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鋼の錬金術師を読んで〜人生の教科書〜

人生を変えた漫画というのは人にはあると思う。
私にはいくつかあるが、そのうちの一つが鋼の錬金術師である。
アニメ化もされ、名前を聞いたことがある人は多いだろう。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい。
今回は鋼の錬金術師の魅力を3つ紹介しようと思う。

構成の良さ

まず1つ目は構成がしっかりと練られており1話から最終話まで全く無駄がないというところだ。
コミックが27冊で完結しているというところからも構成がしっかりと寝られていることが分かるだろう。
引き延ばしや話と何も関係のないギャグ回が無く、全て繋がっている。(決して他の漫画のギャグ回が要らないというわけではない。)
構成がしっかりしているからこそ、何度も読み返すたびに新たな複線の発見や、登場人物のキャラが引き立つ。

キャラの良さ

2つ目はキャラ全員を好きになれるというところである。
敵で出てきたときはすごく嫌なキャラだと思っていても最後の1つの行動で実はいい人だったんだと思えたり、お互いが自分の持っている信念を貫くからこそ起こる闘争もどちらも応援したくなることもある。
読んだ人ならキンブリー・スカー・キングブラッドレイはそれに当てはまることに共感してくれるはずだ。
キンブリーの「あなた、美しくない。」にグッときたのは私だけではないだろう。

メッセージ性の良さ

3つ目は命の大切さについて書かれていることだ。
禁忌とされてきた人体錬成をしてしまったところから物語は始まる。
人体錬成によって命を軽々しく扱ってしまったとも入れるその行為は私たちに命の大切さを教えてくれる。
錬金術によってキメラとされてしまった者、人体錬成を犯してしまった者、錬金術を使って自分の野望を成し遂げようとする者、そして錬金術ではなく医療を使って人を助けようとする者。
破壊する者と修復する者が存在しているのだ。
その者たちを通して命はどう扱うべきか、自分の命とどう向き合っていくべきかを教えてくれる。

最後に

以上が鋼の錬金術師の魅力である。
と言ってもまだまだ語りきれないほどに魅力がある。
私が今まで読んで一番泣いたのがこの鋼の錬金術師である。
「やらない善よりやる偽善。」
「立って歩け、前へ進め あんたには立派な足がついているじゃないか。」
「不自由であることと不幸であることはイコールじゃない。」
「立てよド三流 俺たちとお前の格の違いってやつを見せてやる!」

ぜひ読んで見てください。

読んでいただきありがとうございました!



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