種書き まとめ

設定

 まどか が選んだ「すべての魔法少女を救うための終わり無き戦い」をキュゥべぇが担うことになる。
見ようによっては「罰」だが、キュゥべぇたちは疑問に思うことはあれど、感情が無いので苦痛を感じない。
 はたから見れば、気が変になるような終わりなき戦いだが、かれらは戦い続ける。
それ以前に、自分たちの本来の目的も両立しようとするので救済も歪になり、最悪魔法少女は助かっても、その周囲にとてつもない被害を与えることになる。


 前時間軸の まどか の〈願い〉を遂行する上でも、自分たちの存続は不可欠な上自分たちを排除しようとする者には反撃する(P.Bは地球からインキュベーターの排斥を目指したため駆除対象にされた)。これには、二度と攻撃してこないように教訓を垂れてやる意味もある。
 この他にも、魔法少女の素質を持つ少女を生み続けてもらうために、人類を滅ぼす存在には果敢に戦いを挑む=人類の〈牧童〉もしくは〈牧羊犬〉たろうとしている。

https://note.com/shikoku_bungeibu/n/n964899ae56d9

人類とキュゥべぇの関係


魔女は人間を襲い食い殺すので放っておけば人類は絶滅してしまう。
人類の個体数を保つために、魔法少女を増やし魔女を狩らせる。また、そのままにしておけばインキュベーターは人類の敵になる。
魔法少女はキュゥべぇが人類に与えた手段であり対価でもある。
人類を存続させるためならば魔女を狩り続けるだけで事足りる。
原作の場合、いずれは魔女になってしまうが、キュゥべぇにとっては効率がいい。死んでも絶滅に等しい個体減少につながるわけでは無い。

魔法少女は人類とインキュベータ―をつなぐ架け橋=仲介者。
原作の『時女の里』における関係がこれに近い。

インキュベーターを人類の敵として殲滅する必要はない。

何百億年も先の話だがその方が宇宙の寿命を考えると人類にとっても正しい選択(その時まで人類が存続していればの話だけど)。

人類にとっては永遠に等しい未来、人間はせいぜい100年先までしか考えられない。キュゥべぇたちにはそれが近眼的に見える。

人類とインキュベーターとの関係を考えるうえで、インキュベーターは人類と自部tんたいてゃ違うと¥知っていながらも、契約の仕方や協定の成立の仕方を変えていない。

つまり、人類人口の一部でしかない魔法少女との契約が、そのまま全人類との正統な契約として成り立っていると考えている。


登場人物


ジュゥべぇ(擬人化)とカンナの違い


 カンナはクローンだが、元は人間。むしろ彼女は望めば本物になることが出来た。家族もいて、帰るべき家もある。しかし、彼女は自分が偽物であり、本当の家族にはなれないと思ってしまった。
「勝手にそう思っただけ」と言ってしまえばそれまでだが、彼女にとっては、『自分はこの人(両親)達から生まれた子どもではない』という事実が重くのしかかった。この事を知った時、自分が今まで信じていたことが全てウソ――自分の存在や今までの記憶――だったことは足元が崩れるほどのショックだったはず。
 一方で、自分と同様に作り物の命であるジュゥべぇを仲間だと思っているが、彼は実を言うとカンナ以上に異質な存在。彼はもともと人間ではなく、インキュベーターというエイリアンの作った端末に過ぎない。このため家族などいないし、同胞からは異端者として抹殺される運命にある。故に、彼にして見れば帰るべき家があるカンナが羨ましい上に、彼女が複製だからと言って「だから何?」である。

キュゥべぇのモノローグ


何故だ!?どうして魔法少女たちは、人間は僕たちを〈敵〉とみなす?
僕たちは魔女を生み出す根源だが、魔法少女が適切に〈魔女〉を狩ってさえいればその犠牲者は抑えられ、死ぬ人間の数も個体数に影響を与えないはずなのに…….。

「この世界」のシステムは何度もやり直しが効く。
ソウルジェムが完全に濁っても、穢れは魂と分離してそのまま肉体に戻れば、穢れは魔女になるが魔法少女が人間に戻れる。そして何度でも契約できるんだ。
「前の世界」ではありえない、君たちに有利な条件だ。
いったい何が不満なんだ?





整理しよう。僕たちが誕生する以前から記憶する世界、つまり ほむら の主観で見た場合の《前》の時間軸において まどか の願いで僕たちは今の存在になった。その時のまどかが今この宇宙に干渉している《円環の理》であり、彼女らは僕たちの存在によってこの宇宙に干渉していられる。

人間は使命もクソもなく、ただ繁殖しているだけなので、それに比べれば宇宙の寿命を延ばすために生存する自分達こそこの宇宙で価値がある生き物と考えている。

キュゥべぇたちは「人間が多少死んでも問題ない」と思っている。

一方で、キュゥべぇたちは人類に比べると個体数が少なく、攻撃され個体数が減少すると彼らの『使命』の遂行に支障が出るので反撃する。

そして、前の宇宙における地球はもう無い。まどか から分離した《呪い》が最強最悪クラスの魔女を産んだ。その力は銀河系を消滅させるのに十分すぎるものだった。

もし、この世界で まどか と契約した場合、生まれるのは間違いなく宇宙を壊せるだけの力を持った魔女。そんなものを産み出してしまえば本末転倒だ。僕らが本能的に彼女との契約を拒むのはそういうわけだが….。


プロットなど

AWでマミの洗脳を解いたのは やちよ でも まどか ではなく「マミの家で暮らしていた」キュゥべぇ。
マミはキュゥべぇに今まで騙されていたと思い悲しんでいたが、一方でそれは今まで一緒に暮らしていたキュゥべぇへの愛情の裏返しでありどこか彼のことを捨てきれなかった。
賭けに近いものであり、いくつか考えられていた手段の一つに過ぎないが、同胞すら消耗を前提とするアセットに過ぎないと考えている彼らはそれを迷いなく実行した。


 うい、灯火、ねむ の3人が魔法少女になったのは いろは を救うため=原作と同じ。
 しゃべる動物ではなく、不思議な少年と出会う。


《果無しのミラーズ》にて並行世界の調査を行っていたインキュベーターは、或る奇妙な時間軸を発見した。その宇宙にはインキュベーターが存在せず、当然《魔法少女》も《魔女》も存在しなかったが人類はインキュベーターがいた世界と変わらず文明を築き反映していた。
 自分たちの世界に存在する、見滝原や神浜という都市は存在しないが人類の進歩と歴史の流れに大きな変化は存在しない。
自分たちインキュベーターが存在しなくとも、人類は文明を手にしていた?
この時間軸/宇宙は確かに滅びに向かっている。しかし、寿命はたったの数十年で意識を世代や個体を越えて共有できない人類にとってそれはどうでもいい事だった。つまり、人類は我々を必要としていなかった…….?
この事実は人間の協力を必要としているインキュベーターにとっては死活的問題だった。
並行世界を調査に向かった複数の個体と情報を共有していたこちらの世界に残っていたキュゥべぇたちは、自分たちに味方してくれる魔法少女たちに、並行世界の情報を伝えた後に尋ねた。
『君たち人類は、まだ僕たちを…《奇跡》を必要としてくれるかい?』

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