½の自分に

20歳という、節目の歳が終わろうとしているタイミングで10年前のある出来事を思い出しましたので、文で残そうと思います
本当はそんな暇はないのですが・・・

2010年 当時小学5年生
学校の行事として「½成人式」というものがあった
20年までの半分を過ぎた10歳のタイミングに、10年後の自分に向けての言葉をかけるというものでした
クラスの人々も、夢を伝え「あなたは今どうなっていますか?」と問いかけ「私の夢は〜です」と夢を語る場
皆、しっかりと作文用紙に夢を書き堂々と発表しててかっこよかった

僕には、夢がなかった

なりたい姿が想像出来なくて、訳も分からず「料理人」と思ってもないことを言っていた
その後の未来への問いかけ、「10年後はどうなっていますか?」こっちの方が僕としては言いたかったこと
どうなっているか・・・

10年前の「1/2の自分」に書こうと思います


10年前の自分へ

元気かな?
多分、君の頭の中にはゲームの事しかなくて将来の事を聞かれてもピンと来ないと思う・・・
周りが将来について話している時も、凄いつまらないだろうね
おばあちゃんに褒められたから「料理人」って答えたんだったけか・・・?
そのあと、君は料理をすることはほぼ無いよ笑

それで君が気にしてる、10年後だけど楽しくしてるよ
10年後はね

小学校が終わってからは、退屈な時期が続くよ
退屈だけど友達にも恵まれて、楽しく厨二病をこじらせる事になる
それなりに楽しく退屈な3年間を過ごすよ
人との関わりを気にする事が多くなるけど、それはとっても今後に関わる重要な事だからしっかりと経験しておくんだよ

その後は訳も分からず、工業高校に進むことになる
勉強が出来ないから、美術が出来るだけじゃあ美術系に進めなかったんだ
ここからが大変、地獄だよ
詳しくは言ったら君が不安がるから言わないけど、覚悟はしておいてね

人生で1番楽しい時期と聞いていたはずなのに死にたくなるし、人生に絶望することもあるから

でも、君の人生において重要な試練だよ
3年間の精神の鍛錬だと思えばいい
体感的には、3年間の禁固刑に処されたイメージだけどね・・・

そうしたらやっと20歳になれる
楽しく激しい、忙しない大学生活だよ
目まぐるしくて、自分にきづくことができる素晴らしい日々

それが君の10年後です

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