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シティ準優勝 ミュウツーV-UNION 備忘録

80人規模 シティリーグにてミュウツーV-UNIONを使用し、準優勝をすることが出来ました。アウトプットの為に備忘録としてnoteに残します。

・2023/5/21(日)開催 シティリーグ s4
・会場 TCバトロコ新津田沼駅前店
・80人規模 56名参加(内1名、2回戦終了後ドロップ)

予選 上位8位までが決勝トーナメントへ

・対戦表
(予選)
ロスギラ 後 負
アルセギラ 後 勝
ヒスイゾロアーク 後 勝
白ルギア 先 勝
アルセギラ 後 勝
(トナメ)
ロスギラ 先 勝
一撃ルギア 先 勝
アルギラ 後 負

デッキリスト

XR2SMp-JH7cxd-MyRXy2

CL新潟で活躍していた他人のデッキリストの60枚完コピです。
当デッキはデッキの作成者が有料noteを執筆しています。よって、当noteではデッキを握ったことに関する感想や、有料noteで言及していない事柄について述べます。

(以下常体)

デッキの選択理由

前提として
・CL新潟、宮城は落選し、自主大会等にも参加をしていなかったため、最近は競技から意識が離れていた。
・カード資産的観点から、ミュウVmax、チャンフェスサーナイト以外のデッキは一通り組める状態であった。

ミュウツーV-UNION(以下ミュウツー)を握った経緯
・CL後に結果を残したレシピを漁っていたところ、面白そうなレシピを発見。早速組んで回してみる。

再喝

デッキレシピを見て、違和感の塊でしかなかった。
・サーナイトexが1枚採用でありながら、マナフィが2枚採用
・一見、枠がキツそうであるが闘エルレイド、レントラーまで採用されている
・従来のミュウツー型サーナイトでは飴の採用が見られなかったが、飴を採用し、釣竿が3枚も採用されている
・上記の採用はvipパス4枚目よりも必要なものなのか
・サーナイトデッキで雪道の採用
・サーナイトデッキで超エネ6枚採用

しかし、実際に回してみることでこれらの疑問は全て解決された。

サーナイトexが1枚採用でありながら、マナフィが2枚採用
→サーナイトは終盤までに確保しておけば良いが、マナフィはパオジアン、ロスト対面においては1ターン目、もしくは先行2ターン目までに置く必要がありシャクヤを打つ暇がない。
(サーナイトexに関しては序盤にリファインやハイボのコストになることもあるため、あまり序盤からは重要では無い。)

一見、枠がキツそうであるが闘エルレイド、レントラーまで採用されている
→このデッキのパワーの20%くらいはこのカード達で構成されていることに気がついた。
闘エルレイドはアルセウス、ミライドン、ヒスイゾロアーク、ミュウ、ルギアのカビゴン等に圧倒的な強さを発揮した。このカードを使い回すことが出来ればほぼ勝ちに繋がると言っても過言ではない。リバーサルエネに頼らなくても手張り、アルカナシャイン、サイコエンブレイズでも起動するため、レントラーと違いサイドを先行しながら使い回して勝ちに繋げられた。
またアローラロコンの回答にもなり、スノーミラージュを耐えることが出来る。
レントラーは飛ピカチュウやルギアに対して無類の強さを誇り、サーナイトラインを残しながら圧力をかけられた。特定の対面やポケモンに対してのアタッカーではなく汎用性がある点が良い。HPの高いポケモンで構成され、ヒエクアタッカーが多いルギアに関してはレントラーがいないとかなりキツいマッチとなるだろう。また超エルレイドと同様にイキリンコも倒すことが出来る点が良かった。

従来のミュウツー型サーナイトでは飴の採用が見られなかったが、飴を採用し、釣竿が3枚も採用されている
→飴が山に残っていることで終盤の盤面づくりの要求が減った。具体的には、ベンチにキルリアが2匹居なければボスで狩られることで次のターンにサーナイトexが立たなくなってしまうが、ベンチにキルリア+ラルトスを置いておくだけでサーナイトexに進化することが出来た。
終盤までキルリアをベンチに複数匹残しておけば良い話ではあるが、以下の場合にキルリアを進化させる場面があった。よって、あまり序盤から使うべきカードではないと感じた。逆に純サーナイトよりは後半の飴のバリューがかなり高い。

