あの時はありがとう:お尻押し係のトビー氏
アメリカの大学留学中、私はギリギリのギリギリになるまでやる気がわかない学生だった。
あれから随分経った現在も似たようなものなので時間のプレッシャーに押しつぶされる時に最高の出来の何かが書ける人間なのだ、と諦めている。
何の宿題でも前日、前夜に取り掛かり、徹夜でやり終えるのが常だったが、だいたいはその直前までお酒を飲んだりもしていた。
そんな私には夜更けに宿題をしているかどうかを確認する電話をかけてくる友達がいた。トビーだ。
*以前書いた記事を編集・加筆して再掲載しています