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モテない男がバンドから脱退させられるエチュード。

毎週土曜日深夜に放送されているTBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_Season3』。昨年10月からは、ファイナリスト4名がさらなる成長をめざす「ワタジョ‼︎演技塾」がスタートしている。鴻上尚史、三池崇史、福澤克雄(『VIVANT』監督)、ヨーロッパ企画の上田誠など、豪華な講師陣が講義・指導してくれるスペシャルな企画だ。

そんななか、2日(土)放送回の講師は、恋愛・群像劇の名手、今泉力哉監督。今泉が書いた台本に、自分たちで「時間」と「場所」を設定して、演技をするレッスンに挑戦。嶋佐は、坂本彩、和多田萌衣とともに、「バンド練習終わりの夕方」「スタジオ」と設定し、バンドのギターである京介と付き合っているユキ(和多田萌衣)が、カフェ店員の池田を好きになってしまったことを発端に生じる軋轢を描いてゆく。

台本は、X(旧Twitter)にて公開中。

台本から先はエチュードとなり、今泉監督の即興演出やそれぞれの演技によって物語が変化していくことに。ユキと京介が付き合っていたけれど、実は朝子(坂本彩)と京介が浮気していたことが発覚。また、先日、正雄(嶋佐)は朝子に告白していたのだけど、この話の流れで断られてしまう。正雄は、バンドの蚊帳の外に放り出されてしまうのだった。

正雄「てかさ、この間の俺の告白の返事まちなんだけど……」
朝子「……ごめんなさい」
正雄「ふざけんなよっ!!!」
朝子「もうバンド終わる?」
正雄「叩けねえよ、こんな状況じゃ」
ユキ「別に、正雄はバンド抜けていいよ。他にドラムいるし」
屋敷「笑笑笑笑笑」
正雄「ふっざけんなよ!!!!!」
ユキ「以前から思ってたけどさ、正雄のドラムって下手なんだよね」
屋敷「フラれた上に、バンドも失いそうになってる!」
ユキ「池田さんのドラムめっちゃいいって知ってた?」
正雄「じゃあ、俺が喫茶店の店員になれってか?」
屋敷「笑笑笑」

現実世界でモテないイジリをされてしまう嶋佐が、フィクションのなかでもモテない男を演じさせられることになってしまった。嶋佐がモテる世界はきっとどこかに存在しているはず。SHIMASA Magazineは、そんな世界を見つけるためにも嶋佐の活動を追いかけていきたい。

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