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忍殺TRPG非公式プラグイン【ソウガ・ニンジャクラン】

◇前置き:これはなに?◇

 当記事はニンジャスレイヤーTRPGのキャラメイク時に適用できるニンジャソウルの非公式プラグインとなります。当記事は随時更新中であり、予告なく内容の修正・変更が行われる可能性があります。ご了承ください。

 また、当プラグインをセッションに使用する場合は事前にNMの方へ了承を取るようお願いいたします。

 ではやっていく。よろしくお願いします。

2019/11/5 Ver.1.0: 記事公開
2020/8/5 Ver. 2.0: ソウルサマリー改訂



◇風味書:ソウガ・ニンジャクランとは◇

 ソウガ・ニンジャクランはドクロ・ニンジャクランの流れを汲むクランである。ジツによって自らの肉体……特に爪や牙を強化・伸長させてカラテの助けとしたためその名がついた。

 彼らの扱うジツの影響は爪や牙だけにはとどまらなかった。シカめいたツノを生やし、肉体を覆う外骨格を作り出し……果てには新たな骨の腕や脚を増設し、ジゴクめいた異形と化したという。



◇作中効果:ソウルサマリー◇

 ニンジャメイク時に【ジツ】値が1以上のニンジャが誕生した場合、お前は(NMと相談したうえで)そのニンジャに宿るソウルをソウガ・ニンジャクランのものにすることができる。

 【ジツ】値が上昇するごとに、ソウガ・ニンジャクランのニンジャは以下の恩恵を得る。


◆ソウガ・ニンジャクランのソウルサマリー
【ジツ】値:『素手』『スリケン』の攻撃ダイス:獲得スキル
1:『近接攻撃ダイス』+0、『遠隔攻撃ダイス』+0:『●頑強なる肉体』
2:『近接攻撃ダイス』+1、『遠隔攻撃ダイス』+1:『●骨太』または『●身軽』
3:『近接攻撃ダイス』+1、『遠隔攻撃ダイス』+1:『●タツジン:ソウガ・カラテ(骨太)』または『●タツジン:ソウガ・カラテ(身軽)』
4:『近接攻撃ダイス』+2、『遠隔攻撃ダイス』+2:専用リストから●を1個
5:『近接攻撃ダイス』+3、『遠隔攻撃ダイス』+3:専用リストから●を1個または●●を1個
6:『近接攻撃ダイス』+4、『遠隔攻撃ダイス』+4:専用リストから●を2個または●●を1個
7:『近接攻撃ダイス』+5、『遠隔攻撃ダイス』+5:アーチ級ルールに沿って『★★★』を一個
8:『近接攻撃ダイス』+6、『遠隔攻撃ダイス』+6:アーチ級ルールに沿って『★★★』を一個
9:『近接攻撃ダイス』+7、『遠隔攻撃ダイス』+7:アーチ級ルールに沿って『★★★』を二個


『サイバネ不和』:
 ソウルによって得られた肉体はサイバネとの馴染みが悪い。
 【ジツ】値3以下のソウガ・ニンジャクランのニンジャは
 最大サイバネ埋め込み数が3までに制限される。
 さらに【ジツ】値4以上となる場合、サイバネの埋め込みが不可となる
 (サイバネを医療用のものに取り替えるなどして、初めて【ジツ】値4以上となれる)

ソウガ・ニンジャクランの専用スキルリスト:
●外骨格の鎧
●ソウガ・ブレーサー
●タツジン:ソウガスリケン
●骨格伸長
●鉄骨:取得前提『●骨太』
●飛屍:取得前提『●身軽』
●●骨格改造(多腕)
●●骨格改造(多脚)
●●ソウガ圧電:取得前提『●骨太』
●●ソウガ・リープ:取得前提『●身軽』

●骨太
 この者はソウルによって強靭な骨格を手に入れた。それは自身を守る鎧であり、己を縛る鎖にもなる。【体力】に【ジツ】値×2の補正を得る代わり、毎ターン得られる回避ダイスが【ジツ】値分減少する。


●身軽
 この者はソウルによって身軽な肉体を手に入れた。敵を翻弄するのには充分だが、その分脆い。【回避ダイス】および【脚力】に【ジツ】値/2(端数切捨)の補正を得る代わり、【体力】が【ジツ】分減少する。このデメリットにより【体力】が1未満となることはない。


●タツジン:ソウガ・カラテ(骨太):取得前提『●骨太』習得済み
 自らの身体特性を最大限に活かした、ソウガ・ニンジャクランに伝わるカラテ。『素手』装備時にのみ以下の戦闘スタイルを使用可能となる。

