セッションレポート 1-⑴ 「静かで深く、自分の内側に気づき続けるような覚醒と、それでいて深いリラックスと心地よさがありました」

元々クラニオのクライアントでもあったMさん、
Yielding Embodiment®3シリーズを受けていただいたご感想です。
-
2021年10/30、11/19、12/19の３回にわたり、施術を受けました。
まず、毎回の導入で行われる、施術者と私の位置を決めるプロセスが非常に興味深く、また場をとにかく、ニュートラルで、こちらの在り方を尊重することで、安心、安全な場にしようという意図が強く感じられました。どこかNVC（非暴力コミュニケーション）のチェックインにも通じる、体には触れないのに、質のよい繋がりを作ろうとするプロセスを思い出しました。

全体を通して、施術はクラニオととても似ている体験でしたが、より静かで深く、自分の内側に気づき続けるような覚醒と、それでいて深いリラックスと心地よさがありました。全く触れずにこのような体験ができるのだと、本当に驚きました。施術中、時々、部分的に痛みがでたり、また、内臓が活発に動いたり鳴ったりすることもありましたが、その後、波が引くように収束するのを味わっていました。また施術直後や翌日、筋肉痛のような痛みを感じることもありました。

毎回、目を閉じているのですが、アメーバ状のオーブのような色が見えました。薄く発光しているような靑や紫が多かったです。また、２回目では施術中、ふと目をあけると碁盤の目のようないくつもの縦横交差する線が見え、非常にびっくりしました。ほかにも、施術後、景色がとてもクリアに見えるような気がしました。クラニオのように、手足が勝手に重力に逆らって動くような感覚があり、実際に動いていたと思います。

健康面では、このコロナ禍、まったくその症状が出ることはありませんでした。また、ほかにも、風邪や病気をすることなく過ごしています。倦怠感などは時々ありますが、一晩寝れば治るという感じです。また５月に尾てい骨を骨折しているのですが、その後遺症を今年の冬は覚悟していましたが、全くありませんでした。施術を始めたころから、資格取得のための実習準備をしており、とくに１２月からが最も大変で、先週まで２週間ほど自宅から２時間離れた実習園に毎日通い、課題も多く、肉体的にも精神的にもぎりぎりの生活でしたが、体以上に、メンタルの頑張りがきくようになっていたこと、また、「怖い」ものに飛び込んでゆくことができるようになっていることに気づいています。「怖さ」を感じるのはこれまでと同じなのですが、そこに、踏み出せる丹力がなぜか、最近はあることを実感しています。

イールドの施術と直接関係あるのかわからないのですが、明らかにその前後、不思議な経験をしましたので付け加えておきます。私は非常に長きにわたる個人的な問題を抱えていました。そのことに自分なりの答えというか、決着をつけようと、１０月後半から動き始めていました。けれど、それは数か月単位で進める覚悟と、難しければ根本的に生活環境そのものをすっかり変えることも検討していました。実は施術の初日は数日前から、客観的に見てどん底でした。しかし朝、カードをひくとペンタクルのエースが出ました。実は前日にもまったく同じカードが出ていましたし、その前からも、状態としては非常に悪いのですが、小さなシンクロが本当に良く起きていました。そして、セッションの翌日、１１月１日、なんとその長年の問題が解決してしまったのです。これから数か月かけて取り組もうとしていた、その問題の根本自体がなくなってしまったのです。本当にぽかんとするくらい、あっけなく解決でした。SE（ソマティック・エクスペリエンス）を数年前から定期的に受けているのですが、SEでも似たようなことがおき、積年の問題が、まるで世界が変わってしまったかのように翌日に解決したことがありました。そして、その変化はそういうものをうけようと思ったくらいから、始まることが多いです。それと同じくらい、強いインパクトの現象でした。体のことと、自分の潜在意識と外側の世界は大いに関係あると私は思う出来事でした。同時に、明確に覚えているんだけど、時系列があいまいになっているのと、３回の施術のあとはその過去の感覚も思い出せないほどになっています。生活のクオリティは各段にあがっているのと、かつては、ずっと見えない重りをつけて生活していたような、自分のエネルギーの多大な分をその問題に知らず知らず割いていたのだということが、今はぼんやりわかる程度です。

以上、とても興味深い、ありがたい体験をさせてもらいました。本当にありがとうございました。拙い感想ですが、お役にたちますように。