忍殺TRPGソロシナリオ【エスケープ! フロム・ワーム】
◇前置き◇
ドーモ。シカナです。当記事はニンジャスレイヤーTRPGを遊んでいる皆さまにちょっとした楽しみを提供するシナリオ……さらに付け加えるならば、ダイスとメモさえあれば一人でも遊べるソロ用のものとなります。
オープニングなどは【ソウカイヤ】所属者向けとなっています。が、これは改変などによって容易に【フリーランス】【ドラゴン・ドージョー】などに切り替えることができるでしょう。NPCとしてソウカイニンジャが出てきますが、ごあんしんください。
ではやってみよう。ヨロシクオネガイシマス。
◇オープニングな◇
ある日のこと。ソウカイニンジャであるお前は、仕事であるミカジメ・フィーの徴収を終えてトコロザワ・ピラーへと帰還するところだった。近頃はこのようなつまらぬ仕事ばかり舞い込んできている。退屈だ……
……そのときである。「ンアーッ!?」「グワーッ!?」突如、横あいから飛び出してきた人影! ニンジャといえど避けられるわけもない。衝突したお前は相手を睨む……どうやらミコー装束の女のようだ。そのバストは豊満であった。
「もう、どこを見て歩いてるんですか! ……あら? ご同業?」
柳眉を逆立てた女は、すぐに目を丸くする。お前が持つクロスカタナのエンブレムに気がついたのだろう。そしてお前もまた、女の装束にあしらわれたクロスカタナのエンブレムに気づいたはずだ。
いったいなにがあったのか? 問いただすより早く、女はギョッとしたように来た方向を振り返る。そして……お前の手を掴むと駆け出した!
「スミマセン! ですがこのままだとあなたがアブナイなので! ついてきてくださいね!」
ナムアミダブツ! なにがなにやらわからぬまま、お前は謎めいた逃走劇へと巻き込まれることになったのだ!
◇本編な◇
お前は手を引かれるままに路地裏を駆けている。「ドーモ。申し遅れました。わたくし、ディスグレイスです」右袖をはためかせ……隻腕なのだ……女はアイサツした。「故あって追われてまして」
アイサツを返し、お前は追手について尋ねる。ザイバツか、もしや噂に聞くニンジャスレイヤーか? 「どちらでもないです。ですがわたくし一人で相手するには……その……荷が重くてですね……」歯切れの悪い返事。そのときだ!
「ナンオラー!」「ここを誰のナワバリと思ってッコラー!」正面に立ちはだかる影! 無軌道ヤンクたちだ! 立ち止まっている暇はない。このままカラテで突破したまえ。【カラテ】判定(お前の【カラテ】値と同数のダイスを振って判定)せよ。出目4以上のダイスが一つでもあれば成功だ。
成功した場合……「イヤーッ!」「アバーッ!?」お前のカラテがヤンクを弾き飛ばす!「やりますね」ディスグレイスが小さく呟いた。お前たちは速度を緩めることなく先を急ぐ! 【万札】1を獲得して進め。
なお、出目6のダイスが2つ以上あった場合、『サツバツ!』が発生する。「アバババーッ!?」ヤングは四肢を爆散させ死亡! ここまでされる謂れはない! この場合、お前が得る【万札】は3となる。が、同時に【DKK】も併せて2得ることになる。
失敗した場合……「「グワーッ!?」」お前はヤンクと正面衝突! ヤンクは気絶! お前は【体力】が1減少だ。もしここで【体力】が0になった場合、ディスグレイスは即座にお前を路地裏に捨てて逃亡を再開する(エンディングへ)。
「もう! なにをやってるんですか!?」衝突後も【体力】が残っていた場合、ディスグレイスはお前を引っ張って逃走を再開する。そのまま先に進みたまえ(【万札】の獲得なし)
◇◆◇◆◇
逃走を続けるお前とディスグレイスは、やがてメインストリートへと躍り出る。そこに待っていたのは……人! 人! 人! なんらかのセールでもあったのか、大混雑だ!