『ゲンコツ』:攻撃難易度を+1する代わりに、この攻撃のダメージを+1し、『装甲貫通1』を得る。
『受けて断つ』:この戦闘スタイルを宣言した場合、その手番の攻撃と回避が不可能となる。その代わりに次の手番まで近接攻撃にのみ有効な『ダメージ低減1』を獲得。さらに自分に近接攻撃を命中させた相手に対してカウンターカラテを発動させる。これは命中した攻撃一発ごとに発動する。


●タツジン:ソウガ・カラテ(身軽):取得前提『●身軽』習得済み
 自らの身体特性を最大限に活かした、ソウガ・ニンジャクランに伝わるカラテ。『素手』装備時にのみ以下の戦闘スタイルを使用可能となる。

速攻』:この戦闘スタイルを選択した場合、攻撃難易度が+1される代わりに攻撃前に敵一人を選択して回避不可の回避ダイスダメージ1を与える。もし自身の【ワザマエ】が敵の【ワザマエ】よりも高い場合、回避ダイスダメージが1から2に上昇する。


受け流し』:この戦闘スタイルを選択した場合、その手番の近接攻撃ダイスが半減する。その代わりに、次の手番まで自身に対するあらゆる攻撃難易度が-1される。攻撃せずこの戦闘スタイルを宣言することも可能。


●外骨格の鎧
 全身を骨の鎧で覆い、身を固める。軽く丈夫で、ニンジャの動きを阻害しない。このスキルの所有者は【体力】が+3される。さらに『サツバツ!』を受けたとき一度のみその出目を-1できる(元の出目1だった場合、変わらず弾き飛ばしの効果となる)。さらにシナリオ中一度のみ、精神力を2消費してサツバツによる部位欠損ペナルティを回復可能(体力は回復しない)。


●ソウガ・ブレーサー
 手を鋭い骨のブレーサーで覆い、そのカラテをより鋭いものとする。このスキルを持つニンジャがカウンターカラテを発動させ、かつその出目に6が含まれていた場合、そのカウンターカラテのダメージを+1する。さらに、このスキルを持つニンジャは素手であっても『タツジン(イアイドー)』を前提とするヒサツ・ワザを習得、発動させることができるようになる。


●タツジン:ソウガスリケン
 熟練のソウガ・ニンジャクランは自らの爪や牙を自在にスリケンとして射出した。あるいはツノなどを急速生成し、それをスリケンとして放つ者すらいたという。
 これは遠隔攻撃系のタツジンスキルである。このスキルを持つニンジャは隣接する敵に対してもスリケン投擲が可能となる。また、精神力を1消費することで以下の戦闘スタイルを宣言可能。

『ダイ・ソウガスリケン生成』:その手番のみ、「スリケン」のダメージを+1する。
『矢継ぎ早の生成射出』:その手番のみ、「連射+1」を得る。
『アンブッシュ・スリケン』:戦闘中一回のみの使用。敵と隣接している場合のみ使用可能。その手番のみ、スリケンの回避難易度を+1する。


●骨格伸長
 腕や脚の骨を伸長させ、常体では得られぬリーチのカラテを放つ。このスキルを持つニンジャは「近距離攻撃リーチ+1」を得る。また、『敵と隣接しない位置』から近接攻撃を行い、かつその出目に6が一つ以上含まれていた場合、そのダメージを+1する(この追加ダメージは『戦闘スタイル:ゲンコツ』とは重複しない)


●鉄骨:取得前提『●骨太』
 このニンジャはその骨の強度をより強固なものとした。生半なカラテでは貫けぬ代わりに、その動きは鈍重なものとなる。
 このニンジャはサツバツを無効化する。出目1〜5は追加ダメージ+1、出目6は追加ダメージ+2d3(相手のカラテが7以上ならば3d3、13以上ならば4d3)に置き換える。その代償として、連続側転の基本難易度が+1され、毎ターン得られる回避ダイスが本来の半分となる(●骨太による回避ダイスのマイナス補正は、半減する前に計算する)

また、『●タツジン:ソウガ・カラテ(骨太)』の戦闘スタイルを以下のように置き換える。

ゲンコツ』:攻撃難易度を+1する代わりに、この攻撃のダメージを+1し、『装甲貫通2』を得る。
受けて断つ』:この戦闘スタイルを宣言した場合、その手番の攻撃と回避が不可能となる。その代わりに次の手番まで『ダメージ低減1』を獲得。さらに自分に近接攻撃を命中させた相手に対してカウンターカラテを発動させる。このカウンターカラテは命中した攻撃一発ごとに発動し、ダメージが+1される


