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隗より始めよ。

こんにちは!士載です!

「先ず、隗より始めよ。」

日本では、現代では、
「言い出しっぺから、始めなさい。」と
いう意味の慣用句で用いられていますよね?

じゃぁ、元々の意味は何でしょうか?

引用しますね。

前四世紀末、燕は内乱が起こり、
これに乗じた斉の侵略を受けて
壊滅状態となった。
そのさなかに即位した昭王は、
有能な人材を招き、
その協力を得て国を再建しようと
考えた。
在野の賢者・郭隗を呼んで人材を
集める方法を相談したところ、
彼は、「死馬の骨を買う」という
故事を引いて、
「先ず、隗より始めよ。」と
説いたのである。

「戦国策」燕策

直訳すると
「有能な人材を集めたければ、
(相談相手とした)私・隗から
登用すれば宜しいでしょう。
そうすれば、より有能な人材が
集まることでしょう。」

と答えたと言います。

もっと踏み込んで言えば、
「そのアイディアを出した、
私のことは登用しないのかよ!
その方策が功を奏した場合、
その功績の何割かは、
私に報いられるんじゃないのかよ!」と
郭隗は、腹の中で思っていたと思います。

ひろゆき氏が、どこかで言っていたように、
「アタマのイイ人は、タダで
アイディアを出してくれるんですから、
タダでもらっておけばイイんじゃないですか?」と
いうような考えでは、人道にもとると
思うんです。

「アイディアを思いついた人」も
「手柄」を独占したいとは思っていません。

私は、「功績の何割か」は
「アイディアを出した人」に帰すると
思っています。

「アイディアを出した人」も
「霞」を食べて生きているんじゃないん
ですから。。

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