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【#8 HSPの語らい】〜HSPの環境感受性〜

「変わってるね。」
「誰も気にしてないよ。」

あなたが僕と同じ繊細な気質を持っているなら、今まで何度も耳にしてきた言葉かと思います。

僕自身、それが原因で『自分は普通の人より劣ってるんだ…』と思い、必死に周りの人に合わせ、繊細な気質を隠しながら生きてきました。

そんな繊細な気質を持つ方のお力に少しでもなりたい。また、HSPの認知を広げ、"繊細さん"が能力を発揮しやすい世の中にしたい。

そう思い、本noteを執筆しています。

※本noteは僕(@shika_hsp)が、けんとさん(@kent_sensai)、たかやんさん(@takayan_kokoro)と共にTwitter上で開いたSpaceを文字に起こし、読みやすいように補足していったものです。本noteを執筆するにあたって、根拠を明確にするためにHSP提唱者であるエレイン・アーロン博士のお言葉をお借りすることが多くなります。
今回の#HSPの語らいでも、たくさんの方が聞きにきてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。

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気になる部分を拾い読みして頂けると幸いです。

 

0.環境感受性

私たちは、生まれたときから死ぬまでに、さまざまな環境から影響を受けます。 大前提として、HSPに限ったことではないということも前置きしつつ、 そんな中でもDOESの特徴でもあるようにHSPにとっては、より影響を受けやすいとアーロン博士は仰っています。 ​ 環境からの影響の受けやすさ、つまり”感受性”には、 個人差があります。 もし同じ環境に置かれたとしても、 ある人は環境刺激から非常に影響を受けやすく、 ある人は影響を受けにくいという研究結果もあります。 環境には物理的なものだけでなく、 家庭環境や「進学」「就職」「結婚」など、 人生で起こりうる様々な出来事などの 心理社会的なものも含まれます。 このような感受性の個人差を「環境感受性」といいます。 まとめると、環境感受性は 「ポジティブおよびネガティブな環境に対する処理や知覚の個人差」のことなんですね。 HSPの中にも、4つの型のように個人差があって、みんな違うのは当然なんです。

今回は、環境によって自らの気質にどのような影響が出たのか、各自エピソードをお話ししました。

 

1.エピソードトーク

たかやんさん

これは全てHSPと知って気づいたこと。僕は母子家庭で育った環境と、社会人になってからの2つが影響していると思う。 気にしすぎる側面は、女手一つで育てていた母は特に僕に厳しかった事が影響している。 男一人っていうのもあったし、決して裕福ではなかったので必死だったんだと思う。 子供ながら、それに気づいていたから、母親の顔ばかり気にしていた。 「いい子でいなきゃ。迷惑かけちゃいけない。」という気持ちはすごいあった。 僕が気にしすぎる側面として、一番は女性が怒ったり、そういう態度にすごい気にしていまうところがある。 さらに追い討ちをかけるように、社会人となり、女性の世界の看護師。気にしすぎるところに拍車がかかって、 話すことが好きだった僕は、何も話さなくなってしまった。女性だけではなく、人の態度も気にするようになった。 これはネガティブな側面に働いたものかな。ポジティブ面は今の環境で、共感してもらえた、 発信することで自分を出せるようになって、"気にしすぎる"、"深く考える"をうまく使えるようになった。 これを踏まえると"大勢で"というよりも、"一人で何かをやる"方が好きで、HSS型HSPでも、内向型よりな一面もあるのが自分ですね。

 

・けんとさん

僕は、元々、普通の家庭で育っていましたが、 このテーマで話すと決めてから過去を思い返せば リーマンショックで電気代を支払えず 家族仲が悪くなり、「苦しみから逃げたい」 「平凡な幸せが欲しい」「怒っている人が怖い」 こんな感情が強く芽生えて、 今の自分の感じ方や物事の捉え方が 出来上がっていったんだと思う。 最初は、嫌だった。「 自分が弱くなった」とか「自分は不幸だ」って思って生きてきたけど、 元々刺激に弱かったのもあるし、 嘆いたって誰かが助けてくれるわけでもないし。ただ、自分が生きていた人生で影響を受けた だけで終わりたくないから何を求めてて、何が嫌なのか明確になっている分 「ほんとに生きたい人生を生きよう」 そう思って、今自分らしく生きられるようになったから、これはこれでいいのかなって思ってる。

 

・しかちゃん

まず僕の育った環境なんですけど、まぁごく普通の家庭で。小学生の頃なんかは母親が毎日「遊んでこいっ!」 って言ってくれて、しょっちゅう泥だらけになって帰って来てました。だからこそ「友達と遊ぶのがすごい 楽しい。」って考えが強く残って、今でもとっても人が好きだし、YouTubeとか映画をボーッと見るのも好きですが、人と話す事がリフレッシュにもなります。なんですけど、HSPの特徴から言うと、昔から人の目ばかり 気にしていて、今でも近所のスーパーに行くだけでもオシャレして行きますし、学校に行くだけで何百の目がそ こにあって、だいぶ疲れます。こんな環境で育ったので、割と社交的で初対面の人にも平気で突っ込んでくけど、 めちゃくちゃ気にするし深く考えまくる僕が出来上がりました。ひとつ言いたいのが、僕は自分に「HSP」とい う肩書を貼り付けて、良かった事だらけです。「周りはもっと苦しそうなのに自分なんて…」と遠慮している方 もいますが、HSPに苦しいほうが偉いとかないですから。自己理解をしてちょっとでも楽しく生きるために、遠 慮なんて入りません。 ひとつ環境で目に見えて変化があった事がありまして、僕が詐欺にあったり村八分にされたり一気に人間不信に なった時期があるんです。そこから、人を簡単に信じられないし、嫌われるのが怖すぎて人とと関わる最適解を 勉強しました。いままで勢いで関わっていた人間関係が慎重かつ論理的になって、深く考える気質が活かせたし、 HSPの冷静な場面で小さなことに気づいてあげれるとか、欲しい言葉がなんと無く分かったりとかの気質の部分 を、上手く活かせるようになりました。これからの環境でも自分にとっていい影響は生まれる事があるんだって 感じました。逆も然りですけど。 多分、聞いてくださってる皆さんと僕は、似たような部分もあるけど、全く違う人もたくさんいると思います。 それだけ、環境次第でHSPっていう気質の現れかたって変わるんだなって思います。もちろん、これからの人生 で構築していく環境も、すごく自分に影響を与えるし、自分の周囲の環境をつくれるのはすべて自分がどこに出 向くかだなって思います。自分がいい人間になれる場所にこれからも飛び込んでいきたいなって思います。

 

閲覧していただき、ありがとうございました。#HSPの語らいをより一層、良いものにしていきたいと思っています。右下のハートマーク(スキ)頂くと励みになります。

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