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ウズメディア番外編 【JAPAN CUP TOP8持ち込み解説と環境の変化】

自分の試合を楽しんで見てもらうために対戦前に書きました。
結果は勝ちの場面でマナを数え間違えてトナメ一回戦負けでしたが、優勝者と同じ構成を使えていたので環境考察は正しかったと思います。
これを読みながら大会を見ると面白いかも?

環境の変化

大会当日にナーフが発表されました。
デッキ登録まで14時間しかなかったため要点を絞って考えることで時間を短縮しつつ、環境への理解度を深めました。

・ドルイド
【ガフ】がナーフされました。
【ガフ】を引けば安全に勝てる相手に対して引き込むのが遅れると押し負けてしまうことが増えました。
実質的な使用可能マナが減ったことでヒロパをドローとして使えるタイミングが遅くなり、ゲーム全体を通してみると大分弱くなった印象です。

また、【ダマラセヒトデ】もナーフされたことで、不利な相手にナーフされた2枚のうちどちらかを引いて勝つということが難しくなり不利な対面にはとことん不利に。

有利な相手は大体ナーフされたのでデッキパワー自体は高いですが、立ち位置は微妙です。

・メイジ
【ドーングラスプ】と【夜隠の内殿】がナーフされました。
今まではヒロパだけで勝てていた相手にも過度にゲームが伸びるため追加の打点を用意する必要がありますが【ケルスザード】が間接的にナーフ、【ケルサス】もナーフで【ブラン】とのコンボが不可能になりました。

メイジ自体はまだ十分強力ですがコントロール型は相手の息切れを狙えないと勝ち切るのが難しくなったため、BIG要素を取り入れることで呪文の復唱メインで使用するか、30枚でテンポに寄せて【氷の接触】でのバーストをメインに変更する必要があります。

・ローグ
【エドウィン】が4マナに戻りました。
元々4マナだった時と比較すると天敵の【降雪の守護者】がいないので今の方が立ち位置がいいです。
ドルイドに対しても【ガフ】が弱体化したことにより伸びても安定して立ち回れます。

相対的に環境での立ち位置が良くなりました。

・ハンター
元々立ち位置が悪かった上にクエストがナーフされたので使う理由がなくなりました。

・中立
【ナーガ校の先生】が大幅に強化されました。
ヘルス3は【ケルサス】【クマノミ】など3マナのミニオンとトレードされてしまいます。
また、1-1トレードされる同じ4コス帯でも【シオター】【種まき男】と比較すると効果が控えめです。

ヘルス4になったことにより3マナミニオンや環境の4コスミニオン一枚での処理が難しくなり、ボードに貢献しながら小回りを効かせられます。

そこそこのスペルを発見できるなら4ターン目は雑にプレイするだけでも100点なので、採用できるなら積極的に採用するべきカードになりました。
また、相手のナーガ校の先生に一方的にアドバンテージを稼がれないようにするには自分もプレイして1-1トレードを狙うのが手っ取り早いです。

【ケルサス】【ヒトデ】は他のナーフに比べると大した影響はありません。
これらを特に悪用していたドルイドメイジに追い討ちがかかりました。

・その他
メイジドルイドのナーフによりクエストプリーストの強化。
遺物デモハン、シャーマン、ナーガプリは無理なく【ナーガ校の先生】を使用できるため強化。

特にナーガプリは【ダマラセヒトデ】ナーフの影響や環境がボードに寄ったことで大幅に強化された印象。

また、環境の変化により再び【オオカニ】がテンポプレイで非常に強力な入れ得カードとなった。


まとめ

長期戦で過剰なバリューが出なくなり、ボードを沈黙や凍結で咎められることが減ったので中盤に出力が出るデッキの評価が上がりました。
4マナ帯に強力なミニオンが増えたこともあり環境がボードに寄ることが予想されます。


構成

以上の考察を踏まえて強いと思った3ヒーローを並べました。
bo3なのでアグロを意識しています。
banはランプドル>ミラクルローグ>ミラクルプリーストです。

・XLシャーマン

meatiのリスト。
【降雪の守護者】【デナスリアス】を使っていた時代とは違い、テンポ重視にすることで環境に適応しました。
コントロールというよりはミッドレンジで、序盤からマナを最大限活用して攻めていきます。

【ナーガ校の先生】は【ボルナー】【ブラン】とのコンボも狙える。

アグロは勿論、クエストプリーストにもかなり勝ちやすいので立ち位置も良好。
また、大会では【ノール】を早期に進化される上振れも嬉しい。

反省点は【血の渇き】を採用しなかったこと。
ボードに寄っている環境で毎ターン更地を取られることは少ないので1枚採用するだけで勝ち筋が広がる。

・遺物デーモンハンター
fenoのリスト。
基本的には遺物ギミックで過剰なバリューを狙わずにテンポ重視でプレイして積極的に攻めていく。

デッキの枠が埋まらずに弱い発見カードを入れるしかなかったが【ナーガ校の先生】のバフされたことで安定性が増してマリガンの難易度も下がった。
また、環境がボードに寄ったため【スコーピッド】も強力。

本来弱かったカードが強化されたことで30枚全て強くなったので、ミラクルローグやミラクルプリのようなデッキ以外には無難に戦える。
クエストプリースト、ナーガプリーストにも強いため大会なら使わない理由がない。

・クエストプリースト
プリーストミラーで強力で、並みのデッキなら受け切れる。
ナーフ前のメイジをそのまま持ち込んだプレイヤーに勝ちやすいのもあり、メタが進んでいない読みで採用した。
ナーフ1週間後に大会が開かれていたら多分持ち込んでない。

【ナーガ校の先生】を損せずに処理するのが難しいため自分も採用することでミッドレンジへの耐性を上げつつ序盤のクエスト進行も安定させた。
単純にそれだけではなく、このデッキだと3ターン目に発動しても腐りがちな【断罪の大聖堂】との相性も良いため今後は4マナ枠で採用される確率が高いと思う。
3→4とクエストカウントを進めながらテンポプレイするだけで6.5スタッツが生まれるだけでなく、1コストのトークンで中盤に当て先を確保しつつ1コス3.2+呪文を発動が狙えるため非常にマナレシオが高い。
これはナーガプリーストも同様のことが言える。


このデッキもデモハン同様に【スコーピッド】が間接的に強化されたのも嬉しい。

最もbanされたデッキで練度や環境理解度による構築で差がつくことが多かったので持ち込んで正解でした。

反省点は【オオカニ】を採用しなかったこと。
折角【ナーガ校の先生】を採用したならもっとミッドレンジを意識するべきだった。

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