軍事演習〈ドラゴンブレス01〉

参戦作品

「最弱無敗の神装機竜 ”バハムート”」

>場所、登場人物すべて参戦。

「ヨルムンガンド」

>登場人物のみ参戦。HCLIのココ分隊がインストラクターとして王立士官学校の生徒たちを指導する(主に銃器の扱いやCQC)。

「売国機関」

>登場人物の一部参戦。公衆衛生大隊”オペラ座”が野戦訓練を見学に来る。

あらすじ

〈東京〉と接続した異世界の新興国家〈アスティマータ〉新王国。地下資源や遺跡から発見される旧文明の遺産に関する情報と引き換え西暦世界 地球 や他の世界からもたらされるテクノロジーによる近代化を図る中で、軍隊もまたその例外では無かった。日本政府との防衛協定に基づき派遣された自衛隊、在日米軍基地を経由してきたアメリカ合衆国軍。そしてHCLIなどの民間企業などの手を借りて装備や戦術の〈機竜〉に依存したドクトリンの近代化を図り、周辺国に先んじて総合戦力を向上させることを目指した。

この日は城塞都市クロスの近郊にある演習区画にて王立士官学校学生隊、衆民軍”シヴィル・フォース”。陸上自衛隊中央即応戦闘団、海兵隊第三遠征隊”M.E.U"による合同実弾演習が行われた。その名も〈ドラゴンブレス”竜の息吹”01〉。


プロット

 〈アスティマータ〉新王国領の要衝で将来の軍の中核を育成する士官学校がある要塞都市クロスロードの近郊にある演習区画では史上最大規模の新王国軍健軍以来の大規模演習が行われていた。自衛隊や米軍、更には他世界の軍からも見学者が訪れた合同実弾演習。この演習は遺跡から出現するアビスと周辺外国からの軍事侵攻ならびに、国内外に潜伏する旧帝国残党への対処を想定した演習と発表されていたが、その実、何時”いつ”敵に回るか分からない王国四大貴族への牽制もあるというのは公然の秘密となっていた。

 演習当日。

 自衛隊の戦車隊が実弾を射撃し、特科隊の榴弾砲が最大炸薬で盛大にぶっ放す。弾着と同時に戦車を先頭に自衛隊の機動装甲車や軽装甲機動車、アスティマータ軍は米国より供与された装甲ハンヴィーM3111に乗って吶喊。その上を自衛隊の戦闘ヘリBK117H-ForceやAH-64Dアパッチ、オーバーホールにより延命されたAH-1S、そして王立士官学校学生隊の機竜がそれを上空から援護する。自衛隊が王国衆民軍と行動を共にするだけなら、年中それほど珍しくないが、今回は米軍が参加していることがいつもと違った。

 降車地点に到着し戦車が散開、援護射撃の体勢をとり兵士たちは車両から降車した。

 自衛隊は迷彩服3型に鉄帽”てっぱち”は2型、防弾チョッキは3型で小銃は89式、それに続いてハンヴィーから降車した王国衆民兵は米軍から支給された旧型のウッドラントパターンのM81迷彩服”BDU”にヘルメットは旧型のPASGT、防弾チョッキも00年代に使用されていたインターセプターで、小銃も米軍ではすでに退役したM16A2/3だった。

 戦車の砲撃の後突撃開始。奇数偶数が割り振られた兵士が交互に発砲し突撃、マニュアル通りの交互前進だった。

 突撃発揮地点に到着すると全員が伏せた状態で着剣。上空より士官学校学生他の機竜隊が砲撃”ブレス”を撃ち着弾と同時に自衛官と衆兵、海兵隊員が突撃した。

 

 


本編

荒野を爆走する10式戦車5両。

 

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