いが一応回れば戦えはする

■各デッキ解説

【S】

えびす
規制されるか大きくインフレするまでは不動の環境トップ。
環境の変化で6割くらいの相性のマッチが増えたため、より使用者の腕に依存したマッチが増えて並みのプレイヤーが使用してもCランク以下の性能で基本は存在しないものとして考えていいが、WGPで全勝優勝を狙うなら必ずチームにいれたい。

【A】

ウィリスタ
素直に攻めるなら一番強いデッキ。
特別語ることもないが後列に触れられない相手にはエリヴィラ》だけで勝ててしまったり、《ユイカ》による序盤の速攻と擬似的なサーチ等、安定感も抜群で、相手のレンジに合わせてソウルに《ウィリスタ》を送って4ターンキルの試合も目指せる。
環境では【ウィリスタ】のゲーム速度についてこれるかと《エリヴィラ》の除去の有無でデッキの評価が決まるといっても過言ではなく、【えびす】にも並みの相手なら有利なので文句の付け所がない性能で、おまけにプレイも簡単なのでデッキ選択に迷ったらこれを使えば外れない。

ガーンデーヴァ
並みのデッキには除去と《襲穫祭》だけで勝てて、上のデッキにも前に寄せた立ち回りでテンポを取って押し切れる。
ミスを拾いやすく本来負けの試合も相手が自爆して勝つことも多いので全勝を求められるWGPでは確定枠として考えても差し支えない性能。
このデッキに安定して勝てるデッキは【えびす】込みでも存在せず、プレイヤースキル込みで大半の相手を問答無用で倒せてしまうため《ウィリスタ》と並んで準最高ランクの評価。

【B】

クロノジェット
上三つには不利だが、それでも動きの再現性とどこからでも相手を倒しにいける《ネクステージ》とそれを加速させる《ヴァルナート》が非常に強力なためこの評価。
このデッキが強いというよりはこれより安定して強いデッキがほぼないという表現が適切かもしれない。

ミネルヴァ
新規とPRで大きく強化されたデッキ。
デッキから弱いカードが抜けてひたすら強カードを連打してのごり押しが可能となった。
環境の中では比較的素直に攻めるデッキでこれといった特徴はないが、パーツを集めることでゲームを前に寄せることができたり、ドライブの試行回数を活かした1ヒールで逆転する試合にする等、ゲームレンジが自由自在でプレイでの加点もが狙いやすいのは評価が高い。
Bの中だと最も安定して自分の動きを通しにいけるので上3つでチームを組まないなら個人的にはこのデッキを採用したい。

エバ
新規を貰ったが強化の方向性が求めていたものではなかったためこの評価。
【ガーンデーヴァ】には《襲穫祭》でドローされないため戦いやすいがそれでも微有利程度で、それ以外の上のデッキには不利な対面が多く、格下相手にもゲームが伸びて《ヴァルナード》が出たら負けのターンがあるので、カードパワーに反して立ち位置的は微妙なデッキ。

万が一、《コンバイン・ラッシャー》の規制が解除されるようなことがあれば一気に最強デッキになるが流石に解除されることはなさそう。

【C】

ケイオス
新規で大幅に強化されたデッキ。
4ターン目以降ソウルから《守護者》や後続を回収しながら高打点の5回攻撃ができて攻守ともに高水準。
4ターン目にソウルが貯まらない事故は基本発生せず、動きが噛み合うと3ターン目からソウルが13種類揃うこともあり最大値も高いが、2種類でカウントするキャラのトリガーPRが11枚必須なためデッキの値段が環境でも群を抜いて高いので実際にこのtier通りの評価で使われるかは謎。

ロロネロル
地味にフェスコレで大幅強化されたデッキ。
序盤から《ユイカ》を絡めた速攻をして、3ターン目に《エクノア》でドロー、4ターン目以降はガード制限連続攻撃と終始、隙がないので順当に戦えるとなかなかの性能。
後攻は《マリルゥ》の効果でソウルを揃えて3ターン目からトリプルドライブが狙えたり、超越対面にはライドスキップも狙えるため環境での安定感もあるが、【えびす】にガード制限が効かなかったり、デッキ構築の都合上手札を増やしてもガード値が集まらない事故もあるためあと一歩が惜しいのが現状。
《清浄の盾》に関しては毎ターンペルソナライドをしてしっかりと攻めていればRの打点込みで押しきれるのでそこまで致命傷になることは稀。

メサイア
カードパワーは高いが環境での立ち位置が最悪の超越デッキ。
自分の動きを通して3超越に繋げれば【えびす】にも勝てるが、これより上のデッキにはほぼ不利で、下のデッキにも理不尽な負けを踏みやすいので現環境では特別使用する理由はない。
それでも超トリガーが強力なので攻守どちらでも絡んだ試合はゲームが壊せて、ヒールやダメトリも都合よく絡むと3超越が確定するのでギリギリ中堅クラスの評価。

