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最低時給アップのニュースに思うこと

2023年度の最低賃金が上がることに決まったそうな。
全国平均で時給961円から1,002円になるとか。
実際は各都道府県別で実際の引き上げ額が10月以降に決定するそうですが、私の住む東京は現在1,072円。
私は個人事業主だけれど、在宅でのパート給与もある、
でも、時給ではなく固定なので、賃金アップはないだろうなぁ…。
いや、あるのか???

それよりも、社員の子の給与計算をまたし直さないといけない。
給与計算…一番苦手。
社会保険率があがったり、組合費に変動があったり、コロナで休んだりで、しょっちゅう額が変わる。
今まで給与計算なんてしたことなかったから、税理士さんに聞きながら相変わらずオタオタしながらExcelの計算式をいじっている😢

ここのところの物価高騰…賃金アップは必要なことなのだろうと思う。
必要だとは思うけれど…小さな会社は持ち堪えられるのか???
景気が良くて全体の物価が上がっているのではなく、いろいろな社会情勢
、国際情勢から物価が上がっている。
個人が実感している光熱費や食品、その他もろもろが値上がりされているように、大小関わらず企業にもその影響がある。
小さな企業はその影響がまともにくるだろう。
そこをサポートするために、国はまた助成金や補助金を出してくるのかもしれないれど…それも税金…。
ここを持ち堪えれば経済がしっかり回って景気が良くなるのだろうか。
時給があがることで、社会保険料も税金も上がる。
きっと思っているよりも手取り額は増えない人も多いだろう。
微妙だなぁ…と思う。
人件費を払うことができなければ、雇用の縮小だってあり得る。
雇用の縮小どころか、存続できない会社も出てくるかもしれない。

前職であった介護職…これもよく賃金アップが求められている。
今までいくつか仕事をしてきたけれど、やりがいや必要なスキルに賃金が追いついていないのは現実。
けれど、介護業界って基本は税金と利用者さんの利用料金で成り立っている。同じサービスを受ける利用される利用者さんはいろいろな層がいて、富裕層から生活保護の方まで様々。
現役並みの収入の方は2割から3割だけれど、生活保護を受けずにぎりぎりの生活の中で利用料を払わなければいけない方が一番つらい。
利用料が上がることで施設側の利益が増えるかもしれない。
けれど、それは支払いができなくなり利用中止となることでの減収の可能性との背中合わせだ。

働く側は賃金が上がればもちろんうれしい。
支払う方に余裕があればよいけれど、そうでない場合は賃金が上がることで会社自体がなくなることだってあり得る。
会社だってない袖はふれない。
そして小規模企業の声は表面に出づらい。

最低時給アップのニュースを聞いて、複雑な思いになっている…。





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