「ヌゥーッ……合流ポイントにはまだあるというのに……!」ディスグレイスが唸る。どうやら助力のあてがあるらしい。お前は状況判断する……頭上を見ればネオン看板が立ち並ぶ。あの上を行けば混雑を気にせず先に進めるだろう。もしくはカラテに任せて非ニンジャの通行人を押し除けてもいいし、ディスグレイスを逃すためにその手を振り払ってもいい。
お前は……
1. ネオン看板の上を行く(【ワザマエ】判定、目標出目4以上)
2. 通行人を押し除ける(【カラテ】判定、目標出目2以上、邪悪な行い)
3. ディスグレイスの手を振り払う(イクサへ)
(1を選択した場合)
判定に成功した場合、「「イヤーッ!」」お前はディスグレイスとともにネオン看板へと飛び上がり、そのまま看板を飛び伝って群衆の頭上を風めいて移動! だが……「イヤーッ!」背後から追ってくるカラテシャウト! 猶予はない! 急げ!
判定に失敗した場合……「グワーッ!?」「ンアーッ!?」ナムサン……お前とディスグレイスは途中で足を滑らせ、墜落! 「「「アイエエエ!?」」」逃げ惑う群衆! 入れ違うように近づいてくる影。どうやら追いつかれてしまったようだ。覚悟を決め、ディスグレイスとともにイクサに挑め(イクサへ)
(2を選択した場合)
成功した場合、「イヤーッ!」「アバーッ!?」「イヤーッ!」「アバーッ!?」「イヤーッ!」「アバーッ!?」お前は押し寄せる群衆をカラテで弾き飛ばし、掻き分け、進む! ディスグレイスは物言いたげだが、無視! 【DKK】を3を獲得し、先に進め。また、ここで『サツバツ!』を出した場合、サツバツボーナスとして【万札】2を得るが、獲得する【DKK】が5となる。
失敗した場合「ちょっと!押さないでくださいよ!」お前は通行人からクレームを受け、やむなく強行突破を断念する。心なしディスグレイスの視線が冷たい。お前の【精神力】は1減少する(0以下にはならない)。そしてなお悪いことに……追手が迫ってくる! もはやマッタナシだ! ディスグレイスとともにイクサに挑め!(イクサへ)
(3を選んだ場合)
「……ちょっと!?」ディスグレイスが驚きの声を上げる。彼女の手を振り払ったお前は、逃げてきた道の先……すなわちすぐに来るだろう追手を見据え、カラテを構えた。ディスグレイスは数秒の逡巡の後、逃走。さあ、単独でイクサに挑みたまえ。
追手を待ち構えていたお前の前に現れたのは……特徴のない美人だった。民族風のミニスカートがやや扇情的だろうか。「あの、あなたは……?」女は足を止め、不思議そうに首を傾げる。本当にこの女がニンジャなのか? お前が訝しく思ったそのときだ。
【ニューロン】判定せよ。目標出目は6。失敗した場合「「SHHHHH!」」彼女のスカートから飛び出してきた長大な影の連続攻撃を受け、お前の【体力】は2減少する。ここで【体力】が0以下となった場合、お前は爆発四散(キャラロスト)する。
回避した場合、あるいは耐え切った場合……「あなたはディスグレイス=サンのなんなんです?」女の声に敵意が混じる。スカートの奥から鎌首をもたげたのは、ナムサン! 二頭のミニバイオアナコンダ! さらにその口元と全身を覆っていくのは、鉄格子めいたニンジャ装束。「……まあいいか。殺しますね。ドーモ。インヨカです」(イクサへ)
◆◇◆◇◆
逃走した先はまたも路地裏……そこに小さく開けたバスケットコートだ。「なんとかここまでおびき出せましたか……」ディスグレイスが不意に足を止める。お前も直感で理解したはずだ。すなわち、ここで迎撃する気なのだと。
そして追いついてきたのは……女。民族風のミニスカートが特徴的といえば特徴的。美女といえば美女。一見するとディスグレイスが撤退を選んだのがわからないほどに地味で、か弱い印象を受ける。
「……ようやく私を受け入れてくれる気になったんですね、ディスグレイス=サン。ドーモ。インヨカです」異様な熱を込めた眼差しをディスグレイスに向け、女がアイサツを繰り出した。そのとき! 「イヤッハー!」
「グワーッ!?」インヨカの背から血飛沫! そしてそのスカートの中から伸びた『なにか』が、背後から斬りつけたアンブッシュ者を襲う! 「イヤーッ!」アンブッシュ者はこれを回避! インヨカの頭上を飛び越え、お前とディスグレイスの前に着地!
