忍殺TRPGソロリプレイ【トゥデイズ・チェインドッグ】
◇前置き◇
ドーモ。しかなです。当記事はしかなが昔……ええっと、去年の10月末くらい……にやったソロシナリオをテキストカラテナイズした、いわゆるリプレイというやつです。
しかなのバースは本編バースでは貴重なはずの女ニンジャがぽんぽこ出てくる。その辺あんまり気にしないでもらいたい……多様性と思って……
閑話休題。今回挑戦したソロシナリオは、E_ARETA=SANの【パシリ・モノ】です。
シナリオでわかる感じの内容だが、一筋縄ではいかないためソロシナリオとなっている。そういうものだ。
で、今回の挑戦者はこいつ。
(画像はななメーカーで作成したイメージです。いつもお世話になっております)
ニンジャ名:チェインドッグ
【カラテ】:2
【ニューロン】:3
【ワザマエ】:4
【ジツ】:2(キネシス)
【体力】:2
【精神力】:3
【脚力】:2
持ち物など:
・ウイルス入りフロッピー
・バイオサイバネ
○実家のカネ
キネシス・ジツが公開された時分なので、実際どんなものなのかと確認するために誕生したニンジャだ。キャラ付けとかにはダイス以外でいろいろあった。
どんなニンジャか? それはリプレイの中で描かれるだろう。よろしくおねがいします。
◇オープニングな◇
少しだけ昔の話だ。ネオサイタマ郊外に屋敷を構えていたカチグミの家族が一家心中した。父親の事業が立ち行かなくなったことが原因と噂される。噂。真実を知る者などいない。この事件は大して騒がれることもなく忘れ去られていったからだ。このネオサイタマではチャメシ・インシデントであるし、皆タマ・リバーのラッコの方が大切なのだ。
それよりやや後のこと。一家心中の起きた屋敷で心霊現象があると少しだけ騒ぎになった。少しだけだ。騒いだのは不法侵入した無軌道大学生だけで、その後ネコソギ・ファンド傘下の不動産屋が立入検査した際にはなにも起こらなかったのだという。当然のごとく、忘れ去られた。
……だからほとんどのネオサイタマ市民は知る由もない。その一人娘が本当に父や母とともに天国へ行ったかどうかなど。そして、心霊現象を引き起こしていた存在がなんなのかを。
……時と場所は移りゆく。ここは現在、トコロザワ・ピラー。
「あ、アイエエエ……」
その廊下を、おどおどと周囲を見回しながら進む少女あり。他の通行人の気配を感じ取っては、慌てたように柱の陰に隠れてやり過ごす。迷子? 否。本来、彼女にはここを大手を振って歩く権利がある。首にかけられたクロスカタナのエンブレムを見ればあきらかだ。
彼女の名はネイコ・ナコハカ。かつてはそうだった。もはや社会からはその名も忘れ去られて久しい。事業失敗による父親主導の一家心中。どういうわけか生き残ってしまった彼女は、唯一の持ち物である屋敷ごとジアゲされソウカイヤの一員となった。
今の名をチェインドッグという。
「で、出口、どこぉ……?」
ナムサン。彼女はまだニュービーのソウカイニンジャであり、このトコロザワ・ピラーの構造すら把握していない。ずっとこの歳になるまで引き籠もっていた彼女にとって、見知らぬ他人に話しかけることなど夢のまた夢。他人とすれ違う機会がある、こうした広い場所を歩くことさえ苦痛なのだ。
「よぉ」
「キャンッ!?」
そこへ突然背後から声をかけられ、チェインドッグは文字どおり飛び上がった。そのまま逃げ出そうとしたところを首根を掴まれ阻止される。
「人の顔も見ねェで逃げようとすんじゃねェー……」
低い男の声。隠しきれない不機嫌な色を感じとり、チェインドッグは小刻みに震え始めた。そのままゆっくりと振り返り……自分より遥かに背の高い男のニンジャと向かい合う。
男は鼻を鳴らし、アイサツを繰り出した。
「ドーモ。サンダーボルトです」
「どっ……ドドド、ド、ドーモ。ち、チェインドッグ、です……」
