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【日記】暮らしと猫

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女女日記(じょじょにっき)。マイペースな大人女子2人と猫2匹のとある1日の記録。
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2019年10月の記事一覧

恋人から家族へ、家族から親友へ。同性パートナーとの関係を更新します

「ここから先は別々の道を進みたい。私は一人に戻りたい。」 私たちは生活をともにする女性同士の同性カップルで、付き合いはじめて8年、事実婚のような関係で6年ほど。もう7回も一緒に年を越してきた。 昼下がりの私の一言は、振り返れば無邪気で残酷だった。それでも私の中ではそうするほかないと分かってしまったから、もったいぶるより言うしかなかった。 「彼女の気持ちも、もっとちゃんと考えなければ。」 その夜、彼女が泣きながら寝室から私のいるリビングへ出てくるのを見た時、さすがにそう

家族や恋人に、noteのあなたを見せられますか

半月ほど彷徨い続けていた思考が落ち着いてきて、話し合いも進んできたのでnoteに少しずつ書いていきたい。書けなかった分、感情と情報とたくさん混線して渋滞を起こしている。 まだ混乱しているので分かりにくい部分も多いと思うし、ポジティブにまとめる気遣いをしている余裕が無いのでごめんなさいなんていう余計な保険をかける自分にも、飽き飽きしている本当は。 ずっと「生きづらい」という言葉の手触りが気に食わなかった。だって生きられているから、別にいいよね?そんなありふれた自虐精神にはし

自己犠牲混じりの優しさだったけど、大切すぎる時間でした

辛い状況があったとして。その先も生きていくには、当然その状況をなんとかして乗り越える必要がある。その時、必要な分だけ人の手を借りたほうがいい。借りないといけない。いくら強調してもしすぎることはない。 自己破産に向けた最後の打ち合わせ台風19号の前日、私とパートナーは管財人面接のため弁護士事務所に出かけた。私たちは女性同士の同性パートナーで一緒に暮らしている。昨年12月まで心理カウンセリングの会社を共同経営していたが倒産せざるを得なくなり、同時に彼女自身も自己破産申告をする。