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週間ソアリング気象のトレンド予想(4/1/2024)

群馬北部を中心にして、関東近郊でのパラグライダーのフライトに関する、4/1/2024(月)から週末までのザックリなコンディション予想です。
なお、本予想のお取り扱いについては、こちらに記載した事項にご注意ください。

【ザックリなコンディション予想】

  • 太平洋上に前線が停滞し、梅雨のような気圧配置となる状況を考えれば、特に週後半から週末は、当然、関東北部、オープンしていれば長野・新潟に期待。

  • ただ、低気圧の通過と伸びる前線次第で予報が猫の目で変わるので、都度、直前まで天気の見極めが必要。

  • 4/5(金)・4/6(土)に GV が飛べれば、上空はある程度寒気が残った状態での、寒気の恩恵フライトな一日となる可能性があるため、やや期待して注目。

  • 雲量次第でもあるので要注意(850hpa 温位がやや高く、どん曇りや降雨の可能性も否定できない)。

【気象トレンド予想】

  • 今週は、5/5(木)以降、 5400m 線(寒帯ジェットと呼ばれるジェット気流と対応が良く、冬場の強い寒気の目安とされる 500hPa 天気図の等高度線)が明確に北海道以北に北上することが、大きなトレンド。

  • 3月に入ってから関東での降雪が多く冬型の気圧配置が続く状況は、流石に一旦これで収束するのかと。

  • 偏西風の中心との対応が良いとされる 5700m 線もこれに伴って長野北部・群馬北部あたりまで北上。

  • 太平洋高気圧が北上してくる。

  • 4/3(水)以降、低気圧から延びる前線が太平洋側に停滞して「もはや梅雨か?」みたいな天気図。

【注意点】

  • パイロットたるもの、自分自身で気象判断を行うことが、パラグライダーはもちろんスカイスポーツの絶対的ルールです

  • パラグライダーのトップパイロットは皆、気象予報を読み込み過ぎない

  • パイロットに重要なのは、気象情報を読む技術より、観天望気を読む技術

  • 気象学者でも、スーパーコンピューターのシミュレーションでも、気象予報士でも天気予報は外すモノ

  • リスクにつながる気象情報には必ず目を通して、考え過ぎずにまずはエリアへ行くべし

気象庁「週間予報支援図(アンサンブル)」より
※記載の日付の21時点の予想天気図であることに注意

Sunny Spot 「週間天気図 2 new」 より
※記載の日付の21時点の予想天気図であることに注意



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