震える声でアイサツを返す。ニンジャにとってアイサツは絶対だ。いかにチェインドッグが極度の人見知りであり、サンダーボルトが威圧的アトモスフィアを漂わせないようと、である。
チェインドッグを傲然と見下ろし、サンダーボルトは片眉を跳ね上げた。
「さっきからウロチョロしやがって。カクレンボでもしてんのか? ア? 随分と時間が有り余ってるじゃねェか」
「ア、ア、ア……あ、あの、出口……」
「……アア?」
首を傾げる動作一つも威圧的だ(少なくともチェインドッグから見れば)。彼女は早くも目に涙を浮かべつつ(無意識だ)、必死に訴える。
「わ、わた、わたし、連れてこられて。は、はやくおうちに帰りたい……け、けど、どこ、どうすれば出られるか、わからなくて……グスッ」
サンダーボルトが眉間にしわを寄せる。チェインドッグの様子から、それが冗談でもなんでもないことを悟ったのだろう。やがて大きく溜息を一つ。
「ンだよ、ニュービーかよ……道くらい教えてやる。ありがたく思え」
寛大! チェインドッグは茫然と彼を見上げ……「アリガトゴザイマス!」勢いよくオジギ。頬を掻き、あらぬ方向に視線を逸らしたサンダーボルトは……やがて何事か決断したかのごとく頷いた。
「よォし。いいか? 一回しか言わねェからな? よく聞けよ」
「ハイ!」
「そこ曲がった先にエレベーターがある。エントランス直通だ」「ハイ!」「そこを出て、サカエ・ストリートに行く。真っ直ぐ行きゃ着くからな」「ハイ!」「で、そこの奥の自販機まで歩く」「ハイ!」「そこにあるバリキ・ドリンクのユーバリ・メロン・フレーバーを買う。テメェのカネでな」「ハイ!」「で、来た道を戻ってそれを俺に渡す。簡単だろ?」「ハイ!」
必死な様子で頷いていたチェインドッグは、ふと訝しんだ。
「……あれ? そうするとまたここに戻ってきちゃうような……」
「ア? じゃなきゃお前、買ってきたバリキドリンクを俺に渡せねェじゃねェか」
「あっ、そうか……あれ?」
「あのな、道を教えてやったんだからそれ相応の礼ってもんがいるんだよ。それに行って戻りゃ道も覚えんだろ……さっさと行ってこい!」
「は、ハイ!」
大声に押されるようにチェインドッグは駆け出した。彼女のは両親の教育によって極めて素直であり、その人生の大半を屋敷の中で過ごしたために世間知らずだった。なので当然のごとく、このサンダーボルトというニンジャが「貸したカネを返さない」から「ザイバツと密通している」までのロクでもない噂を網羅した男であることなど知らないのだ。
……ついでに、今すれ違ったヤクザスーツ姿のニンジャがこれまでの会話を聞いていたこと、そして彼がスカウト部門の所属であることなど、知りようもない。
「……ハァーッ……」
眉間によったしわを指でほぐしたそのニンジャは、エレベーターに駆け込んでいくチェインドッグの背を一瞥し、取り出した携帯IRC端末で上司に簡単な報告を済ませたあと、何事もなかったかのように休憩スペースへと向かった。彼の目当てはひとときの休息と、ケモ・缶コーヒーである。
◇本編な◇
サカエ・ストリート。ネオサイタマ広しといえど、これほど名実が一致していないストリートも珍しいだろう。昼間でもなお薄暗く、ろくに人通りもない。
そんな中、チェインドッグは物珍しげに周囲を見渡しながら進んでいく。ほとんど屋敷の外から出たこともない彼女は、ストリートの治安の良し悪しなどわからない。つまり……
「アヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「アイエッ!?」
このようなストリートをうろつくのが、余程のバリキ・フレーバーファンか重度の薬物ジャンキーしかいないことなどわかりようもない。もっとも、後者の例を彼女は目撃した。立ちはだかったモヒカンの目は焦点が合っておらず、その手にはチャカ・ガン「イヤーッ!?」チュインッ!
