関西人には面白い人の割合が高いという勘違い

関西人でも関東人でも、面白い人の割合は同じです。 これは関東に限らず、他の地域でも同じことがいえます。

いったいどこからこの勘違いは生まれているのでしょうか?

先ずは、笑いに関する関西の仕組みをお教えしましょう。

関西には、面白い人がエライという文化が存在します。

まともな笑いのセンスがあれば、人と話をしたとき、自分と相手ではどちらの方が面白い人間かはすぐに分かります。

自分より相手の方が面白いことが分かると、その人の前ではあまり面白いことを言えなくなります。笑いが取りにくいからです。

その空間で一番面白い人が笑いを取ります。

不思議なことに笑いは均一に分配されず、勝者総取りの形を取ります。

面白い人がエライという文化の中で育った関西人は、笑いのパワーバランスを敏感に感じ取りながら成長していきます。

そして自分の立ち位置を探るようになります。

要するにこどものときから繰り広げられる笑いのトーナメント戦のようなものだと考えて頂いて問題ありません。

トーナメント戦で負けが続くと、徐々に静かに(大人しく)なっていきます。

関西圏以外の人たちが関西人と関わるのは、主に社会人になってからです。

面白い関西人は自分が関西人であることを強調しがちです。

飲み会ではやっぱり関西人は面白いとなります。

こういう面白い関西人の陰には無数の屍関西人がいることを忘れてはいけません。

*屍関西人とは静かで大人しく、自分が関西人であることを強調しません。

屍関西人は、関西人は面白い、という周囲の期待が苦痛です。

断言します、あなたのまわりにも屍関西人が多数潜んでいます。

対照的に関西以外の地域では、皆が笑いというものに固執していないように感じます。

トーナメント戦の勝者も敗者も存在しないので、屍関東人というのは生まれません。

関東の人は皆がある程度話すので、面白い人の割合は低く感じます。

関西人は面白い人だけがよく話し、自分が関西人であることをアピールするので、関西人には面白い人の割合が高いような印象を抱かせます。

僕には関東出身の友達がいっぱいいますが、面白い人の割合は関西も関東も大差ありません。

僕が一番苦手なのは、勘違いしている関西人です。

これが一番たちが悪いし、迷惑極まりない。本当に。

笑いのセンスがなく、自分のことを面白いと思っている無駄にうるさい関西人が一番ウザいです。

注意しなければいけないのは、大人しくて静かな人達の中に紛れている爆発的な笑いのセンスの持ち主です。彼らは笑いのセンスがありすぎるが故に雑魚たちが繰り広げる低レベルなトーナメントには参加しないのです。

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