やったもん勝ちだから、芸術なんて。
エッセイ本を書きたいと思わないし、自己啓発本やビジネス本も書くことはできないと話す嶋佐が狙うのは、メッセージ性がありそうな現代アート。大金持ちの夢を諦めていない嶋佐の試行錯誤は、まだまだ続くようだ。
嶋佐「絵は芸人さんも結構やってるから、訳のわからないオブジェみたいなのがいいかも」
屋敷「俺らの同期の鬼才、ギチの青柳くんは石に色塗って売ろうとしてたよな笑笑笑。結構売れてたんじゃないかな？面白いよな笑」
嶋佐「ニュアンス的にはそれに近い」
奥田「鉄の棒を溶接して……」
嶋佐「……みたいなニュアンス」
屋敷「でも、それも大喜利やで。それこそ、ぼく脳、森ちゃんみたいな。おもしろアート」
嶋佐「あれはあれでしっかり頭つかってんのよ。お笑いとして成立させてるというか」
屋敷「大喜利脳やよね。それでもないやつ？」
嶋佐「なんかもう、ここの壁を剥がして、丸めて、卵の殻を……」
屋敷「うん笑」
嶋佐「それで……これです！みたいな」
屋敷「笑笑笑」
嶋佐「これで100万円」
屋敷「これさ、芸能人の会話とは思えんよな笑。この25分くらい笑」
［・・・］
嶋佐「スマホのバッテリーをトンカチでバーンって割ります」
屋敷「なになにまだアイデア出そうとしてんの？笑」
嶋佐「そこに醤油を……」
屋敷「どれくらい？」
嶋佐「5秒くらい、つーって」
屋敷「おっ、結構垂らすね笑」
嶋佐「で、その外に金粉をパサっと。外にね」
屋敷「外に！笑。フランス料理みたいに？笑」
嶋佐「それは机の上でやってるんだけど、作品の周りをノコギリで切って。それで、はい、これ500万円」
屋敷「笑笑笑」
嶋佐「みたいなね笑」
屋敷「どんどん出るやん笑」
嶋佐「さっき見たんだよな、SNSで。とんでもなくデカい筒状の泥を回転させてパフォーマンスするんだよね。それが12億みたいな」
屋敷「えー」
嶋佐「そういうことなのよ。そういうことかもしれない。パフォーマンス込み」
［・・・］
嶋佐「そういうのを買いたい！っていうお金持ちがいるのよ、世界には。こんなのいいやん。やったもん勝ちだから、芸術なんて」
【第268回】ニューヨークのニューラジオ 2024.6.9
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