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投げKISSをあげるよ。

嶋佐が間違えて買ったホットコーヒー

「Uberでアイスコーヒーと間違えてホットコーヒー頼んじゃったんだけどジョッキに氷入れてそれに流したらアイスコーヒーになったし量も多い気がするから問題ないよ。風呂入りながら飲んでるんだけどそれも問題ないよ」

嶋佐 和也 KAZUYA SHIMASA公式X(旧Twitter)より(2024.06.29) 

嶋佐のポストを読んでいたら、andymori『投げKISSをあげるよ』が脳内再生された。『投げKISSをあげるよ』は、andymoriの3枚目のアルバム『革命』に収録されている最後の楽曲。andymoriとは、ボーカル・ギター担当の小山田壮平、ベース担当の藤原博、ドラムス担当の後藤大樹によって結成されたバンドで、名前の由来はアンディ・ウォーホルとメメント・モリからきている。

大丈夫ですよ 心配ないですよ
コーラを買ってきました
いつもの自販機で
大丈夫ですよ 問題ないですよ
空が高くてどこかに行けそうだ
なんにも考えなくていいよ
投げKISSをあげるよ
銀河の果てでさまよう君に
投げKISSをあげるんだ

andymori『投げKISSをあげるよ』

「memento mori(メメント・モリ」は、「死を想え(自分が死ぬことを忘れるな)」という意味を持つラテン語。ひとは死という運命からは逃れられない。だからこそ、今を大切に生きていかなければならないと示唆しているのだ。「大丈夫ですよ 心配ないですよ」と歌う小山田壮平のやさしい囁きは、物質的には満たされているけれど、一方でストレスフルな日々を過ごす現代の私たちの心に寄り添ってくれる。

嶋佐も、「アイスコーヒーと間違えてホットコーヒー頼んじゃったんだけどジョッキに氷入れてそれに流したらアイスコーヒーになったし量も多い気がするから問題ないよ。風呂入りながら飲んでるんだけどそれも問題ないよ」と歌うことで、日々を豊かに過ごそうとしている。そう、いろんなことがあるけれど、最終的にはすべてが大丈夫になること、そして、多くの心配ごとが基本的には何も問題ではないことを嶋佐は教えてくれる。

ニューヨークの2人がニューラジオでたびたび言及しているように、時間の流れの感じ方は歳をとるにつれてどんどん早くなっていく。2024年もあっという間に7月になった。忙しなく過ぎていく日常に疲弊している現代人に向けて、嶋佐は投げKISSしているのだ。「なんにも考えなくていいよ 投げKISSをあげるよ」と。

andymori「投げKISSをあげるよ」〜SWEET LOVE SHOWER 2012〜



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何も考えてない嶋佐。|SHIMASA Magazine

【LOOK BACK】何も考えてない嶋佐。|SHIMASA Magazine

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