・このターンにボスを打ってサイドを間に合わせたい→超エルレイドに進化してボスをサーチ
・要求札が足りない→アルカナシャインを使用する為にサーナイトを進化
・ロスト相手に盤面を強くしたい→キルリアを進化(ロストマイン80+40を2回キルリアに打たれることで2ターンでキルリアが3匹気絶する)
・アタッカー確保の為に進化する(サイド落ちや釣竿がタイミングよく引けない等の観点よりベンチに十分なキルリアが居ないことがある)

釣竿3枚も回せば納得。ほぼ毎回3回使用した。釣竿の用途はかなり多かった。

・序盤にトラッシュしたカードの蘇生
・アタッカーやマナフィの使い回し
・キルリアの維持
・山を掘りすぎることによるLO回避
・山を無くしてからのアルカナシャインによるエネ加速(思いついたものの実行できたことはなかった)
・どうしても引きが悪い時に隠し札できるエネを山に戻す

上記の採用はvipパス4枚目よりも必要なものなのか
→このデッキを回してて感じたことの一つは捲り性能が高すぎて序盤の展開をある程度悠長にやれることであった。よってミュウツー不採用の純サーナイトと比べミラージュステップを打ちやすく、パスがなくても展開できるからでは無いだろうか。
しかし、ボウルタウンやレベルボールでゲッコウガがサーチできず、ミラージュステップを使わずにラルトスを展開する場合も多くあり、ミラージュステップがそもそもサイド落ちの場合や、リファインがサイドが手札にある場合にミラージュステップのバリューを強く生かせないため、やはりパスの4枚目は必要だと感じた。
(リファインで切る札もあまりない)

サーナイトデッキで雪道の採用
→シンプルにサーナイトexを終盤まで使わないデッキであるため、雪道が邪魔にならないことに気がついた。終盤の雪道+ナンジャモ+サイコプロージョンだけではなく、初手の雑置きによってアルセウスの要求を上げられる。対面によってはサイド落ちを確認したい。

サーナイトデッキで超エネ6枚採用
殆どミラージュステップとミュウツーの攻撃でしか基本超エネルギーを使わなかった。(稀に闘エルレイドも) よって、最序盤に1枚と後半に4枚トラッシュにあれば十分であったため、この枚数は最適に感じた。5枚にしても足りそうであるが、ミラージュステップの成功率や隠し札の回数が減る以外にも終盤の逃げエネ確保が大変になるなど問題がいくらか発生する。枠を空けたくなったらここを検証してみるのも良いと思った。

結論、このデッキの違和感が無くなるどころか60枚全てに強い採用意図を感じ、同時にこのデッキにはかなりのパワーが秘めていることを感じた。それにより、このデッキをシティリーグ使用デッキの候補に入れた。

他の候補デッキについて

ロストカイリューカイオーガ
アルセウスヌメルゴン

・ロストカイリューカイオーガ
手帳が絶対に欲しい、レントラーの使用感がまだしっくり来ない、シューズよりもポケギアを採用してナンジャモ後に山を混ぜるべきではないか、等まだまだ全然デッキを詰められていない。
デッキパワーはかなり感じたが、ナンジャモやジャッジマンを連打されるとしんどい。上手なプレイヤーには対策されて勝てないだろうと判断して最初にボツになった。

・アルセウスヌメルゴン
雪道ジャッジマン自体にパワーを感じ、そこに厚くした。ボス4枚の使い勝手がよく、強い動きを押し付けやすい。一方、勝ちまでのルートが他のデッキと比べて少なく不安というか、モヤモヤ感が消えずに断念。ミュウツーを知らなかったらこっちを握る可能性が高かった。

ミュウツーにデッキを絞った辺りで、例の有料noteが公開されました。あー、なるほどね。

デッキについて

サーナイトよりもどちらかと言うとロストバレットに近いものを感じた。リバーサルエネルギーをミラージュゲートのように捉えるとわかりやすい。中打点のポケモンで相手を削ったり、弱点をついてサイドの有利交換をし、終盤にはロストマインのようにミュウツーでダメカンをばらまいたり、ファイナルバーン300点でゲームを決める。ヒエクデッキと捉えていいと思う。

全対面意識したこと
・序盤は時間をかけてでもいいから盤面を作る。
→サイド差が6-3になってもそこから2-2-2を狙えるため問題ない。

・キルリアはラルトスの上に乗っているものに狙われそうな役割を与え、ミラージュステップで呼んだキルリアには無視させる。
→ラルトスがトラッシュに行くため、キルリアを再展開しやすくなる。

