忍殺TRPGソロシナリオ【バイオ・モンスター! ゴッタ・キャッチ・エム・オール!】

◇前置き◇

 当記事はニンジャスレイヤーTRPGの非公式なシナリオ……それもダイスとメモするものさえあれば一人でも遊べるソロシナリオと呼ばれる感じのなんかです。

 本ソロシナリオでは当方から派遣されたソウカイニンジャと一緒にミッションをこなすことになります。そのためソウカイヤ所属はもちろん、フリーランスのニンジャや(正体を隠して)ドラゴン・ドージョー所属者、あるいは非ニンジャのアウトロー(各判定の難易度が+1される)などでも楽しむことができます。たぶん。

 既に複数のニンジャを作っている方ならば、あえて当方のニンジャを同行させず手持ちのキャラ二人で挑戦してみても面白いかもしれません。

 ではやってみよう。ヨロシクオネガイシマス。



◇オープニングな◇

 ある日のこと、カネになる仕事を探してIRCをザッピングしていたお前はとある依頼に目をつけた。『腕きき募集』『内容:危険動物の捕獲』『報酬【万札】20、対象生け捕りに限る』『希望者は下記に連絡されたし』……

 他の依頼と比べても魅力的な報酬。しかし同時にお前はアブナイ匂いも感じ取る。依頼人の詳細が伏せられている……すなわち、暗黒メガコーポからの非合法な依頼の可能性が高い。だがカネに釣られたか、あるいは仕事内容に興味を惹かれたか……お前はその依頼を引き受けることにした。

◇◆◇◆◇

 ……数日後! 『カリモノ・オフィスルーム』444号室! 指定された部屋に向かったお前を待っていたのは白衣姿の美女と……改造ミコー装束をまとった隻腕の女ニンジャだった。そのバストは豊満である。

「ドーモ。わたくしディスグレイスと申します。こちらはヨロシサンのソラン=サン」

 端的にアイサツを終えたミコー装束の女ニンジャは、お前は値踏みするように眺めまわす(お前が女であれば、その視線に妙な熱を感じるかもしれない)。ややあってから彼女は満足げに頷いた。

「ええ、一緒に仕事をさせていただくには申し分なさそうですね。早速今回の依頼を説明します……こっちのソラン=サンが。ほら、さっさと話しなさい」

「アイエッ、ハ、ハイッ! そのですね、あなたにお願いしたいのは、その……弊社の研究所から逃走したバイオニンジャの捕獲なんです」

 バイオニンジャ。お前はごくりと唾を飲む。闇社会の住人であれば聞いたことぐらいあるはずだ……ヨロシサンが産み出した人工ニンジャである。

「もともとは、そのう……こちらのディスグレイス=サンにお願いするはずだったんですけど……」

「ええ、わたくしもそのつもりでしたとも。ですが話を聞いて気が変わりました。……彼女の研究所、三体もバイオニンジャを逃したらしいんです

 ディスグレイスの言葉に呆れと怒りが混じる。ソランの体が反射的にびくりと跳ねた。それに鋭い一瞥をくれてから、ミコー装束のニンジャが続ける。

「本来であればもはやソウカイヤの管轄。……ですが、私も彼女とネンゴロにさせていただいていますからね。やれる限りの事はやろうと、なけなしのポケットマネーをはたいて協力者を募りました。つまりあなたです。覚悟を決めてくださいな」

「あ、あの……資金は私も出してるんですけど……」

「ウフフ、そうでしたね! ですがもともとは貴女の管理不行き届きが原因。それを棚に上げてその言い様! あとでしっかり賠償してもらいますよ。身体で」

「ア、アッハイ。スミマセン……」

 ソランが顔を赤らめ、俯く。ディスグレイスは肩を竦めると、お前にそのヘビめいた瞳を向けた。どうやらすぐに仕事に移る、ということらしい。後悔したか、それともハードなビズの予感に笑みを浮かべたか。それはお前次第だ。