「アッハハハ! アブナイ! アブナイ! ドーモ! シャープキラーです!」新たのニンジャは朗らかにアイサツを繰り出す。セーラー服の少女。そのスカートから覗くのは剥き出しのサイバネティクス! だが、お前はそれよりもインヨカに意識を向けたほうがいいだろう。
「アー……」その顔に浮かんでいた怒りは、すぐに蕩けるような笑みへと取って代わる。「ドーモ。シャープキラー=サン……あなたもカワイイ……いい、いい……ウフフ」その口元と身体を、鉄格子めいたニンジャ装束が覆っていく。そしてなにより異様なのは「「SHHHHH!」」スカートの中から鎌首をもたげる、二頭のミニバイオアナコンダ! あからさまにインヨカの身体より長大なのだ!
「……わたくしがイクサを避けた理由、わかっていただけました?」ディスグレイスがぼそりと呟く。「身から出たサビでしょ、ディスグレイス=サンの場合」シャープキラーが朗らかな笑みとともにカタナを構えた。なんにせよ、万全の態勢には違いあるまい。お前もカラテを構え、イクサに挑め(イクサへ)
◇イクサな◇
お前、あるいはお前たちが挑むことになるニンジャのステータスは以下となる。
ニンジャ名:インヨカ
【カラテ】:6
【ニューロン】:5
【ワザマエ】:6(+1)
【ジツ】:4(カゴ)
【体力】:11
【精神力】:12(-1)
【脚力】:3
【回避ダイス】:8
【万札】:10
持ち物など:
○アーチ級ソウル憑依者
◉邪悪なサディスト
『サツバツ!』によってモータル/ニンジャを殺害したとき、【精神力】1回復
『ニンジャソウルの闇(ワザマエ+1, 精神力-1):暗黒カラテ衝動(ソウルの悲鳴)』
★スウォーム・ジツLv3
★★★半神的存在
このニンジャの【体力】は【カラテ】+【ニューロン】となる
★★★共振装束生成
以下のアイテムを生成。
『パーソナルメンポ(生成)』
【精神力】+4
『伝統的ニンジャ装束(生成)』
回避ダイス+1、【精神力】+3
『ミニバイオアナコンダ×2』
特殊装備。『連続攻撃+1』『近接攻撃リーチ+1』『多腕の拘束』
そして状況によって力を貸してくれるのが下の二人だ。
ニンジャ名:ディスグレイス
【カラテ】:5
【ニューロン】:5
【ワザマエ】:4
【ジツ】:3(カナシバリ)
【体力】:6
【精神力】:5
【脚力】;3
装備:
▲バイオサイバネ腕(片手)
▽吸血バイオ器官
ニンジャ名:シャープキラー
【カラテ】:6
【ニューロン】: 3
【ワザマエ】:4
【ジツ】:1(カラテミサイル)
【体力】:6
【精神力】:3
【脚力】:4
【近接攻撃ダイス】:7
【回避ダイス】:7
持ち物など:
・カタナ
▶︎ヒキャク
▷ブースターカラテ・ユニット
○キラーマシーン教育
敵はアーチ級ソウルの憑依者であり、タフだ。だが複数で挑むのならば勝ち目も見えるだろう。さらにシャープキラーが合流している場合、彼女のアンブッシュによりインヨカの【体力】は3減少した状態からのスタートとなる。
行動は【ニューロン】の高い順に行うこと。インヨカとディスグレイスは同値となるが、今回はインヨカが先んじて行動することになる(お前の【ニューロン】値が5の場合も同様だ。ディスグレイスとどちらに先に行動するかは決めてよい)
インヨカは自身のターンでミニバイオアナコンダ二頭による、二連続の近接攻撃を仕掛けてくる(この攻撃もあなたに判定してもらう)。これはカタナによる『精密攻撃』などと同様に【ワザマエ】判定によって行われる。が、『サツバツ!』が発生することに注意すること。ターゲットは一人に絞ってもよいし、誰か二人を同時に攻撃してもよい。ただし、『近接攻撃リーチ+1』を持っていないニンジャはこの攻撃にカウンターカラテを発動させることはできない。