「……アバッ?」
モヒカンは不思議そうに己の胸を見下ろした。小さな穴が開き、赤い血がどくどくと流れる。ふと、自分の顔からも血が垂れ落ちるのを見て取った彼は、空いた手で何気なく己の額を触った。鋭い刃がその指を容赦なく傷つけた。
白目を剥き、倒れるモヒカン。その額から飛び立ち、チェインドッグの元へと舞い戻ったのは……ナムサン。小さな鋼鉄の星だ。スリケンである!
「アイエッ……アイエエエ……」
悲鳴を漏らしつつも、チェインドッグは躊躇なく戻ってきたスリケンを掴み取った。そしてオロオロと周囲を見渡し、今しがた死んだモヒカン以外に人影がないことを確認すると小走りでモヒカン死骸の元へ駆け寄る。
血で汚れたスリケンをモヒカン死骸の服になすりつけ……その拍子にこぼれ落ちた財布は、後で見つかるとなにかまずいことになりそうなので回収し……最終的に死骸を近くにあったゴミ箱に放り投げて処分した。
彼女とてゴミ出しくらいはできる。屋敷の不法侵入者の何人かは、このモヒカンと同じ末路をたどったのだから。
【ワザマエ】判定(難易度NORMAL)
4d6 → 1, 2, 3, 5 成功
【万札】1獲得
◇◆◇◆◇
チェインドッグはストリートの奥へと進む。先ほどよりもペースが早い。先ほどのモヒカンとの遭遇から、このストリートが自分にとって危険な場所であると理解したからだ。
壁に描かれた「バカ」「スラムダンク」「1919」などの粗悪グラフィティーアート。ゴミ箱からはみ出たマグロ生首。道に落ちた注射針。これらによって醸し出される不穏かつ荒廃したアトモスフィアの中、彼女の小綺麗な装束だけが浮いていた。
いや、もう一つ目立つものがある。煌々と明かりを放つ自動販売機。チェインドッグは興味深げにそれを覗き込み……そこにラインナップされるバリキ・ドリンクの一つを見て顔を輝かせた。
「あった!」
すなわち、ユーバリ・メロン・フレーバーである。目的のドリンクを見つけた達成感と一刻も早くこのストリートから離れたいという切実さによりチェインドッグのニューロンは急速回転! 初めて見る自動販売機の使用法を驚くべき推察力で看破した彼女は、トークンを投入しようと
「ッ、イヤーッ!?」
「シュシューッ!」
した直前、自動販売機の内側で蠢く悍ましい音を察知! バック転! すると、見よ! 彼女のいた場所に絡みついたのはケミカル極彩色の触手の群れだ!
【ニューロン】判定(難易度EASY)
3d6 → 2, 2, 3 成功
【回避】判定(難易度NORMAL)
4d6 → 3, 4, 5, 6 成功
「アイエエエーエエエ!?」
生理的嫌悪からチェインドッグは絶叫! 同時に脳裏を回転する後悔の渦! まさか自動販売機にはこのようなセキュリティがつきものなのか? 自分はなにか間違ったことをしでかしてしまったのではないか!?
……少しネオサイタマに詳しい読者であれば、彼女の問いに簡単には答えることができるだろう。当然のごとくノーだ。自動販売機に巣食い、獲物を待ち伏せするベンダーミミックはヨロシサンの関与も噂されるバイオ生物であり、都市伝説扱いを受ける程度には希少な存在である。
「シュシューッ!」
「ア……アイエ……」
ずるずると取り出し口より伸びてくる触手に、チェインドッグは身を凍らせた。そして不意に気づく。自分の間違い探しよりも前に、これをなんとかしなければ死ぬ。その単純な事実に!
「イ……イ……イヤーッ!」
悲鳴! チェインドッグの目が一瞬、強い輝きを放つ! チュイン! チュインッ!
「シュシューッ!?」
バイオ触手がたじろいだように引っ込められた。イナズマめいたジグザグ軌道を描いた二つの鋼鉄の星が迎撃したのである。これぞチェインドッグがニンジャとなって得たキネシス・ジツ! 彼女はスリケンをネンリキで自在に操作するのだ!
