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コロナで美容室は廃れる?いや本質は変わらないでしょ

2020年4/19現在この記事を書いています

いやー、年末から年始にかけて普通に美容室が営業していた頃がもはや懐かしいですね。。


今は誰もが厳しい状況にあり、マイナスな思考になっている頃かと思います

そんな中

今後の美容師、美容室の在り方を悲観している人もいれば

オンライン化すべき、キャッシュポイントを増やすべきのような違った発想を取り入れようとしている方も当然たくさんいます

僕個人はというと

いや、美容師、美容室の本質は今後も変わらないでしょ

て思ってます。

※オンラインや副業を否定している訳では決してありません

そもそも美容師の本質ってなんでしょうか??

僕が考える美容師の本質は…


①五感を研ぎ澄まし、お客様のご要望お悩みをキャッチする(カウンセリング)

②形にする(技術、デザイン、センス)

③お客様の理想の状態を保つには、次回いつ何をしに来ればいいかをお伝えする(クロージング)


上記の3つの項目が美容師、美容室の本質だと常々思っております。

3つの項目を遠隔、オンラインで行う事はやはり難しく(zoomで事前にカウンセリング等はよさそうですね)

そこの価値を高めれば高めるほど、お客様にとってなくてはならない存在となります。

コロナウイルスが今後どのように終息していくのか

はたまた終息せず共存していくのかは僕には全く分かりませんが

歴史上終息にせよ共存にせよ、感染症によって人々が『ずっと』行動を制限され続けた事はありません(あくまで個人の浅い知識なのでもし違っていたらすいません…)

また、2020年4/19  国から緊急事態宣言が出ているこんな状況下でも

店舗に足を運んでくれるお客様がいるという事実

※営業する事、自粛する事の賛否についてはここでは言論しません


これらの要因から

人類が滅亡しない限り『上質な価値のある美容室は廃れない』

と確信しています。

逆に言えば

『お客様にとって価値のない美容室は廃れる』

とも思っています。


では今後美容師には何が求められるのか?


①感染予防リテラシーの向上

②カウンセリング力の向上  (相手の意図を読み取る力)

③クロージング力の向上 (伝える力)


①に関しては、仮にコロナウイルスのワクチンが出来たとして

その効果も期待できるものだとしても、今後しばらくは人々の心に『感染予防』の意識が根付いていく事は間違いありません

その上で、新規のお客様が美容室を選ぶときにまず基準とするのが『感染予防リテラシー』

要は、『この美容室って、感染リスク高そうな印象あるな…(分かってなさそう)』

と思われたらそれだけで集客には結びつかなくなります

まあ集客云々というよりスタッフ、お客様を危険な目に合わせないよう最大限衛生に気をつけるのは当然なんですけどね。。

ただ、そういった事にしっかり配慮してますよ!という発信はとても大切になってくると思います。


ここで気をつけるべき点は

『うちは絶対大丈夫です!』という発信

これはマイナスでしかないので気を付けましょう。(エビデンスがあるなら話は別だけど、リスクをゼロにする事は現時点では出来ないですからね…)

②③のカウンセリング力とクロージング力の向上については

これはコロナ云々は関係ありません。

お客様に満足してもらい『再来』してもらう為には美容師として必須項目

ご自身の技術、デザイン、センスの価値をより実感してもらうためにも『伝える』事を蔑ろにしてはいけません


今後美容室経営はどうしていくべきか?



ここに関してまず大切になるのが

『リスクヘッジ』

僕が考える、美容室の出店における一番のリスクヘッジは…


『坪単価1万以下 平均単価¥10,000越え(カットなし、複合メニューのみ)

15〜20坪 セット面5面 シャンプー台2台』


これくらいの小規模サロンを出店し

人を増員する事もでき、最悪一人でも利益が出せる店づくりを行う事がとても大切です。

『最悪一人になっても美容師としての力さえあれば生きていける』という状況を作る事は実はとてつもなくデカいメリットであると考えています。


大型サロンには大型サロンのメリットもありますが、3.11の計画停電や、今回のコロナに関して言うとマイナスでしかありません。

いい時はいいが、ダメな時はとてつもなくダメになってしまうというのが大型サロンの特徴です。

要は『損益分岐点の低いサロンを出店する』という事です。

これ、普通に考えれば当たり前の事ですが、ほとんどんの美容師さんが出店する際考えていません。

『美容師』として今の売り上げがある程度あるとそこから考えてしまうので、皆さん根拠のない自信があるんですよね

経営者としてはど素人なはずなのに。。

アベレージ100万を上げれるとしても

損益分岐点が80万ならざっくりお給料は20

損益分岐点が40 万ならお給料は60万です。

※あくまで単純計算

仮に自然災害や大恐慌が来たとしても頑張れば40 〜50万くらいなら上げられそうじゃないですか?

とこのように常に最悪の状態を想定し『リスクヘッジ』しながら美容室を出店していく事がとても大切です。

そこからどう展開していくのか?


セット面5面が埋まりスタッフも増員できてお客様のお断りが出るようになれば

①組織のコンセプトを共有している右腕スタッフが育っていれば近隣に新規出店する

②右腕的存在がいないが店のキャパがMAXになったのであれば移転拡張する

ざっくり分けると二通りの選択肢がありますが、

今回のコロナを教訓にすると、同じくらいの小規模サロンを出店した方がいいような気はしますね…

ただ2店舗目を出す際は1店舗を軌道に乗せるのとは異次元の能力が求められるので、それはそれでハードルは高いですが

乗り換えられればそのあとの展開にも繋がります。

話がちょっと逸れてきましたが、何が言いたいかというと

変化に対応できる者が生き残れる

ある程度の大型サロンになってくると、黒か白を求められる状況にぶち当たる事があるのですが、

小規模サロンの集まりの場合柔軟に変化に対応できるので、生き残れる確率はとても高くなります。

変な話ダメな店舗は閉めてしまい、他の店舗で採算をとっていく事も十分可能です。

もちろん展開していく中で大型サロンを出していくのもあり。

まとめ

・美容室はこれからも必要とされる

・感染予防リテラシーは必須項目になっていく

・3.11やコロナを教訓にリスクヘッジをしながら出店していく

・変化に柔軟に対応できる組織が生き残れる

とこんな感じで考えています。


何はともあれまずは現状をしっかり乗り切りたいところですね!




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