#Halo で #銀魂パロ

アフリカ某所某市の宇宙港に不時着した宇宙船。そこからフラッドが出現しパニックに。

現地に展開したレポーターは逃げ惑う人々と巨大化するフラッドを背景に実況していた。

「ご覧ください皆さん!謎の生物が急激に巨大化しております。これは危険です!危険だ‼......私もさすがに逃げたくなってきま.....」

その時背後に気配がした。

「おう!危ないぜ、どいときな」

その言葉に振り替えると、そこにはグリーンの野戦服に同色のプロテクター、ヘルメットそして手には黒光りする自動小銃を持った大勢の男女が居た。

彼らの先頭に立つアフリカ系の男だけ、ヘルメットではなく戦闘帽を被り、腕組をして足を肩幅に開き葉巻を加えて不敵な態度をとっていた。先ほどの声はその男らしい。

アナウンサーは一瞬息をのんで、彼らが駆けつけたことを歓喜し実況した。

「あーー!海兵隊です!われらが地球の守護者 UNSC海兵隊が来てくれました!」

彼らが来てくれればもう安心だ感じた、とばかりに実況を進める。そして安心するとともに、ここで自分とカメラマンで海兵隊と謎の生命体との戦闘を実況できれば高視聴率&昇進+ボーナスという考えが浮かんだ。

 マイクを握りしめ実況を続ける。

「もォ 大丈夫です。これで......」

しかし、海兵隊の行動を彼にとって予想だにしない物だった。

先程葉巻をふかしていたアフリカ系の隊員(年齢や態度からしておそらく軍曹)が拡声器を手に前に出ていったかと思うと、まるで銀行強盗を説得する刑事か暴徒をけん制する機動隊の指揮官のようにそれのスイッチを入れて掲げた。

「え?」

彼の行動の意味が分からずそんな間抜けな声を出してしまうアナウンサー。

そんな彼を無視してアフリカ系の海兵隊軍曹=ジョンソンは拡声器越しに話し始めた。

「そこの『フラッド』お前は完全に包囲されている!おとなしく投降しろ!」

「え?...ちょっと何やってんですか」

「故郷のお袋さんも泣いてるぞ、こんなフラッドにするために産んだんじゃないってな、ね?お母さん」

「え、マジで?嘘!?」

後ろから装甲車が一台走り込んでくると停車。

ランプドアが開く。

そこから一人の男が降りて来た。アナウンサーは知る由もなかったがその男はODSTのバック曹長だった。もっとも、彼が泣く子も黙るヘルジャンパーだとはだれが見てもわからなかっただろう。

なぜなら彼は今目の前で暴れている怪物そっくりの触手がちっじれげの様に生えた奇怪な着ぐるみを身に着けていたのだ。

手には同じく、着ぐるみを着た誰かが映った遺影らしきものを抱いている。

「お父さん死ぬ前になんて言ったか知ってる!?最後まであんたのこと.......」

ふざけた格好で真剣に息子を説得するお母さん口調で話す、バックをフラッドの触手が鞭のようにしなり吹き飛ばした。

「ぐはっ!!」

そのまま吹っ飛び気絶。アスファルトの上に白眼を向いて転がった。

「何してんのアンタら!?」


「あの宇宙港は政府の重要施設に指定されてるんでね許可なく発砲すればこちらの首が飛ぶ」

「言ってる場合ですか!?ここで本物の首飛ばされたいんですか!?」

デア

「早く逃げないと死ぬわよ貴方たち」

「何なんだ、この人たちは!?何、一般市民ほっぽいて軍用車で逃げてんの」


迫りくるフラッドを迎撃するジョンソン率いる海兵隊。

 ロケットランチャーやM808スコーピオンの主砲、その他海兵隊の各種火器が火を噴き、火線を形成。弾幕で何とかフラッドの侵攻を抑えようとする。

「止めろ!何としてもここで食い止めろ!奴らを街に入れるな‼」

「軍曹!もう宇宙港の設備が無茶苦茶なんですが!?これ責任問題になりませんか‼?」

「知るか!こうなったら全部あの化け物が壊したことにするぞ」

先ほどのアナウンサーがそれを聞いていた。

カメラの前で再び実況を再開。

「皆さん!お聞きになったでしょうか?今我々は、目の前で軍による汚職と隠蔽の瞬間を‼」

第288話

チーフ
「フォアランナーの遺跡を破壊とは、コヴナント軍も緩くなったもんだな。本来なら貴様ら、聖遺物破壊で厳罰だ」

エリート
「聴いたかよ? 。聖遺物破壊だってさ」


「何百年昔のはなししてんだ?俺たちはもはや教義にもルールにも縛られねえ自由軍団になったんだよ!」

チーフ
「あんなリーダー(ムダマ)なんぞに仕えてたら、お前らに未来はないな。預言者よりひどいことになる」
先頭でゴーストに乗っていたエリートが4本指の一本でファックサインをして言った。
「黙れ!ムダマ様は俺たちに自由の尊さを教えてくれた!」
体をくねくねさせながら。
「堅苦しい束縛から俺たちを解放し」
ぐっと腕を見せつけて。
「ノースリーブにしてくれた!」

漫画家はストックができてこそ一人前



アービター
「あれはRYO-2だ!」
ロック
「リョー・ツー?知っているのか」
アービター
「ああ、もともとはわが軍が対ブルート専用に開発していた生物兵器だった」
バック
「お前らが作ったのかよ!!」
ヴェイル
「なんでそんな物を!?」
アービター
「コヴナントに奴らが加入した当初、わが種族は危機感を抱き。来るべき時代に備えて対抗手段を模索した。その時開発された兵器の一つだった。敵味方入り乱れての混戦状態でも散布できるように本来ならば毛深い哺乳類が他の生物のみに感染するように作ったのだが、予想に反して接触感染によりそのほかの物も感染することが分かってな。制式化が見送られて、サンヘイリオスにある兵器庫の肥やしになってたはずなんだが……」
ロック
「それが流出してこの騒ぎか……」
タナカが疑問を呈した
「でも、そんなものがどうして人間に感染するの?」
アービター
「おそらく、人間とブルートは遺伝子配列的に近いからだろう。そこに改良を加えて……」


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