「シュシューッ!」
「イヤーッ!?」
荒れ狂う触手をチェインドッグは側転回避! チュイン! チュインッ! その間にもスリケンは縦横無尽に飛び回り、触手を一つ一つ断ち切っていく!
「シュ……シュシューッ!」
痺れを切らしたか、自販機から一際大きな触手が飛び出しチェインドッグに迫る! ナムサン! これはスリケンでは断ち切れ「い、イヤーッ!」「シューッ!」ゴ、ゴウランガ! 彼女はその触手を己の口で食い止めたのだ! 申し遅れたが彼女の口内には自衛用バイオサイバネ牙が仕込まれている!
ベンダーミミックが怯んだその隙に、キネシス操作スリケンが取り出し口の中に突入!「シュ……アババーッ!?」断末魔! 自動販売機内部のベンダーミミック本体が、スリケンによってズタズタにされたのだ! ……取り出し口から飛び出したスリケンがチェインドッグの元に舞い戻るのと同時、触手はグズグズと溶解した。
「ペッ、ペッ! ……オエッ……グズッ」
口内に広がる酷い味。極彩色の粘液めいた触手死骸で装束を汚したチェインドッグの目に涙が滲んだ。
ベンダーミミック戦
1ターン目:
チェインドッグ:キネシス・ジツ発動
【精神力】3→2
【ワザマエ】判定(難易度NORMAL)
2d6, 2d6 → (3, 4)、(4, 6)二回成功
ベンダーミミック【体力】6 → 4
【回避】判定(難易度NORAML)
4d6 → 1, 2, 3, 6 成功
2ターン目:
チェインドッグ:キネシス・ジツ発動
【精神力】2→1
【ワザマエ】判定(難易度NORMAL)
2d6, 2d6 → (3, 5)、(2, 5)二回成功
ベンダーミミック【体力】4 → 2
【回避】判定(難易度NORAML)
4d6 → 1, 3, 3, 5 成功
3ターン目:
チェインドッグ【カラテ】判定(難易度NORMAL)
2d6 → 2, 4 成功
ベンダーミミック【体力】2 → 0 撃破!
しばらく泣きじゃくっていた彼女は、ふと自動販売機の光がまだ灯っていることに気づいた。なんと自動販売機部分は本物であり、システムも稼働中なのだ。もっともチェインドッグはそれがレアケース中のレアケースであるとはわからない。
チェインドッグは恐る恐る近づき、トークンを投入口に入れ、何事も起こらないことを確認した。「……エット。エット……」そして自動販売機のボタンを押す。ガコン。取り出し口にドリンクが落下した。
「……お腹が減ったよ……」
「ニカッ! そうですねえ……」
「アイエッ」
不意に聞こえてきた遠くからの声にチェインドッグはびくりと身を震わせる。新たな来客の兆し。一刻も早くこの場を離れなければ。彼女はドリンクを掴み取ると、色つきの風めいてストリートを駆け戻っていった。
……ナムアミダブツ。彼女は気づかない。突然の戦闘での疲れのためか、自分がボタンを押し間違えていたことに。
【ニューロン】判定(難易度NORMAL)
3d6 → 1, 1, 2 失敗!
カツアゲなどせず「このまま帰還する」
◇エンディングな◇
……トコロザワ・ピラー!
