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【エッセイ】あゆみむの感じたり考えていること

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ライターあゆみむの、日々の心を書き留めた忘備録。ジェンダーレス、ノンバイナリー、発達障害グレーゾーンADHD/ADD、人が苦手で人が好き。一瞬の記。随想録。
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2019年10月の記事一覧

#noハン会 2ndの熱狂が足りない理由を自分の中に探してみた

先日、noter仲間さんと運営しているnote非公式オフ会のひとつ、「ハンドメイドなnoteオフ会(非公式)」noハン会2nd(12/8開催予定)の打ち合わせで実に様々なことを話したあと、私は 「次回、ぶっちゃけ35人も集まるだろうか?」 なんてことを、思っていた。 以前2ndの話を始めた時には「定員35名なんてあっという間に埋まるだろう、席が少ないかもしれないけれど変に大きくしないぞ」くらいに思っていたのにもかかわらず。 なんかおかしいな。 全体的に熱狂が足りない

恋人から家族へ、家族から親友へ。同性パートナーとの関係を更新します

「ここから先は別々の道を進みたい。私は一人に戻りたい。」 私たちは生活をともにする女性同士の同性カップルで、付き合いはじめて8年、事実婚のような関係で6年ほど。もう7回も一緒に年を越してきた。 昼下がりの私の一言は、振り返れば無邪気で残酷だった。それでも私の中ではそうするほかないと分かってしまったから、もったいぶるより言うしかなかった。 「彼女の気持ちも、もっとちゃんと考えなければ。」 その夜、彼女が泣きながら寝室から私のいるリビングへ出てくるのを見た時、さすがにそう

自己犠牲混じりの優しさだったけど、大切すぎる時間でした

辛い状況があったとして。その先も生きていくには、当然その状況をなんとかして乗り越える必要がある。その時、必要な分だけ人の手を借りたほうがいい。借りないといけない。いくら強調してもしすぎることはない。 自己破産に向けた最後の打ち合わせ台風19号の前日、私とパートナーは管財人面接のため弁護士事務所に出かけた。私たちは女性同士の同性パートナーで一緒に暮らしている。昨年12月まで心理カウンセリングの会社を共同経営していたが倒産せざるを得なくなり、同時に彼女自身も自己破産申告をする。

家族や恋人に、noteのあなたを見せられますか

半月ほど彷徨い続けていた思考が落ち着いてきて、話し合いも進んできたのでnoteに少しずつ書いていきたい。書けなかった分、感情と情報とたくさん混線して渋滞を起こしている。 まだ混乱しているので分かりにくい部分も多いと思うし、ポジティブにまとめる気遣いをしている余裕が無いのでごめんなさいなんていう余計な保険をかける自分にも、飽き飽きしている本当は。 ずっと「生きづらい」という言葉の手触りが気に食わなかった。だって生きられているから、別にいいよね?そんなありふれた自虐精神にはし

乾杯を重ねるたびに現実を侵食していく夢しぶきたち #note酒場

「人生はいつでもやり直せる」という使い古された台詞をどうしても思い出す。どんなに現実でうまくいっていなくても私たちの心は殺せない。心は自由に、どうしようもなく夢を見る。 夢を描いているうちに現実よりも夢の方が大きくなり、そのうちに夢が現実を食い荒らす。そのうちに、心が描いた我儘で幸せで壮大な模様を、肉体に備わるこの目で目撃することになるのかもしれない。私には「note」はその現象を急加速する装置に見えている。 *** 昨日、第二回note酒場に参加させていただきま

いつも何かを「やらされ」ていて、「やりたい」ことを永遠に探し続けている

打てるだろうか。そのサイクルに終止符を、今回こそ。 私はやりたいことがわからない 一番古い記憶は中学の頃。都内に通っていた私は、最寄り駅から5分ほどで家に着く。途中の桜並木の坂道で私はすでに嘆いていた。 「私って、自分のやりたいこともわからないんだ」 はたと気づいてしまった。どこにも手が届かない真空の暗闇へ突き落とされたようで、所在無く浮く。呆然と涙が流れた。その真空は印象深く、しばらく私の夢や描く絵のモチーフになっていた。 その次の記憶は大学生の頃。先日のn