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嶋佐のお気に入りの漫画。

12月30日(土)に放送された『勝手に!漫画アワードNEO』に出演したニューヨーク。嶋佐もお気に入りの3つの漫画を紹介し、その漫画独自のテーマやおすすめシーンなどの魅力を伝えてくれている。まとまった時間があるお正月だけれど、文芸や専門書を読むには腰が重い人も多いだろう。そんなときは嶋佐おすすめの漫画をチェックしてみるのがいい。嶋佐の考え方やボケを理解する助けにもなるかもしれない。

【心に刺さりまくったセリフアワード】
いつまちゃん『来世ではちゃんとします』

「人生に意味なんてないのよ。ただ食べて寝て、必要なら働いて死ぬだけ。人もその辺のハエやウイルスと変わらないわ」

いつまちゃん『来世ではちゃんとします』

嶋佐「風俗嬢の心ちゃんは何もしたくないの。ずーっと寝てたいの。これは同僚の子に言うセリフなんです。何を俺は小さなことで悩んでるんだ。どうでもいいじゃん。すーっと心が晴れて、なんでもいいんだ、人生なんてと思った」
屋敷「お前、すごい人生に悩んでたみたいに言ってるけど、これを読むだいぶ前からこのスタイルで生きてたと思うけどな笑」


【最近ハマった誰かに言いたい最新の漫画アワード】
鍋倉夫『路傍のフジイ』

嶋佐「フジイっていう主人公のやつが、学校のクラスや職場、バイト先とかに必ずいるプライベートがまったく見えない、誰ともつるまない、ちょっと暗めの何を考えているかわからないやつなんですよ」
野田「仕事終わったら何してんだろ?ってやつ」
嶋佐「そう。漫画の主人公像としては、サブキャラみたいなやつが主人公なのが面白い。たまたまフジイを見かけた同僚が尾行していたら見つかって、フジイの家に招かれることになるんですけど、フジイが作った陶芸や絵画、ギターとか、趣味がいっぱいあることが明らかになるんですよ。その全部が下手くそなんですけど、フジイは趣味がたくさんあって、時間が足りないって話すんですよね。そしたら、いろいろ悩んでいた同僚がつーっと涙を流すんですよ。『この人がつまらない人間に見えたのは、俺自身がつまらない人間だからだ』って同僚が思うんですよ。これ名シーン」


【世界観がスゴすぎる漫画アワード】
鬼頭莫宏『ぼくらの』

嶋佐「世界観というか設定が酷い。あるとき自然学習みたいなのに行くんですけど、洞窟のなかにパソコンをカタカタやってる博士みたいな人がいて、『あるゲームをしないか?』と」
屋敷「そうやった笑」
嶋佐「『俺と契約しないか?』と言われて、中学生15人くらいが契約をしちゃうんですよ。そしたら、巨大ロボットが地球に降り立って、そのパイロットにさせられるんですよ。そして、地球外生命体と戦うんですけど、倒さないと地球が滅亡してしまう。でも、そのロボットというのが少年少女の生命で動いてるんですよ。だから、勝っても負けても戦うことで生命を失っていくんですよ」

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