セッションレポート10ー(9)「終わってベッドに座ると、外の風景が見えた。ただ見ているという感じが新鮮だった。以前は、細部を覗き込むように見ていたような気がした」
Yielding Embodiment®8シリーズをモニターで受けてくださったMさん、9回目のご感想です。
イールド9回目(統合のセッション2回目)
仰臥位でのセッション。
胃の辺りが左回りに回転する感覚があり、左足指の間が開き始めた。
前回よりはっきりした感じで足裏~膝まで繋がる。
しのぶさんが左脚に触れると、波のような感覚が鼠蹊部を乗り越えて腹部、上半身に広がるのを感じた。
右の足指も開き始め、足裏にかなり強い反応を感じた。右は上半身までつながった。
頭が時折左に傾いた。
セッション中は、以前聴いていた音楽のことを思い出していた。
20代前半の頃の、とても新鮮で、純粋に楽しかった音楽体験の記憶。
終わってベッドに座ると、外の風景が見えた。ただ見ているという感じが新鮮だった。
以前は、細部を覗き込むように見ていたような気がした。
立ち上がると、まるで初めて立って歩き出そうとする赤ん坊のような気分だった。
赤ん坊が、ぐらぐらしながらも一歩一歩足を運んでいくような感じでしばらく歩いていると、次第に慣れてきてスムーズになってくるのを感じた。歩くことそのものが新鮮な体験で、楽しいと思えた。
今回もセッション前後にしのぶさんと話をしたが、質が変化してきたなと感じた。
セッションの回数を重ねてだんだん二人の間合いがスムーズになり、リラックスしていろいろ話せるようになっていることを嬉しく思った。
20代前半に写真を始めて、作家になりたいと思い始め留学を決めた頃は、ポートレートを撮っていた。
異国の初めての場所で、全く初めての人達と、共に過ごす経験を重ねることで間合いを詰めていく、そのプロセスを写真に残そうというプロジェクトを目論んでいた。(いろいろあって、変更を余儀なくされたけど)
その時も、こういうことをしようとしていたんだな、と、ふと思った。
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