●飛屍:取得前提『●身軽』
 この者はさらに自身の肉体から余分な要素を削ぎ落とし、耐久力と引き換えに驚くべきニンジャ俊敏性を得た。
 このスキルの所有者は『連続側転難易度-1』『連続攻撃+1』を得る。その代わり、『サツバツ!』を受けたときに追加でD3ダメージを受ける。
 また、『●ソウガ・カラテ(身軽)』の戦闘スタイルを【カラテ】ではなく【ワザマエ】で判定してもよい(この場合、自身が持つ素の『●連射』スキル値を『●連続攻撃』スキル値として使用する)。ただしこの場合、『サツバツ!』出目1、3、5で得られる追加ダメージ+1を得られなくなり、『サツバツ!』出目1の『弾き飛ばし』効果も発生しない。追加ダメージは『●骨格伸長』『●●:ソウガ・リープ』によるもののみ適用される。


●●骨格改造(多腕)
 背や肩から新たな骨の腕を生やす。このスキルを持つニンジャは『連続攻撃+1』を獲得する(●飛屍を持つ場合、『連続攻撃+2』となる)。また近接攻撃スロットと遠隔攻撃スロットがそれぞれ1個増え「素手」⇄「素手」⇄「素手」「スリケン」⇄「スリケン」⇄「スリケン」となり、素手での攻撃時『多腕の拘束』を宣言できるようになる。


●●骨格改造(多脚)
 下半身の骨格を組換・増設し、ケンタウロスや節足動物めいた異形となる。このスキルを所有するニンジャは『連続側転不可』となる代わりに【脚力】が+4され、『●ダッシュ移動(移動後難易度+1で行動可)』を得る。さらに『轢殺移動』が可能となり、『連続側転』が必要とされる段差を判定無しで越えることができる。

『轢殺移動』:4体までキャラを無視して移動可能となる。このニンジャが上を通過した敵に対し、直ちに自動ダメージ1を与える(回避難易度HARD、カウンター不可)


●●ソウガ圧電:取得前提『●骨太』
強固な骨に圧力をかけることで発電。その力で敵を打つ。『●タツジン:ソウガ・カラテ(骨太)』および『●タツジン:ソウガスリケン』の戦闘スタイルによって発生する追加ダメージを『電磁ダメージ1』に置き換える。


●●ソウガ・リープ:取得前提『●身軽』
 限界を超えた軽量化によりこのニンジャは空を蹴り、鳥めいたエアロ・カラテを可能とした。このニンジャは『●トライアングル・リープキック」を自動習得する。そして壁に接触せずとも『トライアングル・リープキック』の使用を宣言できるようになる。



◇参考:旧データ◇

◆ソウガ・ニンジャクラン(ver. 1.0)のソウルサマリー
【ジツ】値:『回避ダイス』ボーナス:獲得スキル・ジツ
1:回避+0:専用リストから●を1個
2:回避+1:専用リストから●を1個
3:回避+1:専用リストから●を1個
4:回避+2:専用リストから●を1個
5:回避+2:専用リストから●を1個または●●を1個
6:回避+3:専用リストから●を2個または●●を1個
7:回避+4:アーチ級ルールに沿って『***』を獲得

ソウガ・ニンジャクランの専用スキルリスト:
『●ツメ・エンハンス』
『●キバ・エンハンス』
『●ホネ・ヨロイ』
『●ソウガ・スリケン』:『●ツメ・エンハンス』『●キバ・エンハンス』『●ホネ・ヨロイ』のいずれか
『●タツジン:ソウガ・カラテ】:取得前提【ジツ】値3以上+『●ツメ・エンハンス』『●キバ・エンハンス』『●ホネ・ヨロイ』のいずれか
『●骨格改造(腕)』:取得前提【ジツ】値4以上+『●ツメ・エンハンス』
『●骨格改造(頭部)』:取得前提【ジツ】値4以上+『●キバ・エンハンス』
『●骨格改造(胴体)』:取得前提【ジツ】値4以上+『●ホネ・ヨロイ』
『●●破損修繕』:取得前提『☆骨格改造(腕)』、『骨格改造(頭部)』、『骨格改造(胴体)』のいずれか
『●●骨腕増設』:取得前提『☆骨格改造(腕)』かつ『▲▲▲バイオサイバネ腕(多腕)』『▶︎▶︎▶︎▶︎テッコ+++(多腕)』未装着
『●●ツノ・ミサイル』:取得前提『☆骨格改造(頭部)』
『●●骨脚増設』:取得前提『☆骨格改造(胴体)』かつ『▲▲▲バイオサイバネ下半身』『▷▷▷高機動脚部ユニット』未装着

