いい日だったとは言ったけれど

良い日が、これからも良い日だとは限らない。

今、お腹の中に小さな人がいて、7週目になりました。心拍も確認出来て、流産のリスクも1つ壁を超えた。大事な用事は、この確認でした。

でも、まだまだ安心なんてできない。

私は去年流産を経験した。その時は7週手前になっても心拍確認できず、出血も起こったりで産んであげることはできなかった。言葉じゃ言い表せないくらい辛く、苦しく、悲しい出来事になった。

生まれるまでは、何が起こるかわからない。

息子を妊娠している時も、心配症な私は常にそう思ってなかなか出産準備も始められなかった。でも、無事に生まれて来てくれた。

去年の妊娠がわかったときも、ぬか喜びするなと自分に言い聞かせてきたけれどやっぱり妊娠できたことは嬉しかった。でも、嬉しい時間は一瞬だった。

今回受診した際、心拍見えてるねと先生に言われた時うかつにもボロボロ泣いてしまった。どうした?と聞く先生に、開口一番に、去年のことが不安で怖いです、と私の口から出てきて何より私が一番びっくりした。

自分がそんなに不安になって、先生に泣きついてしまうほど余裕がなかったなんて。

次の受診も良い日になるとは限らない。

不安すぎて、本当は毎日でも通いたいくらいだけど、この不安とはこの子が生まれてきてくれるまでずっと付き合っていかなければならない。

今はただただ、お腹の中の小さい人の生命力を信じ、待つしかできない。


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