◇本編な◇

 ディスグレイスに連れられお前が赴いたのはとあるスラム地区だった。彼女の説明によると、ソランが勤めるヨロシ研究所はこの地区に隣接した場所にあるらしい。

「バイオニンジャどもは三体ともこちらに逃亡しているところを目撃されています。……このあたりはヨタモノしかいませんし、ヨロシサンの株価にも影響しないんでしょう。不幸中の幸いですかね」

 ディスグレイスが何気ない様子でつぶやいた。

■注意な■
 当シナリオでは基本的にこのディスグレイスとともにミッションを進めていきます。開始前に【前衛】【後衛】を決めてください(もし自前のタッグで挑戦したい! という場合、彼女はやや離れた位置であなたたちをモニタリングしていることにしましょう)。ディスグレイスのステータスは以下のとおりです。
ニンジャ名:ディスグレイス
【カラテ】:5
【ニューロン】:5
【ワザマエ】:4
【ジツ】:3(カナシバリ)
【体力】:6
【精神力】:5
【脚力】;3
装備:
▲バイオサイバネ腕(片手)
▽吸血バイオ器官


◆◇◆◇◆


 お前はディスグレイスとともに周囲を警戒しながらスラム地区の奥へと踏み込んでいく。そのときだ。

「ヨオ、ヨオ!」「お前ら、なに勝手にオレらの庭にあがり込んでるワケ?」

 横手の路地から数人のヤンクが現れ、因縁をつけてきた。ディスグレイスが不快そうに目を細める……いずれにせよ、撃退する必要があるだろう。【前衛】の【カラテ】、あるいは【後衛】の【ワザマエ】、で判定したまえ。どちらも目標出目は4以上だ。片方の判定が失敗した場合、もう片方の判定を続けて行うことができる。【前衛】【後衛】のどちらかが攻撃性のジツ(カトン、カラテミサイル、カナシバリなど)を持つ場合、【精神力】を1消費して【ジツ】+【ニューロン】で判定できる(目標出目4)。

 なお、【精神力】1を消費して『自動成功』することもできる。『自動成功』は今後の判定にも使用可能だ。しかし、目標出目6を要求する判定には使用できないことに気をつけたまえ。

(どちらかが成功した場合)
「イヤーッ!」「アバーッ!?」先頭に立っていたヤンクが攻撃を受け即死! 「「「アイエエエエ!?」」」モンド・ムヨーの暴力に恐れをなしたか、はたまたNRSか。仲間ヤンクたちはお前たちに背を向け逃走していく。遺された死骸から【万札】1を頂戴し、先に進め。
(どちらも失敗した場合)
「ナンテメッオラー!?」「ヤンノカー!」空を切った攻撃は、ヤンクたちの怒りに火をつけてしまったようだ。彼らはチャカ・ガンを取り出し【前衛】に向けて発砲する! 【回避】判定を行いたまえ。目標出目は4以上。失敗した場合、【前衛】は【体力】2を失う。今後、どちらかの【体力】0となったら任務失敗(エンディングへ)。どちらかの【体力】がマイナスになったら死、または爆発四散(ゲームオーバー)だ。

 【回避】に成功、あるいは銃弾を耐え切った場合、【前衛】は反撃のカラテでヤンクの一人を血祭りにあげて仲間ヤンクたちを逃走させる。気を取り直して先に進むといい。


◇◆◇◆◇


 「ン……止まってください」

 お前は反射的に彼女の言葉に従った。彼女が見つめているのはもはや打ち捨てられたと思しき廃ビルディングだ。改造ミコー装束のニンジャはヘビめいた目を輝かせ、艶かしく唇を舐めた。

「……匂いますね。少しここを探索してみましょう」

 彼女のニンジャ第六感に働きかけるなにかがあったのか。いずれにせよ、見当もなくスラム地区をうろつくよりはマシだ。そう考えたお前は彼女とともにビルディング内部へと足を踏み入れた。中は薄暗く、どこか湿った空気が漂っている。

 1階、2階……各階をクリアリングしながら、お前はディスグレイスとともに廃ビルディングを登っていく。バイオニンジャはおろか、ヨタモノの影すらない。ハズレでは? 4階に到達し、お前がそう考え始めたそのときだ。