『●ツメ・エンハンス』:ジツにより爪を強化。強度を増す他、伸縮自在となる。このスキルを所有するニンジャは『連続攻撃+1』を獲得し、素手の状態で戦闘スタイルを『強攻撃』『精密攻撃』『防御構え』『フェイント』へ変更できるようになる

『●キバ・エンハンス』:ジツにより牙を強化。このスキルを所有するニンジャは手番開始時に切替宣言することで、実際の近接武器装備スロットの状態に関わらず「キバ」にスロット切替が可能となる「キバ」選択時には『近接攻撃ダイス』が2個追加される。

『●ホネ・ヨロイ』:ジツによって体表を覆う外骨格のヨロイを作り出す。一種の装束生成。このスキルを所有するニンジャは【体力】が2、【脚力】が1増加する

『●タツジン:ソウガ・カラテ』:エンハンスされた肉体でのカラテに習熟する。取得したエンハンスにより、以下の効果が発生する。

『●ツメ・エンハンス』取得時:『素手』装備時のみ。選択できる4つの戦闘スタイルの効果が『●タツジン:イアイドー』所持時と同様のものに置き換わる。
『●キバ・エンハンス』取得時:「キバ」選択時のみ、出目6を1個以上含んで成功した『近接攻撃』のダメージが全て+1される。
『●ホネ・ヨロイ』取得時:敵から受けたあらゆる『近接攻撃』に対する『回避判定』の難易度が−1される

『●ソウガ・スリケン』:強化された爪や牙、あるいはホネ・ヨロイに生成した突起を射出し敵を撃つ。このスキルを所有するニンジャは隣接する相手にもスリケン射撃が可能となり、かつ『連射+1』を得る

『●骨格改造(腕)』:腕の骨格を変化させ、肥大化や関節部を増やして伸長を行う。このスキルを所有するニンジャは『素手』選択時の『近接攻撃リーチ+1』かつ『近接攻撃ダイス』が1個増加する

『●骨格改造(頭部)』:頭部の骨格を変化させ、ツノを生やしたりキバの形状を凶悪化したりする。このスキルを所有するニンジャは『キバ』選択時のダメージが+1され、かつ「出目5以上のダイスが2個以上」含まれていたときに『サツバツ!』が発生する。

『●骨格改造(胴体)』:表皮だけでなく、体内すら骨のヨロイに置換する。このスキルを所有するニンジャは【体力】+4を得る他、『サツバツ!』の出目6を受けても即死せず、代わりにD6ダメージを受けるだけで済む。

『●●破損修繕』:ソウルによって得た再生力により、イクサで破損した骨格を再生する。このスキルを所有するニンジャは手番開始時に【精神力】を1消費することで、『サツバツ!』によって受けた『●骨格改造』部位の修復を行うことができる。このスキルを使用した手番は、他の行動をとることができない。

『●骨格改造(腕)』所持時:『サツバツ!』出目5の両腕破壊を再生可能。【カラテ】【ワザマエ】ダメージは回復不可
『●骨格改造(頭部)』所持時:『サツバツ!』出目2の頭部損傷を再生可能。【ニューロン】【ワザマエ】ダメージは回復不可
『●骨格改造(胴体)』所持時:『サツバツ!』出目4の脚部損傷を再生可能。【脚力】ダメージは回復不可

『●●骨腕増設』:新たな骨の腕を生み出す。このスキルを所持するニンジャは近接攻撃スロットが2個増設される。また、『連続攻撃+1』『近接攻撃ダイス+2』を得る。

『●●ツノ・ミサイル』:頭部から異常発達させたツノを打ち出し、射線上にいる敵を貫いて殺す。【ワザマエ】で発動判定(難易度NORMAL)。成功した場合、タテ、ヨコ、ナナメのいずれか1方向を指定し、この直線上射程8マスにいるキャラ全員を貫通して2ダメージを与える特殊攻撃を行う(敵隣接時も使用可能)。回避難易度はHARDである

●●骨脚増設』:下半身の骨格を組換・増設し、ケンタウロスや節足動物めいた異形となる。このスキルを所有するニンジャは『連続側転不可』となる代わりに【脚力】が+4され、『轢殺移動』が可能となる。

『轢殺移動』:2体までキャラを無視して移動可能となる。このニンジャが上を通過した敵に対し、直ちに自動ダメージ1を与える(回避可能、カウンター不可)

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