・サイド落ち確認はポケモンとシャクヤ(対面によっては雪道)を確認する。
→ポケモンのサイド落ち確認は裏工作インテレオンと同じように確認した。

1周目でミュウツー、キルリア、ラルトスを確認する。その時、それぞれの枚数を○ー○ー○と数える。例えば、3-4-3と数えたらミュウツーとラルトスが居ないことになる。
2週目にその他ポケモンを数える。脳のリソースを確保しやすいように、必要ない対面ではマナフィや闘エルレイド、雪道のサイド落ちは確認しない。

・シャクヤでサイドのサーナイトexやミュウツーを回収する場合は使用するターンの1ターン以上前に回収する。
→ミュウツーを起動するターンにボスやナンジャモを打ちたい場合があった。

・リバーサルエネルギーはミラージュゲート
→ロストでミラージュゲートを4枚使わない対面では何枚かロストに送るのと同じように、使わない分のリバーサルエネルギーは隠し札やリファインの玉とする。

・序盤から飴は使わない
→上に述べた。

・博士を打つ。
→展開デッキに置いて7枚ドローは偉大。終盤に山の純度を上げたいだけではなく、ミュウツーのパーツを引き込みやすくなる、アルカナシャインの為に山札を少なくできる等、メリットが大きい。手札の飴や釣竿を捨てて博士を打つべきかどうかをちゃんと考えるべき。

・終盤にキルリアを2体以上維持する。
→アルカナシャインやらせんぎり等に進化をしてしまってキルリアが1匹のみ残っている場合は、キルリアが狙われてサーナイトexが立たなくなる。ロストの場合は特に、手札干渉とロストマインを受けてもアルカナシャインでエネ加速できる目処がある場合や、ラルトスがベンチにいて、手札干渉とロストマイン後に飴が引ける場合位しか例外が無い。

各対面で思ったこと

サーナイト
先行なら意外と時間に余裕がある。焦らなくていい。
序盤は相手のクレセリアが重く自分は使えない為に不利に感じるが、リバーサルエネルギーをつけたアタッカーは無傷のためアタッカーを用意する必要がなくなり、ミュウツーのパーツ集めとキルリアの再建をするだけで良く、終盤のミュウツーで簡単に捲れるため終盤になると意外と有利だと感じてしまう。
後攻で尚且つ序盤に出遅れた場合は急いでプレイする必要がある。

ロスト
ロストマインをサイコプロージョンで解らせるマッチ。ミュウツーがロストに対して圧倒的に強いが骨組みがサーナイトの為きついシーンもある。五分と言った感覚。特にギラティナに2面展開されるときつい。そしてギラティナ相手には終盤に雪道を貼れないため、他のロストと比べてワンチャンも作りづらい。しかしながらまだ勝てるマッチではある。ヌメルゴン相手はモイストスターを消費させるプレイを心掛けていたが、雪道で止める練習ももっとするべきだった。時間配分に注意。

アルセウス
無難にエルレイドが強い。2-2-2が取りやすい相手の為、序盤の準備にゆっくりと時間をかけられる。ギラティナ+お祓いグローブだけ気をつけておけば大丈夫。初手の雪道は雑に置いて大丈夫。

ルギア
白の場合、初手の雪道置きは少し考えた方が良い。勿論初手の雪道はかなり強力であるが、終盤のアヤシシやドラピオンを考えるとミュウツーの攻撃回数が限られる。相手はヒエクが多いためサイドを捲りづらい点にも注意が必要であり、どのくらい相手にサイド差で追いつけるマッチになるか初手の段階で考える必要がある。
一撃の場合、雪道は初手に置く。白ルギアと比べてバンギラスなどVポケモンが多く場に出るため、サイド差は追いつきやすい。

パオジアン
マナフィが2枚採用でセグレイブの160ラインが簡単に出るため殆ど苦労がなかった。

ミライドン
エルレイドでサイド6枚取れる。

ヒスイゾロアーク
エルレイド。

デッキの総評

採用された60枚がパズルのようにがっちりとハマって1枚のカードも動かせないような完成されたデッキであった。
デッキパワーがかなり高い。具体的にはダメカンばら撒き、高火力、ヒエク主体、ヒエクが省エネ高打点、ヒエクアタッカーの体力が高い、終盤の雪道ツツジ(ナンジャモ)に強い、雪道ナンジャモを打てる、好きなタイミングで好きなサポートが打てる、シャクヤの採用で勝ちパターンがサイド落ちで破綻しない、綺麗な山を作りやすい、環境相手に様々な弱点をつける、序盤に出遅れても巻き返せる、対応力が高い、序盤の博士でキーパーツをトラッシュしてもリカバリーが効く、、、挙げるとキリがない。
間違いなくJCSでも結果を残すデッキであろう。

以上。

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