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自分より○○な人から教わるリスクについて考えてる?~合格への戦略17:ディスカッション型勉強会のメリット・デメリット~

こんにちは、りょうたろです。

私は2022年の中小企業診断士試験においてスキマ時間を使った勉強法で1次、2次をストレートで突破しました。

また、そのノウハウを「サクっと学べる!中小企業診断士2次試験合格のために知っておくべき50の戦略!」としてKindle本で共有しています。

~おかげさまで、本書がAmazon「中小企業診断士」カテゴリーでベストセラー1位に選ばれました~

このシリーズでは、ご紹介した50個の戦略の中で一つのテーマを深堀りし、本書では書ききれなかった裏側や作者のホンネをつづっています。

今日のテーマは本書の
『合格への戦略17:ディスカッション型勉強会のメリット・デメリット』
「自分より○○な人から教わるリスクを考えてる?」です。

その○○に入る言葉とは・・?


勉強会に潜む、自分より○○な人から教わるリスク

ズバリ、自分より成績の悪い、残念な人から教わるリスクです。

受験生のみで集まる2次試験対策のディスカッション型勉強会。これは、基本的に意味がありません。

なぜなら、その参加者は全員合格レベルに達していることが保障されてません。そもそもディスカッションの質が担保されていないわけです。

しかも、あなたがその中で一番賢かった場合、知らず知らずのうちに他メンバーたちの「的外れな議論」に巻き込まれて、あなたの貴重な時間や思考プロセスが阻害されます。

しかも、本書「サクっと学べる!中小企業診断士2次試験合格のために知っておくべき50の戦略!」でも述べたのですが、一部の方(多年度受験生に多い)は自分の解答に自信をもちすぎるあまり、そのプロセスをひけらかしてきたり、他の意見を論破しようとしてきます。

私は、たまたまそのハズレ勉強会に参加してしまい、大変な思いをしました。なかなか2次試験の勉強会でWin-Winの関係性になるのは難しいと思います。

逆に言うと、あなたがあまり成績が良くないと自覚している場合には、「この人は受かりそうだ、成績が良い」という人を見つけて、ディスカッション型勉強会に引きずり込むことで、多少の利益を得ることができるかもしれません。ただ、あまり褒められた行為ではありませんよね。

それでも勉強会をしたいという人が気を付けるべきポイント3点

「それでもどうしても勉強会をしたい!」という方が気をつけるポイントについてご紹介したいと思います。

①メンバーを厳選する
勉強会メンバーとしては、自分と同じぐらいの学力で合格圏内、モチベーションも高く、自分と思考プロセスも似ているという人をTwitterなどであたりをつけること、そして、そのような方に個別で連絡して、少人数制で勉強会を開くことが好ましいと思います。

ただし、そのような良いメンバーを集めること自体、非常に労力のかかることですので、あまりお勧めできませんね。

②「ふぞろい」などを用いて答えを用意した上でディスカッションする

お互いの設問解釈や解答を見せ合って、あーだこーだいうのはあまり生産的ではありません。

理想は、模範解答として「ふぞろい」を置いた上で、みんながそれぞれの解き方をアウトプットして、なぜその考え方に至ったのか、なぜこの解答要素を入れたのかという点を一つ一つ検討していくような作業が出来れば有効です。

参加者のレベルが一定以上であることが重要ですが、その様なメンバーがもし揃うようなら試してみても良いかもしれません。

③合格後の付き合いを踏まえて行動する

診断士としての勉強酒だけでなく、合格後の付き合いを含めて良いコミュニケーションが取れそうだと感じたら、今のうちから声をかけるのも手かもしれません。

最悪、試験の合格にはプラスにならないかもしれないけど、プライベートやビジネス上のつながりを期待してグループを作るという考え方ですね。

まとめ

色々書いてきましたが、2次試験の答えは「ふぞろい」の中にしかないと心得るべきです。

試験合格だけを考えるなら、下手な勉強会は組むべきではない、ただし、勉強サークルとして楽しく過ごしたいなら、合格までの時間はかかるかもしれないけれど、仲間と楽しく勉強会をするのもありっちゃあり。

これが私の結論です。それではまた!



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