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父の夢#3「確かめる」2021.09.09

実は結構焦っていました。毎年8月は必ずと言っていいほど夢に出てきてくれていた父が、今年は静かにしていたようだから。

8月は1年のなかで最も父のことを考える月だと思う。今年も例に漏れず。というか特に。今年は久しぶりに父が亡くなったその日の記憶を細かく丁寧に辿っていたんです。だからなのかな?いつも以上に私のなかに父がいてくれたから、あえて夢には出てこなかった?それとももう飽きちゃった?まあ全部私の妄想なんですけども。

だからまた父に会えたのが嬉しくて。夢でも会えなくなるなんて、そんなのやっぱり寂しいじゃないですか。

今回はややボリューミー。そしてなんとも続きが気になる夢でした。

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場面①
実際によく利用している駅前の道。父がハンドルを握り家族全員が乗る車から、特に疑問を抱くこともなく私だけが降りる。そのまま車は発進するんだけど、どういうわけかバックドアが跳ね上がっている。それに気付いた私は知らせてあげたくてめっちゃくちゃ焦る(「うしろ開いてるよ!」とかなんとか叫んだ気がしなくもない)んだけど、結局気付く人は誰もいなくて、車は交差点を左折して行ってしまう。
場面②(恥ずかしいけどそのまま書くぞ...!!笑)
実際に生活している自宅の寝室。布団の中。私はどうやら恋人らしき人(そういう相手は実際にはいないのですが、その人自体はリアルガチの知人でした...笑)とメッセージのやり取りをしていた。話がどんどん進み...私は少し圧倒されていたというか、返事に困っていた。
(そんな話ちゃんとしたっけ...挨拶した?言葉はもらった?あの人とはどうなったの?私なんだよね?信じていいんだよね?本気で言ってる?)と悶々。今まで経験したことのない感情に戸惑いまくり。
するとふらっと現れた父が尋ねる。
「下見っていうのはどがんとや?会場を見に行くだけなのか、中に入って話を聞くのか」
やはりそういう流れにはなっているみたい。
我が家の運転担当は父。行くなら車を出すぞ、行くの行かないのどうすんの?的なニュアンスで聞いてきたのかな、多分。
「ん~~~待って、待ってってば...」
ジタバタしながら答える私。
「『家族のなんちゃら(※記憶が消えました)』で調べるんだって」と母。
「ふぅん」と言いながら居間に歩いていく父。
両親ともに良い意味で干渉しすぎない、でも気にはかけてくれる、そんな距離感がありがたかった。

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今朝の夢はここまで。場面①も②も慣れ親しんだ場所での夢だったから、そしてやけにリアリティがあったものだから、すごく動揺したし目が覚めてからやっと今まで見ていたものが夢だったことに気付きました(夢でよかったよほんと...笑)。そういえば夢にお父さん出てきたんだった、消えちゃう消えちゃうやばいやばいって急いでメモ。

場面②においては普通に立っていたし、声も口調もはっきり父のもので。でも今もう一度脳内で父の声を再生できるかと聞かれたら自信がない。でも聞いたら絶対に父だと分かる。不思議。

そしてこれは余談なのですが、生前父からもらった言葉でずっと心に残っているものがあって。「順番だけは間違えるな」というものなんですけど。もう10年以上も前のことだし、酔っぱらっていたから真意も分からないし、そもそも冗談か本気かも分からないけどなぜかずっと残っていて。それを起床後に思い出しました。

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今朝の夢ってなんだったんだろう...脈絡が無さすぎてメッセージもなにも...って感じでどう締めようか考えあぐねているんですけど、どうにかこうにか2つの場面の共通点を絞り出そうとすると「確認を怠るな」という感じになるのかな、なんて。生前の父の言葉ともリンクするのかな、なんて。

物理的にも精神的にも、荷物を落とさないように、忘れないように、何かに向かって進む前にまず確かめること。自分の気持ちを置き去りにしないこと。これは私の本心なのかと自分に問うこと。確認を怠るな。順番だけは間違えるな。

そういうことを改めて伝えようとしてくれたのかな、なんて。だいぶゴリ押しだけど。笑
とはいえ妙に納得させられちゃってる自分もいるんですよね。自分で導き出したことだから当然っちゃ当然なのかもしれないけど。
でもなんだかスッキリした気がします。夢の続きはめちゃくちゃ気になるけど。笑

とりあえず、お父さんありがとうね。

またね。

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