「ドーモ。チェインドッグ=サン。アベレージです」
「アイエッ? ど、ドーモ。チェインドッグです」
帰還した彼女を出迎えたのは、くたびれたヤクザスーツ姿のニンジャだった。おどおどと視線を彷徨わせるチェインドッグに、彼は淡々と告げる。
「オツカレ。サンダーボルト=サンはこっちだ」
◇◆◇
案内された会議室にて、チェインドッグはサンダーボルトと再会した。なぜか彼は部屋の中央で正座しており、その前にはいかにもコワイ・アトモスフィアを放つ金糸装束のニンジャがいる。
そして視線。振り向くと部屋の片隅に寄りかかっているミコー装束の女と目が合った。優しげな笑みとともに手を振られる。その右袖がぶらぶらと揺れた。片腕がないのだ。
アベレージが金糸装束のニンジャにオジギ。
「ソニックブーム=サン。新人が戻りました」
「おう、ご苦労。……チェインドッグ=サンだったな? 買ってきたもんよこせ」
「エッ? アッハイ」
わけのわからぬまま、言われるままにチェインドッグはドリンクを手渡す。ソニックブームというらしいそのニンジャは、受け取るや否や中身を一気に飲み干した。
目を丸くするチェインドッグの横で、アベレージが咳払い。
「アー……チェインドッグ=サン。お前の事情は調べさせてもらった」
「エッ? あ、アッハイ」
「いきなり一人で行動するのも辛いだろう……しばらくはそっちの、そう、ディスグレイス=サン。彼女の元で研修だ」
「ウフフ! ドーモ」
ミコー装束のニンジャがアイサツ。ほとんど反射的にチェインドッグもアイサツを返す。サンダーボルトやソニックブームとは違い、かなり優しいアトモスフィアだ。それでも落ち着かないのは、なぜか右袖から妙な気配を感じるからだろうか。
オジギを終えたディスグレイスは、意外そうにアベレージを見やる。
「……しかし、わたくしにいきなり回してくるとは」
「ア? 同性のほうが親しみやすいだろう。それにお前、仕事についてはなんだかんだマジメだからな。信頼しているんだ、これでも」
「左様で。……まあ、その通りです。マジメにやらせていただきますとも」
チェインドッグはぽかんと二人のニンジャを見上げる。急に知らない人がたくさん出てきたと思ったら、なんだかよくわからないうちに話が進んでいる……勇気を振り絞って質問しようとしたそのときだ。首根を掴まれ、持ち上げられたのは。
「アイエッ!?」
チェインドッグからは見えないため、代わりに説明させていただくと……持ち上げたのはソニックブームである。もう片方の手ではサンダーボルトの首を掴みあげている。
「フー……オイ、アベレージ=サン」
「は」
「ノミカイやるぞ。今からだ。予約入れろ」
「は……ハ?」
突然の命令に、アベレージは訝しんだ。ソニックブームは据わった目でディスグレイスを見やる。
「オウ、ワカル……ディスグレイス=サン。テメェも来い」
「え……あ、アッハイ……?」
ディスグレイスも訝しんだ。
そんな二人のことなど知ったことかとでも言いたげに、ソニックブームは会議室を後にする。足がふらつき「グワーッ!?」その拍子にサンダーボルトが扉に頭をぶつけた。だがソニックブームはお構いなしだ。
アベレージとディスグレイスは顔を見合わせる。
「……あれ、酔ってません?」
「う、ウム……いや、そんなはずがないんだが……」
「とにかく追いかけましょう。どこに行くかわかりませんし」
「そうだな……しかし、今からだとどこが空いてるか……」
囁きを交わしつつも、彼らもまた上司を追いかける。
沈黙が戻った会議室。そのテーブルの上には安物アルカホール「最低の金塊パワード」の空き缶だけが残されていた。
リザルト
【万札】20, 【名声】 2 獲得
次回シナリオ開始時、【体力】と【精神力】が-1
◇あとがきな◇
というわけで、今日のチェインドッグでした。彼女は未成年のため、ノミカイでもご飯をいっぱい食べさせられたりカラオケで歌わされたりするだけだったことをお断りしておこう。
さて、最終的なステータスはこれ。
ニンジャ名:チェインドッグ
【カラテ】:2
【ニューロン】:3
【ワザマエ】:4
【ジツ】:2(キネシス)
【体力】:2
【精神力】:3
【脚力】:2
【万札】:21
【名声】:2
持ち物など:
・ウイルス入りフロッピー
・バイオサイバネ
○実家のカネ
彼女の余暇なども挟みつつ、まだnote起こしできていないソロリプレイもサルベージしていきたい。
ではここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。気が向いたらまたやるよ!
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