マギレコで銀魂パロ(蓮蓬編)

前日譚

 プロット


ネオ・マギウスがミラーズを捜索していた時に発見したらしく、その後扱いに困って水徳寺に放置(デカい段ボールの中に正座して、額に「拾ってくださいbyひめな」と張り紙されていた)されていたのをたまたまトイレに起きた静香に発見される。

外見的な特徴――白髪/アルビノ肌/紅の瞳+あの尻尾&耳――から久兵衛様の同族と判断。翌朝、自然な顔で静香と一緒に朝食を配膳し、彼女の隣に座ってお味噌汁をすすっていたので巫たちを面食らわせた。

その日の昼、小さいキュゥべぇ(以下『モキュ』)と散歩に出ていた いろは。たまたま入った路地で、モキュが狭いところに入って困っていた。
「モキュー、出てきてー!」
呼びかけて数十分。ようやく出て来たモキュに安堵するいろは。

と、そこへ
「子供の久兵衛様に手を焼くなんて、未熟ね、いろは さん」
声の主――静香に気づく いろは そしてその隣にいる青年の方に目が行く。
「静香さん......て、誰ですか!?その人!?」
「見ての通り、九兵衛様よ」
「ええっ!?どう見ても人間に見えますが!?」

「小さい久兵衛様だっているんだから、人間の姿をした久兵衛様がいたっていいでしょう」
「本当にキュゥべぇ何ですか?それ......」
「何を言うの いろはさん?どう見ったってこの白髪と牛乳みたいな肌、紅い目、そしてこの尻尾と耳。どう見たって久兵衛様じゃない」

いろは と静香が会話する最中、久兵衛は見下ろす形で、一方のモキュは見上げるようにしてお互いに視線を合わせた。お互いに何も言わないが何やら競い合うような目。もしかすると、お互いをマスコットの座を争う好敵手と見たのかもしれない。

「元々、久兵衛様には邪気も悪意もないし、それに......」
「それに.......?」
「なかなかいい男でしょ?」
「!!......っ」
言葉もない いろは 。彼女からまさかこんな言葉がでるとは思わなかった。

驚きのあまり黙り込んだ いろは を置いて静香は久兵衛と腕を組むと歩き出した。
「行きましょう、久兵衛様。今日はその.......河川敷まで行きませんか?」
何気ない会話だが、初々しい。デートのつもりらしい。



本編

上記の作品で、暁美ほむら=桂小太郎のポジションを時女静香にしてみる。

万事屋の一行はみかづき荘。

蓮舫軍の制服は「ガンダム"SEED"」の"ZAFT"によく似た物になっている。

本作で《連蓬》は人間の姿に変身できる別の時間軸から来たインキュベーター。

登場人物

暁美ほむら
>実は別の時間軸から来た ほむら で人間を辞めている。
>叛逆の物語に登場した悪魔ほむら
>時空を超越する能力があるが、その力は現在ほとんどこの世界にその存在を具現化することに注がれており、他の能力はほぼ使えない。ただし、時間停止や四次元ポケットは使える模様。

久兵衛(QB擬人化)→エリザベス

 何故か知らないうちに 寺に居ついていた。
 その存在に気づいた当日。ふつうに静香の隣に座って朝食を採っており、静香も気にした様子が無く皆(住職も含めて)静香の知り合いかと思い、敢えて気にしなかった。
 巫達は、その耳と尻尾から久兵衛様と何かしら関わりがあると思った模様。

 本名は江連。

下書き/プロット


ある時、マギア・ユニオンの本陣、もとい みかづき荘に相談に来た静香。
「この前帰省したら、久兵衛様の神社にこんな書置きがあったんだけど……」
静香がテーブルに1枚の紙を置いた。
テーブルをはさんで彼女の前に座ていた、みかづき荘の面々―いろは、やちよ、さな、フェリシア、鶴乃がそれをの覗きこむ。
『探さないでください』
静香=視線をテーブルに固定してつぶやく
「これは何を探してはいけないのかしら、そもそも、探すものを探してはいけない?ならば探す人を探す人を探して……」
頭の中でグルグルと思考が渦巻いていく。
いろは
「落ち着いて静香ちゃん」
さな
「勝手に探さない迷路に迷い込まないでください」
二人の声に現実に引き戻されるも余韻が残っているらしい。
「探さないでください….」
とつぶやいた。
フェリシア
「探さねーよ」

(公園)
甲冑を着こんで、どこから連れてきたのか白馬にまたがる静香。背中には『銀河無双』と書かれた幟が。
「いざ行かん!宇宙へ‼」
刀を掲げて勇ましく宣言するも馬がおとなしくしない。
何とか落ち着かせようとするも振り落とされないようにするのが精いっぱいといった様子。
そんな静香を見ながらフェリシアが冷静に突っ込んだ。
「静香~。そんなホワイトベースじゃ宇宙に行けねーぞ」
そう言っているうちにとうとう手綱を放して落馬、その拍子に馬から後ろ足で蹴られ宙を舞った。
「ああ、そういう方式のカタパルトなのね」

(終盤)
米堕
「最早こうなれば人類を滅ぼすまでだ。魔法少女がこれ以上進化し、宇宙を支配し停滞させるくらいなら共に滅んだほうがましだ。一足先に人類に引導を渡してくれる!!」

遊星Qが加速を開始。そしてそのまま地球の軌道に乗ってしまった。

灯火
「不味いわ!このまま加速して地球に激突すれば地球は死の星に!!人類どころか地球のすべての生命が滅んでしまう‼」

ひめな
「嘘!ヤバたにえんじゃん!これは作戦を変更して子作りしかないね。今すぐ地球に退却して適当なイケメンを拉致って逆レ......」
ボカ!←いろは に殴られる
「何アホなこと言ってるんですか!?」
結菜
「あらぁ?ここに真っ赤な三倍のバカがいるわねぇ….ほら!出撃してきなさいよ」
脚でゲシゲシ。

「まだよ」
エレン(QB)
「静香?」
「星とは言えたかが鉄クズ。私たちで押し返せば」
自分の頑魔のスラスターを全開。遊星にとりつき押し返そうとする。
「無茶だ静香!!」
「日ノ本を護る巫の名は伊達じゃない!!」
全長18mの人型兵器で月の半分はありそうな物量の物体を押し返そうとする。見ても無理だろ…..と誰もが考える光景。
しかし、それを見た魔法少女たちが動かされた。
いろは
「私たちも手伝います」
鶴野
「こうなったらやけだーッ!」
結菜
「あなただけにいい顔はさせないわぁ!」
樹里
「てめぇらだけにいい格好させるかよぉ!」

魔法少女だけでなくインキュベーター人類たちも頑魔でとりついた。
たとえ無駄でも、最後の悪あがき。それに封じられた心が動かされたのかもしれない。

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