さらにインヨカの攻撃でダメージを負った場合、被弾者は『拘束状態』となる(被弾者が二人出た場合、どちらか一人だけが『拘束状態』となる。インヨカはディスグレイスを最優先に拘束しようとし、その次にシャープキラーを狙う)。『拘束状態』となった者は以下のデメリットを被る。
・拘束脱出(【カラテ】判定、目標出目6)に成功しない限り、毎ターン【体力】1ダメージ(回避不能)を受ける
・『拘束状態』のニンジャは自分の手番に行う自発的行動の難易度がすべて+1される
・『拘束状態』のニンジャに対するインヨカの攻撃難易度が-1される
また、ディスグレイスやシャープキラーの【体力】が0になった場合、爆発四散の替わりにインヨカによって回収される。
以下の条件のどれかを満たすまで、このイクサを続けること。
・インヨカの【体力】を0以下にする
・お前の【体力】が0以下になる(キャラロスト)
・3ターンイクサを続ける
インヨカの【体力】を0以下にした場合「グワーッ……!」「「SHHHHH……」」インヨカと彼女の操るミニバイオアナコンダは力なく崩れ落ちる。カイシャクするか? ……否。見たところこの者はアーチ級ソウルの憑依者。ならばラオモト・カンの元に連れ行くのが正しいだろう。拘束の上、トコロザワ・ピラーへ向かえ。(エンディングへ)
イクサを3ターン続けた場合……「イヤーッ!」「グワーッ!?」さらなるアンブッシュ! カラテ衝撃波により、インヨカが弾き飛ばされる! 攻撃者は金糸のニンジャ装束を纏ったニンジャだ。
「ッたく、わざわざ俺様の手を煩わせるとはな……とはいえアーチ級なら仕方ねェか? ドーモ。インヨカ=サン。ソニックブームです」
「……ドーモ。ソニックブーム=サン。インヨカです」
インヨカはソニックブームを睨みつける。その表情にはもはや余裕がない。ソニックブームのカラテ力量、そして複数のニンジャを相手にするこな状況。絶対不利を悟ったのだ。
いずれにせよ、危機的状況は去った。この場はソニックブームに任せ、お前はトコロザワ・ピラーへと帰還せよ(エンディングへ)
◇???◇
トコロザワ・ピラーへ戻る途中、お前は不意に悪寒を覚える。心なし、ニンジャ第六感が警鐘を鳴らしているような……
もしお前の【DKK】が5以上ある場合、ダイスを二つ振って判定せよ。このダイスの合計値が、お前の【DKK】を下回った場合……「Wasshoi!」
ほとんど何の前触れもなく、お前の前に赤黒の死神がエントリーする! 「ドーモ。ニンジャスレイヤーです」
さあ大変なことになった。一人では到底勝ち目のない相手……もはや逃げるほかあるまい。【脚力】判定せよ。目標出目は5以上。失敗した場合、お前は死神の熾烈なカラテにより爆発四散してしまう。
逃走に成功した場合、あるいはそもそもニンジャスレイヤーが出なかった場合は、そのままトコロザワ・ピラーへと戻ることができる。
◇エンディングな◇
インヨカとのイクサを耐え切ったお前は、トコロザワ・ピラーへと戻ってことの次第を報告した。その結果として以下の報酬を得る。
・単独でインヨカを撃破する:
【万札】35、【名声】3、【余暇】4
・ディスグレイスらと協力してインヨカを撃破:
【万札】30、【名声】2、【余暇】4
・インヨカのイクサで3ターン生き延びる
【万札】20、【余暇】4、追加報酬としてインヨカに与えたダメージと同数の【万札】獲得
・ニンジャスレイヤーと遭遇し、生き延びる
追加報酬として【万札】3
……ところで、ヤンクと衝突しそこで【体力】が0となったニンジャもいるかもしれない。その場合は以下のイベントが発生する。