【前衛】は【ニューロン】判定せよ。目標出目は6。

 成功した場合、【前衛】は唐突に嫌な予感を覚え足を止める。すると……ポトンッ、シュウウウ……眼前に落下した水滴が、刺激臭を伴う煙を立てて床を溶かした。

 失敗した場合、【前衛】は肩口に強酸性と思しき水滴のアンブッシュを受け【体力】と【精神力】を1ずつ失う。だがもしディスグレイスが【後衛】にいた場合……

「アブナイ!」

 彼女の右袖から飛び出したバイオ触手がお前の腰に巻きつき、強酸性水滴から逃れさせてくれるだろう。逆にお前が【後衛】にいた場合、【ワザマエ】判定(目標出目4以上)に成功すれば彼女を助けられる。失敗した場合、彼女のミコー装束が一部溶け落ちる(「ああッ、もう、最悪……!」)。


◆◇◆◇◆

 警戒するお前たちの前にぼとりと落ちてきたのは、全身を粘液でぬめらせる軟体生物ニンジャだ。間違いなく逃亡バイオニンジャの一人

「ンンー……? ドォーモォ……アシッドスラグ、ですぅ……」

 軟体バイオニンジャは不思議そうにアイサツする。その動きは鈍い。ぬめりのために飛び道具は当てにくいかもしれないが、ニンジャであれば容易くカラテを当てることができるだろう。だがお前は先ほどの強酸性水滴の出元がどこなのか考える必要がある

 以下の選択肢のどれかを選べ。

1.【カラテ】で叩きのめす(目標出目3以上、【前衛】)
2.スリケンで牽制する(【ワザマエ】判定。目標出目5以上、【後衛】)
3.攻撃性ジツで威圧する(【精神力】1使用、【ニューロン】+【ジツ】判定。目標出目3以上、【前衛】【後衛】)

成功した場合「ンワーッ!?」攻撃を受けたアシッドスラグは身体を震わせ仰反る! ……もしお前が【カラテ】判定を選んでいた場合、アシッドスラグの身体を覆う強酸性の粘液によって【体力】が1減少してしまうぞ

「ンワーッ……ま、マイッタ……やめておくれよぉ……」

 なんにせよ、この軟体ニンジャを参らせるには充分だったようだ。大人しくなったバイオニンジャを、お前たちは無事に捕獲した。(ボーナスとして【万札】2獲得)

失敗した場合「アイエッ……エエエ……イヤーッ!」アシッドスラグの身体が膨らんだかと思った次の瞬間! バイオニンジャは散弾めいて強酸性水滴を飛ばしてくる! 【前衛】【後衛】ともに【回避】判定せよ。目標出目は4以上。失敗すると【体力】と【精神力】が1減少する

 回避に成功、あるいは両者とも生き延びた場合……

「ま、マッタ、マッタァ……わたしはぁ、暴力がぁ、苦手なんだよぉ……やめておくれぇ……?」

 なんと、アシッドスラグはあっさりと降参。釈然としないものを覚えつつも、お前たちはこのバイオニンジャを捕獲した。


◇◆◇◆◇


「まあ、協力的なバイオニンジャでよかったですよね」

「ンン……外にはぁ……暴力的な連中がぁ……多いんだねぇ……」

 アシッドスラグが嘆くように呟いた。彼……彼女? は大人しくディスグレイスについてきている。途中でヤンクにでも襲われたのだろうか。もっとも下手に手を出せば火傷ではすまないだろう。お前の知ったことではない。

 ポツ、ポツ……重苦しい灰色の雲から重金属酸性雨が降り始める。お前たちは今、とある路地裏に入り込んでいる。アシッドスラグによると、一緒に逃げてきたバイオニンジャの一人がこのあたりに逃げ込んでいるらしい。

「雨が降ってきたからぁ……そろそろ出てくると思うんだけどねぇ……」

 のんびりとアシッドスラグが呟いた、そのコンマ数秒後!

