経済対策を読む

物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策(令和4年10月28日)を読み、ヒントを探す。

<第1の柱:物価高騰・賃上げへの取組>
物価高騰の主因である、エネルギー・食料品に重点を置いた効果的な対策
・ゼロエミッション電源の最大限の活用、省エネ投資への支援
・肥料、農産物等の国産化の取組
→化石燃料や肥料原料、食料等の海外依存度を引き下げ、エネルギ ー・食料品等の危機に強い経済構造への転換を図っていく

■アイデア
・インフレが終われば、ガソリン(具体的にはENEOS等)の補助金は終わり、業績が下がるか?
・電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金(6,000 億円)はダイレクトで電力会社に行くものではない
・原発再開可能性高い
稼働済 関西電力5基、九州電力4基、四国電力1基
許可 東北電力1基、東京電力2基、関西電力2基、中国電力1基
審査中 北海道電力2基、東北電力1基、中部電力2基、北陸電力1基、中国電力1基
・肥料・飼料・穀物等の国産化の推進により恩恵を受けるのは?

<第2の柱:円安を活かした地域の「稼ぐ力」の回復・強化>
コロナ禍で失われた5兆円のインバウンド需要を復活させるとともに、国内観光やイベント需要の喚起、文化 芸術・スポーツの振興等によりコロナ禍からの需要回復、地域経済の活性化
・インバウンド
・半導体や蓄電池などの戦略物資のサプライチェ ーンを再構築

<第3の柱:「新しい資本主義」の加速>
人への投資の支援パッケージを5年間で1兆円
個人金融資産のうち、現預金が投資にも向かい、持続的な企業価値向上の恩恵が家計に及ぶ好循環を形成すべく、「資産所得倍増プラン」の実行

成長分野として、以下4分野を掲げる
・イノベーション
・スタートアップ
・GX(本命1)
・DX(本命2)
→先端半導体の供給力強化や次世代半導体製造技術の技術開発、最先端技術への戦略的投資を推進するとともに、デジタル田園都市国家構想の具体化、マイナンバーカードの普及促進強化及 び利便性の向上、医療・介護や教育分野のDX

<第4の柱:国民の安全・安心の確保>
「防災・減災、国土強 靱化のための5か年加速化対策」 に基づく取組を推進

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?