……「グワーッ!?」全身を苛む激痛にお前の意識は覚醒する。周囲を見渡せばそこにはツキジていた惨状が広がっていた。バラバラになったヤンクたちが路地裏を鮮血で彩っている。「オハヨゴザイマス」
声をかけてきたのは、鉄格子めいたメンポとニンジャ装束を纏う女ニンジャ。そのスカートの裾からはあろうことか、長大なミニバイオアナコンダが顔を出している。どうやらそのうち一匹に、お前は拘束されているらしい。「ドーモ。インヨカです」
「ディスグレイス=サンはどちらに向かいましたか? それと、あなたはディスグレイス=サンのなんなんですか?」お前を見つめるインヨカの眼はどこまでも暗い。このままでは爆発四散させられてしまう……! お前は最後の力を振り絞り、【ニューロン】判定を行う必要がある。目標出目は6だ。
成功した場合……お前はなんとかインヨカを言いくるめることができた。「成る程」インヨカはお前を解放する。ミニバイオアナコンダがスカートの奥に消えていき、鉄格子めいた装束とメンポも空に消えた。立ち去ろうとした彼女は、無造作にお前に【万札】2を投げつける。「情報料です。次、私の前に顔を出したら殺します」お前は呆然と、走り去っていく女ニンジャの背を眺めていた(終)
失敗した場合は? 「なんの役にも立ちませんね。せめてこの子たちのご飯になってください」「SHHHHH……!」おお、ナムサン……この先お前に起こった出来事を描写することは避けよう。いずれにせよ、キャラロストだ。
……さて、妙な逃走劇に巻き込まれて数日後。トコロザワ・ピラー内を歩いていたお前は「ンアーッ!?」「グワーッ!?」横あいから出てきた影と衝突してしまう!
「いつつ……どこを見て歩いて……って、またあなたですか」
ぶつかってきたミコー装束の女は、呆れたように呟く。が、すぐに我に帰ったようだった。
「いえ、今はそんなことをしている場合では……!」
「見つけた」
彼女の背後から聞こえた声に、ディスグレイスは硬直する。お前も同じかもしれない……聞き覚えのある声だったからだ。
鉄格子めいたニンジャ装束の女が顔を覗かせる。ディスグレイスの肩を掴みながら。お前はその装束に、クロスカタナのエンブレムを見出したはずだ。
「逃げるだなんて酷い。これから一緒に仕事をする仲なのに……もっとナカヨシになりましょう? ディスグレイス=サン」
「お断りです! というかなんでわたくしがあなたの世話をしなければならないんですか!? なに考えてるんですかソニックブーム=サンは!」
「私とあなたの出会いを語ったら、即決してくれたみたい。いい人ね、あの方」
「げっ……」
どうやらあのアーチ級ソウル憑依者は、ソウカイヤの一員として働く道を選んだらしい。これ以上厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだ。そう考えたお前は、こっそりと彼女たちから離れていくのだった。【終わり】
◇あとがきな◇
いかがだったろうか。DKKを稼ぐこともできるが、基本的にはやや左寄りのシナリオとなったように思う。ディスグレイスがどのようにしてインヨカに追われる羽目になったか。そのあたりはみなさまのご想像に任せたい。
さて、インヨカのジツに見覚えがない読者も多いと思う。あれは手前味噌ながら、自作の非公式プラグインを使用している。
興味があれば覗いてみてくれると嬉しい。
さて、ここまで読んでくださった皆様、そして遊んでくださった皆様。ありがとうございました! 気が向いたらまたやるよ!
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