【D】

魔術師
フェスコレの《サージェスト》で大幅に強化されたデッキ。
回ればどんな相手も4ターンキルが狙えるがブレが激しく4試合に1回はデッキの欠陥が目立って何もできずに負けることもあるためこの評価。
一度回るとヒールや超トリガーを探してロングゲームに移行してデッキのトリガーを捲りきったり、案外相手が受け方を間違えて勝つ試合も多いため包丁の中だと最も強力。

メガロノヅチ
【ミネルヴァ】と同様に新規で大幅に強化されたデッキ。
従来であればcbの使い道が限られていてデッキ圧縮を活用するプランも素引きしなければいけないものが多かったが、それらの問題点が解消したため非常に安定したデッキとなった。
《守護者》がサーチ可能となったためガバ受けから1ヒールで勝つ動きが強力だが、環境トップの相手には過度にゲームを伸ばしても不利なので序盤から素直に殴り合いしかなく、どうしてもダメトリが超えられずに負けの試合が目立つので惜しい性能。

ゾルガ
《獄竜》を引ければ~と散々言われてきたデッキだが、【ウィリスタ】の登場で2枚引いても勝てない試合が増えてきたため流石に限界。
一応《ヴァルナート》を捲れば勝ちの状況だけならいくらでも作れるので玄関協で勝つことに特化するなら《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》を1枚採用して、後攻1ターン目からV裏を配置、3ターン目からトリプルドライブで攻められるとゲーム中クリティカルが当たるタイミングを複数回作れる運勝ちがしやすく、超トリガーも最大限探しにいける。

タマユラ
新規のペルソナライドが非常に強力なデッキ。
毎ターン、《壊れたオモチャ》でデッキを圧縮しながらトリガーを捲るだけでシンプルに強力だが、序盤に引けないと終盤も山が特別強くないのと、連続攻撃の火力もトリガー前提で、目先の要求だけなら他のデッキでも出せてしまうため、似たようなことをするなら【メガロノヅチ】のほうが評価は高い。
一応他の包丁と比較しても盤面を空けられる点は差別化できている。

【E】

フェルティローザ
3ターン目にソウルが揃う前提だが回ると手が付けられないデッキ。
最大値が高く前提条件も満たしやすいが、たまにソウルが揃わなかったり突然トリガーを2枚捲ってしまい失速して負けることがあるためこの評価。

アーヴァガルダ
先攻での押し付けが強力なデッキ。
後攻は動き出しが遅く3ターン目の攻撃はほぼ通らないので、じゃんけんへの依存度が高いが、超トリガーでどこからでも勝てるため詰みの状況に陥らず、雑に毎ターン《G2作戦》を連打して《清浄の盾》を封じ続けると守護者切れまではゲームを伸ばせるため、構築段階から工夫しておくと相手からすると厄介な動きができる。
環境的には【エバ】に対して《G2作戦》を連打するプランで《オブスクデイト》のインセプを封じて有利に立ち回れる点は高評価。

ギガントアームズ
高打点の攻撃で理不尽な押し付けを狙うデッキ。
見た目は地味だが、毎ターンcbがあれば複数ドロー可能でccを大量に投入しているため守護者切れまでゲームを伸ばすための安定感はある。
【ウィリスタ】と比較するとみてて悲しくなる性能だが、それでもやってること自体は悪くはないので今後の強化次第では可能性を感じる。
デッキが値段が安くてそこそこ遊べる性能なので、とりあえず新弾で何か組みたい人には一番おすすめ。

ムシキング
クレストによるデッキ圧縮と序盤から単騎23kになる《カブトムシ》が強力なデッキ。
構築を寄せる必要があるがデッキ圧縮から《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》を絡めたVスタで合計5枚ドライブをする動きはなかなかに強力で上のデッキにも理不尽に勝ちに行けるためムシキングが好きなら使ってもいい性能はしている。

【F】

このレベルのデッキの話を環境基準でしても仕方がないため新弾のみ記述。

テグリア
動き出しが非常に遅い割に5ターンキルができないことがあるの欠点を抱えたデッキ。
やってることは劣化【メサイア】で先攻を取れないとサンドバックにされるだけだが、先攻なら沢山ドローできるので噛み合うとたまに強い。

ヴァミ
悪くはない性能だが同じく除去を活用する【ガーンデーヴァ】と比較すると性能はかなり控えめで、環境に存在するデッキはどれも【ガーンデーヴァ】と戦うことを想定して構築されているため、このカードの除去で何とかなることは残念ながら少ない。
4点ノーガードを言わせることを目標に立ち回るとバーン効果を警戒して相手の手札が多くても勝ちにくチャンスは生まれるので序盤からそういった立ち回りに寄せるしかないのが実情。

■最後に

新弾解説や環境デッキの徹底解説などいろいろ書いてるので気になったデッキがあれば参考にしていただけると幸いです。
この環境はWGPにでないので、もし出場されるかたで質問があればDMもらえたら大会向けの内容も返答できます。


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