【Spin職人への道】poker memo #2 ~BTN のPreflop~

前回の続き。早速だが、RangeConverterでBTNのOpenRangeを紹介しつつ、簡単ではあるが解釈を深めたい。PokerStarsとKKPokerでは25bbスタートであるため、以降、まずは25bbの初期スタックのときを想定する。

BTNのOpen rangeはこちら。

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Open率は2bbで38.21%。100bb cashだとA4oはOpenでもいいと思うのだが、ここではfoldらしい。そして、ポケットは22はfoldで33は混合でfoldも存在するが、33からOpenと考えていいの良いだろう。Axs, Kxsは基本的に全参加、Q, J, Tハイでスーツの場合のキッカーはそれぞれ4, 5, 6から参加。9~6ハイは2gapper suit, スーコネの下限は54s。オフスートの場合はA以外はキッカーは9までと覚えておけばよい。基本的には100bb cashのOpen Rangeと大きく変わらない印象だ。もちろん、暗記してそのまま使うというよりはアジャストして、タイトプレイヤー相手には広く参加しstealを狙い、ルースアグレを含むルースプレイヤー相手にはアグレッションやルースコールに耐える強いハンドで参加したいので少し狭くして参加して良いだろう。

次に、BTNでOpenし、Sbから5.5bbの3betが飛んできた場合のレンジがこちら↓

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3betが飛んできてコールする時点でPOTには12bbあり、全弾コミットする可能性があるため、AA、KKは高みの見物でコール止めすることはリーズナブルである。個人的にはCashでもMTTにおいてもQQはIPでコール止めを好むのだが、ここでは100%4betらしい。これは、SbのAxs、KJxなどの3betをfoldさせたり、ミドルポケットにコミットさせるというということだろうが、基本的にはQQはIPで十分に勝率を保ったまま戦えて相手のブラフインディースも誘えるし、アグレッシブなプレイが多いSPINにおいてはcallも混合して良いように思う。おそらく私はかなりの割合をcall止めすると思う。逆に、flopで60%近くハイカードが出るJJなんかで私は100%近く4betに回しそうだが、solutionでは約半分の混合だ。このあたりでどのレンジを4betにまわしてcall止めするかについては、ある程度solutionを勉強しているpoker playerには持論があると思し、Piosolver、Poker Snowie,MonkerSolverなどのSolutionによっても多少差があるところなので、あくまで参考とし、なぜ自分がその選択をするのか考えてCreativeにプレイして良いと思う。私見としては十分にエクイティがありPostのPlayabilityが高いハンドではcall止めし、戦いづらいミドルポケットやAQ~Toなんかは迷わず4betに回したり、3bet率が高い相手にはA4oなんかも4betに回しても良いかもしれないとも思う。

次に、BTNでOpenし、Sbがfold、BBが6.5bbオープンしてきた時のレンジが以下の通りである。

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基本的にHUが確定しているBBが3betするRangeは非常に強いので、Sbから3betに対して20.46%がAllinするのに対して、16.13%まで下がることは理解に難くない。25bbしかなく、callするとコミットしてしまい100bbのようにリバーまで十分に戦えないことが多いので、ミドルの2gapper suitのような投機ハンドはfoldでいいだろう。AハイはA9oまで戦いづらいのでfoldで問題ないように思う。一方、SPINにはよくわからないハンドで初手All inしてくるようなプレイヤーも多々いるため、そういうPlayerかはよく見極めて、3betには対応したほうが良いように思う。いずれにしても、そんなプレイヤーは普通にやっていれば長期的に圧勝できるので、あえてフリップせずにfoldする選択肢もあるだろう。そのへんのアジャストは人それぞれだろうと思うが、上記のレンジはその基準として記憶しておくと良いだろう。

以上、25bb SPINにおけるBTNのPreflopについて記述した。次回は25bb SPINにおけるSbでの対応について述べていきたい。

以上

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