おが活　公園でのPC作業　200615

・今日のおがちゃんはノートパソコンを持参。日々の行動をちゃんとできたらポイントがもらえて、それを一定数ためれたらお母さんがノートパソコンを買ってくれる、ようなことをちょっと前に聞いていたから、それで買ってもらったパソコンなんだろう。たぶん。

・午後１時頃、他のスタッフと交代しておがちゃんのいる「おが小屋」へ。

・「おが小屋」は、施設の中に入れないおがちゃんの居場所として施設の外につくった小屋だ。１年前におおまかな構造が完成。季節が変わる度に壁をつくったり、窓をつくったりしてヴァージョンアップを繰り返している。ちなみに現在は、壁を外して風通しをよくした「夏ヴァージョン」だ。

・他のスタッフと交替しておが小屋に着くと、おがちゃんから「散歩に行きたい」とリクエストがあった。おがちゃんは電化製品にとてつもなく強いこだわりがあって電化製品を売る店に行くとラジカセ、テレビ、パソコン、カメラなど電化製品が欲しくて帰れなくなってしまう。アルス・ノヴァの近くにもケーズデンキがあって、過去には４時間籠城したことがある。しばらくは落ち着いていたのだけど、最近、再びケーズデンキに行きたい欲求がはじけんばかりに強くなっている。だから、正直いっしょに散歩したくないのだけど、ケーズデンキとは逆方向に散歩するのならいいよとおがちゃんと交渉して、おがちゃんが承諾したから、散歩に行くことにした。

・散歩に行くために荷物をまとめるおがちゃん。だけど、おがちゃんの「荷物」はすごい量だ。パンパンに荷物を入れたデイバッグ、いつ破れてもおかしくないほど膨らんだショルダーバッグ、新しいノートパソコンとパソコンが入ったバッグ、ＣＤラジカセ。恐らく15kg～20kgはあるだろう。最高齢でエベレストを登頂した三浦雄一郎氏のトレーニング時の姿を彷彿とさせるが、おがちゃんの場合、トレーニングではなく彼の荷物だから持ち歩いているというだけである。でも、あまりの荷物の多さに他のスタッフから「放浪の旅」と言われる。

・アルス・ノヴァ入野を出発して、徒歩１０分、佐鳴湖公園に入る。入ってすぐに「これやるの」と言って、パソコンのカバンを上にあげた。「えっ？散歩するんじゃないの？」と思ったが、おがちゃんは「これやるの」「どこでやる」としか言わない。とりあえず、近くにベンチがあったので「ここに座ろうか」と言って２人で座った。