マガジンのカバー画像

【エッセイ】あゆみむの感じたり考えていること

110
ライターあゆみむの、日々の心を書き留めた忘備録。ジェンダーレス、ノンバイナリー、発達障害グレーゾーンADHD/ADD、人が苦手で人が好き。一瞬の記。随想録。
運営しているクリエイター

#LGBT

「ジェンダー」はフィクション!?ジェンダーレスな世界へようこそ。

ジェンダーはなくなる 私たちを縛り続けてきた、女らしく。男らしく。そんな「ジェンダー」の存在感が近年どんどん薄くなってきてる気がします。 いずれ「ジェンダー」は世の中的にも消えてしまうと思いますが、そんなん待てねえという方のために、今すぐにジェンダーをレスさせる方法をお伝えしたいと思います。よかったら聞いていってください。 少しだけ自己紹介 みなさんこんにちは。あゆみむです。30代、猫と暮らす会社員。体は女性、心は別になんでもない、恋愛対象は男性だったり女性だったり。

恋人から家族へ、家族から親友へ。同性パートナーとの関係を更新します

「ここから先は別々の道を進みたい。私は一人に戻りたい。」 私たちは生活をともにする女性同士の同性カップルで、付き合いはじめて8年、事実婚のような関係で6年ほど。もう7回も一緒に年を越してきた。 昼下がりの私の一言は、振り返れば無邪気で残酷だった。それでも私の中ではそうするほかないと分かってしまったから、もったいぶるより言うしかなかった。 「彼女の気持ちも、もっとちゃんと考えなければ。」 その夜、彼女が泣きながら寝室から私のいるリビングへ出てくるのを見た時、さすがにそう

マイノリティの生存戦略。「みんな」に背を向けて。「わたし」と「あなた」をたいせつに。

「マイノリティ」って響き、悪くない。むしろ、他とちがってかっこいい。ただ、自分が平均値から外れていると、マジョリティよりも苦労することもある。左利きの人ってさ、左利き用のはさみ、どこで買ってるの? *** おはようございます、原口あゆみです。昨日はこんな記事をお送りしました。4年前に書いた、ちょっとやんちゃな言い切り系。 自己肯定感が低く、意識の高い就職活動生へ。「社会を見る」「経験を積む」ためだけの新卒入社は人生の無駄使いかもしれない。 そしたらなんと、まさに就職活

名前を変えても、私は変わらない。

さよなら、ひらがなの私思春期に、私は自分のファーストネームと距離を置いた。無理やりにでも距離を置いた。平仮名3文字の、まるまるとした、女性らしい雰囲気の名前は自分には似つかわしくない。これを私と思わないでくれ。中学生当時の私は、女性性を忌み嫌い、男性になりたいわけでもなかったが、中性ってことにしてほしかった。いや、むしろ人外の生物でも良かった。できれば、濁点が入っていて、漢字でいかつく、面白い雰囲気になりたかった。 そういうわけで、ここでもう1人の私が誕生した。その名は、戯