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俺、シャバくないから。

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8月28日(水)、『あちこちオードリー』に約1年半ぶりに出演したニューヨーク。嶋佐は、最近よく使用しているワード「シャバい」を駆使しながら、芸能界でめちゃくちゃ人気がある人たちの共通点を説明する。

嶋佐「結局、めちゃくちゃ人気が出る人たちって、ちょっとシャバいっていうか……」
若林「あ〜〜……(わかる)」
嶋佐「だから、僕らは普通だからこそ、天才とかじゃないからこそ、シャバいことだけはしないでおこうぜっていう気持ちはあります。そこだけはカッコつけたい」
若林「なるほど、なるほど」
嶋佐「スゴい人ほど、ちょいちょいシャバいことをしちゃうんですよね」
若林「笑笑笑」
嶋佐「なんでなんだろうと思って、ちょっとガッカリもしてたんですけど……今はもう何も思わないです」
春日「笑笑笑」
嶋佐「スゴい不思議なんです。俺がその人だったら、シャバいことすんのかな?と思ったりもする。でも、そんな俺の気持ち、誰も汲み取ってくれないんですけどね。DVDも売れないし……」
屋敷「ちょっと待って!こいつ売れてないんですか?笑。とんでもなく売れてない奴がずっと喋ってる感じなんですけど!笑」
若林「売れてる、売れてるよ!笑」
嶋佐「いや、だから怒ってはないですよ。今話していても怒りの感情はないですからね。一切ムカついてない。事実を話しているだけ。なんかシャバいなって」

[・・・]

嶋佐「岡田紗佳さんとか、ニューヨークのことあんまり好きじゃないと思う。そういうのもわかる。それは俺がシャバくないから」
岡田「えー…っと、興味がない」
嶋佐「それは俺がシャバくないから」
岡田「好きも嫌いもないです」
嶋佐「あー、そうね、それは俺がシャバくないから」

そもそも「シャバい」とはなんなのだろうか。weblio辞書には、「ひ弱、根性なし、冴えないといった様子を表現する俗な言い方。とりわけ、普段はいきがっているのに、窮地に立たされると途端に弱腰になる様子を指すことが多い」とあるのだけど、嶋佐が言いたいのはそういうことではないだろう。
嶋佐が示唆するのは、その行動に意思があるのかどうか、ということなのだと思う。ヒントになるのは、屋敷がヘビーリスナーである『みなみかわと大島育宙の炎上喫煙所』(2023年8月21日)。最速で登録者数1,000万人に到達したYouTuberに関するトークだ。

大島「AIやアルゴリズムによって算出された結果みたいなものが出てしまっている。世の中の実態のない指標だけを目指して頑張ろうとすると、人ってつまらなくなるんだ」
みなみかわ「あなたの情熱は何?衝動は何なの?ってね」
大島「本当にやりたかったことなのかな?」

「俺はシャバくない」と嶋佐が言うのは、その行動のすべてに意思が伴っているからだ。人気が出そうだという理由だけでやったり、アルゴリズムに従ったりするのではなく、自らの信念に基づいている。「チュロス屋さん」をオープンするのがシャバくないのは、嶋佐が本当にやりたいことだからなんだ。

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