ZOZOテクノロジーズ/ZOZO研究所を退職しました。次は医療xAIスタートアップUbieに行ってきます。
2021年8月でZOZOテクノロジーズを退職します。2021年8月5日が最終出勤日でした。2018年から3年半ほど在籍したので、プログラマーが退職するときによくある思い出浸りブログをやりたいと思います。
だれ
鹿似のプログラマだよ! @shikajiro
経歴を1行で紹介すると、なんとなく高校を辞めてフリーターしながら憧れのPCをエプソンダイレクトで買ってテレホタイムにずっとMSNチャットで遊びながらパソコン資格の勉強してたら専門学校でパソコン講師することになり上司にインフラ教わってインフラエンジニアになるべく上京したらメインフレームのオペレータをさせられて辛かったので福岡に戻ってハロワのリストの一番上にあったソフトウェア企業に就職したらATMのテストを毎日やって毎日終電だけどJavaを一生懸命勉強したら国のシステムをCobolで作るようになって合間にFlex/AIRのアプリ作ったらマッシュアップアワードで賞を取ったのでイキってweb系企業に転職するも体調崩したのでしばらく休んでAndroid専門のフリーランスを10年間やってなんやかんやあってZOZOテクノロジーズに入社したアカウントです。(早口)
あと犬が好きです。犬も僕のことが好きです。
なにしてるの
もともとはAndroid専門のフリーランスをやってて、2018年からZOZO研究所に入り「ML以外のエンジニアリング全部やる」をモットーにエンジニアをやってました。具体的にはPythonでWebAPI作ったり、Airflowとかでワークフロー構築したり、GCPのインフラ整えたり、フロントエンドのプロトタイプ作ったりなどなど。MLエンジニア・サイエンティストが研究開発に専念できるようにやれることをなんでもやってました。
なぜZOZO Techに入社したの
ZOZOがまだスタートトゥデイだった頃にVASILYとカラクルという2つのベンチャー企業を買収しました。この2つの企業がZOZO研究所の原型になっています。僕はカラクルでAndroidエンジニアをしており、そのままZOZO研究所所属となり研究開発エンジニア(Research Engineer)として機械学習周辺のエンジニアリングを行うようになりました。
2018年(平成30年)4月 - 株式会社VASILY及び株式会社カラクルを吸収合併し、「株式会社スタートトゥデイ工務店」から「株式会社スタートトゥデイテクノロジーズ」に社名を変更
ZOZO研究所でなにしてたの
携わったものの中では画像検索が一番大きいサービス開発でした。画像数は300万枚以上、WebAPIでGPU、学習ではTPUを使って物体検出、特徴量抽出、最近傍探索させ、ワークフローでは大量に処理を並列化させたりと、なかなか難易度の高い開発でした。
ファッションSNS WEARでは特定の髪型に似合うコーディネートを探す「髪型別コーデ検索」など今までにない新しいサービスを次々に開発しました。
先日リリースしたZOZOGLASSでもファンデーションレコメンドで関わっていました。みんなコスメ買ってね。
他にもたくさんありますが、載せれない事も多いのでこれくらいで。
アウトプットはあるの
会社のテックブログにいくつか執筆もしました。あまりネットに情報のないAirflowやKubeflowといった大規模データを取り扱うワークフローの実体験を載せています。MLOpsなどに興味ある方はぜひご覧ください。
なぜ退職するの
辞めたくなったから・・・ではなく、次に進みたくなったからです。39歳。自分は若手だと思ってたら35歳定年説はとうに超えており、エンジニアとしては中堅どころになってました。改めてキャリアを見つめ直し、まだまだ僕にはやりたいことがたくさんあることに気づきました。
ちょっと将来の夢の話をしちゃいますが、僕はペットテックの分野に進んで犬や飼い主が幸せになるサービスに携わりたいと思っています。子供の頃から犬がとても好きで、我が家には11歳になる愛犬コーギーがいます。犬達のため、犬を愛する飼い主のため、時間を見つけてはアプリやサービスを作ったりしてました。
しかし、我が家は3歳になる愛娘を育てている真っ最中でもあり、なかなかサービス開発の時間も作れません。当初はペットテック企業への転職も考えましたが、ZOZOテクノロジーズのように高い給与と福利厚生を出してくれるペットテック企業は見当たらず、家族の生活を犠牲にしてまで転職する気にはなれませんでした。
家庭と仕事と夢・・・すべてを両立させたいけどどれかが犠牲になる・・・そんな葛藤を抱えてる同世代エンジニアは少なくないと思います。僕もその一人で、エンジニア人生どうすべきかずっと悩んでいました。でも、このままではこのままです。斉藤和義もそう歌ってます。
そこで、今はペットテックに進むことは保留し、ひたすらプロダクト開発をするスタートアップに身を投じて「息を吸うようにプロダクト開発ができるエンジニア」になろうと決めました。「0から1を生み出す創造力」「1を10にする改善力」「10から100への成長力」全てを肌で体験し、いつペットテックの世界に身を投じた時に最高の結果を出せるようなエンジニアになろうと思ったのです。
次はどこに行くの
というわけでAndroidでもSREでもMLOpsでもなく(またはこれら全てをやる)ソフトウェアエンジニアとしてUbieという医療xAIスタートアップでプロダクト開発してきます。
そう、またUbieなんだ、すまない。
個人的な決め手は
- スタートアップなのに給与が高い
- ストックオプションがある
- 医療という社会貢献度が高い分野
- 評価をしない制度
- Scrum開発を全力でやってる
- 組織構造をフラット(ホラクラシー)
といったところです。総じてクレイジーです。そういうの大好きです。あわよくば動物医療もしてくれないかな。
まとめ
辞める人間が言っても説得力無いですが、ZOZOテクノロジーズは良い会社でした。僕がここまで成長できたのは会社に挑戦する姿勢があったからです。福利厚生も厚く、面白い人材も多く集まってます。僕の抜けた穴があるので、皆様のご応募おまちしております。
長くなりましたが、ZOZOテクノロジーズの皆さん、研究所の皆さん、大変お世話になりました。今後もtwitterやdiscordでかまってください。
欲しい物リスト
僕が欲しいのは犬達の幸せなので、愛犬もなかの出身である福岡コーギーレスキューの欲しい物リストを貼っておきます。ブログには銀行口座もあるのでそちらもよろしくおねがいします。(にっこり
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