ゲコーッ!

 突如としてお前たちの背後の地面から影が飛び出す! ナムサン、アンブッシュだ! 【後衛】は【回避】判定を行いたまえ。目標出目は5以上。失敗すると【体力】2減少だ!

 生き残った場合、土から飛び出た影はビル壁に張りつく。見ればそれは魔術的紋様で身体中を覆ったカエルめいたバイオニンジャ! その背から生えているのはどうやら大小さまざまなキノコのようだ。

「ゲッ、ゲッ……ドーモ! ストールトードです! なんだよ、ヨロシサンからのお迎えもうきたの?」

 大きな目をぎょろつかせ、バイオニンジャはつまらなさそうに言った。が、すぐにその言葉は明るい調子を取り戻す。

「ま、いーや! ちょっと遊んでくれよな! そうしたら大人しく帰るからさ」

 言って、ぺちぺちと壁を叩く。『当ててみろ』とでも言いたげな挑発的仕草!

 さて、どうしてくれよう? 【前衛】【後衛】それぞれに以下の選択肢を選びたまえ。

1. カラテを挑む(【カラテ】判定、目標出目6)
2.スリケンで撃ち落とす(【ワザマエ】判定、目標出目5以上)
3.攻撃的なジツで意表をつく(【精神力】1消費、【ニューロン】+【ジツ】判定、目標出目4以上)

 どちらかが成功した場合ンアーッ!?」攻撃を受けたストールトードは落下! 「おっと」墜落寸前、ディスグレイスの右袖から伸びた触手がバイオニンジャを絡め取る。ワザマエ!

「びっくりしたー……なんだ、お前ら結構強いんだな!」

 ゲッ、ゲッと嬉しげにストールトードは喉を鳴らす。最初に宣言したとおり、どうやら素直にヨロシサンへ戻ってくれるらしい。扱いやすいバイオニンジャに感謝しつつ、最後のバイオニンジャを探しに行け。(ボーナスとして【万札】2獲得)

 どちらも失敗した場合「ゲッ、ゲッ! こっちこっち!」ストールトードは挑発的に壁から壁へと飛び渡る。なんたるニンジャ素早さか! しかしお前はふと気づく。あちこち飛び回るストールトード。その背に生えたキノコからばら撒かれる胞子に。

 【前衛】【後衛】ともに【回避】判定せよ。目標出目は5以上。失敗した場合、胞子を吸い込みサイケデリック幻覚に苛まれ【精神力】が1減少する。【精神力】がマイナスとなった者は死……ないし爆発四散(キャラロスト)だ。

 【前衛】【後衛】ともに生き残っていた場合、「ゴ、ゴメン! そこまでするつもりじゃなかったんだよう……!」降りてきたストールトードが慌てたように謝罪してくる。ひとまず矛を収め、このバイオニンジャも連れて最後のバイオニンジャを探せ。


◆◇◆◇◆


 重金属酸性雨が激しさを増す。雨の中、お前たちはストールトードに先導され次のバイオニンジャの潜む場所へと向かっていた。

「アシッドスラグ=サンがいるってことは、あとシックヴァイパー=サンだけだろ?」

「だねぇ……けどぉ、あいつはさぁ……」

「ちょっと連れて帰るの面倒かもな! ……あー、ホラ。見りゃわかるだろ」

 たどり着いたのは路地奥の広間。ストールトードが指差す先にあるものを見て、お前とディスグレイスは小さく呻く。そこにいた……否、あったのは絡み合うツタめいたなにかの塊だ。

「「「ドーモ、シックヴァイパーです…………SHHHHH!」」」

 ツタの先端が鎌首をもたげる。それぞれがヘビめいた頭部を持っているのだ! ディスグレイスは眉をひそめ、カラテを構える。

「……イクサは避けられなさそうですね。やりますよ!」

 お前も頷き返し、カラテを構える!

