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80億の男・井村俊哉氏の手法と 長者番付1位・清原氏の投資手法が似ている


伝説の投資家・清原達郎氏が初めて本を出しました。
彼は会社員時代に、株式運用で年収100億円になりました。
2005年税務署が長者番付を発表していた時代に、年間1位になった最初で最後の会社員です。清原氏はタワー投資顧問に勤めていた。
その意味で会社員ですが、預かった資産を運用して運用益の20%を給与としてもらう契約をしていました。その年は年間500億円の運用益を上げたので100億円の報酬をもらって長者1位になったのです。
その人はいままで公には出てこなかったのですが、今年引退をしたので本を書きました。現在、彼の個人資産は800億と言います。

本は3月に売り出されて10万部を超える売れ行きです。
題は「わが投資術・相場は誰に微笑むか」清原達郎 kadokawa出版
私もさっそく読みました。内容が、株式投資で有名な井村俊哉氏と似ているので紹介します。

清原氏は「割安小型株投資」で成功しました。理由は小型株は大型株と違ってアナリストがいない。調べられていないので割安株が残っている。
1000銘柄もある候補で、成長性があるが放置されてる株が50株くらいある。それを見つけて投資する、と言います。氏は「バリュー株投資」と言います。これは井村さんの方法とほとんど同じです。
特に似ているのは本書147頁「本来は2000円の価値がある株が、1000円で取引されているから2倍になる」とあります。

それでは井村俊哉氏の言葉を見ましょう。
「明治安田のインタビューから」
僕の投資スタイルは、きわめてシンプルです。本源的な価値の半額に見える銘柄を探し出し、その会社を徹底的に調べあげる。調査の結果、これは2〜3年で倍になる!と思えた銘柄にのみ投資をする。言うなれば、上場3,900社のなかから半額シールが貼られている銘柄を発掘するというものです。

ここから学ぶべきヒントは次の通りです。
大型株は良い点(いつでも売買できる、情報が多い、知名度がある)も多いです。でも良くない点(大きく値上がりしにくい、会社が複雑で分析が難しい)もあります。

小型株はビジネスがシンプルなので、個人投資家でも分析が可能です。
良くない点は毎日の出来高が少ないので数百万の投資で値段が変化します。

小型割安株の良い見つけ方は清原氏の本に書いてあります。ちょっと難しいですが参考になります。
また小型株の悪い点(特に経営者で左右される)もしっかり書いています。
個人投資家で分析力がある人は、小型割安株に数億円の資産を作る近道があるように思います。


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