ニンジャ名:シックヴァイパー
【体力】:15
【精神力】:2
●養分吸収:
このニンジャは地面に根を張り、養分を吸収して再生する。
『手番最後固定』『回避不可』『自分の手番開始時に【体力】が1回復(上限は超えない)』
『【体力】がマイナスになったとき、強制的に0で止まる』
▲▲▲バイオサイバネ(多腕):ここでは単に『バイオサイバネ装備』『連続攻撃+1』として扱う
 イクサの始まりだ。【ニューロン】値の高い順に行動すること(ただし、シックヴァイパーはその特性のために最後に行動する)。

 お前たちはカラテ、スリケン、あるいはジツ……好きな手段をとって戦ってよい。いずれも目標出目は4以上。成功した段階でシックヴァイパーにダメージを与えることができる。なお【カラテ】で出目6が2つ以上出た時、『サツバツ!』が発生する。このイクサにおいてはダメージが+3される。

 シックヴァイパーは自分の手番時、【体力】を1回復してからお前とディスグレイス(あるいはお前の仲間)に一回ずつツタで攻撃を仕掛けてくる。【回避】判定(目標出目4以上)せよ。失敗した場合、【体力】が2減少する。

 シックヴァイパーの【体力】または【精神力】が0になる、あるいはお前たちのどちらかの【体力】が0以下になるまで手番を回すこと。撃破した場合、【万札】5を獲得する。


◇◆◇◆◇


「「「グアーッ!?」」」

 熾烈なイクサの末、お前たちはついにシックヴァイパーへ痛手を負わせることに成功した。ヘビめいたツタたちがビクンと跳ね、そのまま地に横たわり……土へと還っていく。

 ツタの塊が解け、その中から現れたのは小柄なバイオニンジャだ……見た目こそ人に近いが、髪は樹木の根めいて地面に突き刺さり、その身体を浮かせている。人形めいた顔をしかめたそれは物憂げに目を開けた。

「……ねむい。うるさい」

 文句を垂れたそのバイオニンジャは、離れた場所で様子を見守る仲間を見やる。それで状況を把握したのか、深いため息とともに地に降りると、その髪を地面から引き抜いた。

 そしてお前たちをぐるりと見渡し、決断的に歩み寄る……ディスグレイスの元へと。

「……なんです?」

「だっこ」

「は?」

「ねむい。動きたくない。運んでくれないと帰らない」

 言って両手を差し伸べる。ナムサン! なんたる子供めいたワガママか!

 唖然としていたディスグレイスは、お前の視線に気づいて我に返ったようだった。ひどく物言いたげにしていた彼女だったが、やがてあきらめたようにシックヴァイパーを抱き上げる。シックヴァイパーは満足げに目を細め、そのまま眠りに落ちていった。

 ……いずれにせよ、これで依頼は完了だ。ソランの元へ戻りたまえ。【エンディングへ】



◇エンディングな◇

 ……ソランの元に戻ったお前たちは成果を報告する。報酬はそれぞれ以下のとおり。

すべてのバイオニンジャを捕獲し生還:【万札】20、【余暇】2
アシッドスラグ遭遇時にディスグレイスを助けていた場合、追加で【万札】3をもらえる。
途中で帰還(【前衛】【後衛】どちらかの【体力】が0になった場合):【万札】5、【余暇】1 バイオニンジャ1体捕獲につき【万札】2追加

 

 深くオジギするソラン(と、ミッションに成功した場合はシックヴァイパーに絡みつかれたディスグレイス)を残し、お前は『カリモノ・オフィスルーム』を後にした。決死のミッションの末に手に入れたカネを何に使うか。それはお前次第である。


◇あとがき◇

 ……いかがだっただろうか。相手がバイオニンジャであるため、それなりに難易度・危険度の高いシーンが続くものの、それなりに【万札】が獲得できるようにしたつもりである。

 ここで登場したバイオニンジャたちも、ひょっとしたら他のソロシナリオで顔を出すことがあるかもしれない。そのときはよろしくお願いします。

 遊んでくださった方はぜひ感想やアドバイスなどをしかなにください。活力になります。それではここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました! 気が向いたらまたやるよ

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