自分史的なクリッピング史料

昨日、国会では政倫審が開かれるなど政局についてのニュースと大谷選手の結婚で盛り上がっていた。大谷ロスなどは起こるのだろうか?と思いつつも一方で近所のペットショップに毎日通っている。それは、ついにシェットランド・シープ・ドッグ(シェルティ)をみつけたからだ。3年前に亡くなった我が愛犬もシェルティ。とにかく可愛くて、ケージから出して抱っこさせてもらった。そして抱っこしていたら、見知らぬお父さんがやって来てシェルティをなでなで。自身も今3匹目のシェルティを飼っているという。3匹目の時には、やはり自分の健康期間を心配したと言っていた。自分もそうだ。動物である以上、寿命があるのは仕方がないけど、どっちが先に逝くかわからない時期では迷いも多い。でも飼いたい・・・。

2023年12月4日 朝日 麻薬探知犬 褒めて伸ばせ
横浜税関 ハンドラー研修1日密着

師走の時期に税関は多忙を極める。横浜税関でも「年末特別警戒」が12月5日から始まるというリード文。不正薬物の密輸を水際で食い止めるのが麻薬探知犬。その能力を最大限に引き出すのがハンドラー。その研修に密着した記事。

横浜港・大黒ふ頭に横浜税関の麻薬探知犬管理センターがある。ハンドラー研修に参加したのは3名。一人は通関業務から異動してきた女性。更には市役職勤務から転職してハンドラーになった女性。そして消防士志願からハンドラーになった男性。

まずは訓練の前に排泄から。そこではにおいや硬さで犬の健康状態をはかる大切な業務とのこと。次にコンクリート製の犬舎を掃除する。犬舎の衛生環境をよくするために湿気をこもらせないなども大切だそう。犬舎を乾かしている間に相棒と触れあう。肌の湿疹、ノミの付着、歯石、耳あか、爪の長さなどを点検。この「グルーミング」には信頼関係をつくる意味合いもあるという。

我が愛犬は、爪を切られるのを随分嫌がっていた。午前9時に訓練が開始される。いくつか積まれた箱の中に麻薬の臭いを染み込ませたスポンジのようなものが隠されていて、この箱の山は2つあって、ハンドラー研修生は、犬の邪魔をすることなく漏れがないようなルートを誘導していく。風向きを確認してスタート地点を決める。ようやく犬が登場すると、周囲の皆で歓声をあげてその登場を迎え、訓練が楽しいものであること、最高であるということを伝える。場を盛り上げるということが犬の気分を高揚させる。

そして、Sit 、Stay、Find it という合図で探知が始まる。麻薬を嗅ぎ取った犬はお座りで教えてくれる。そしてオス、メス関係なくGood Boy と言って褒めちぎる。探知に成功すると、ハンドラーはきつく巻いてヒモで縛ったタオル(通称ダミーと言うらしい)を投げたり、引っ張り合ったりして犬と遊ぶ。獲得意欲を上手に刺激することだそうだ。

犬も遊んでほしくて不正薬物を見つけたと見せかけることがあるともあるので、犬とヒトとの信頼関係の深さなんだろうか。でも尻尾の振り方や鼻息の音でウソかどうか見分けられるようにもなるらしい。

午後1時から訓練再開。その後訓練では一つ一つ指導員から目的が説明され訓練が実施され、後に指導員から研修生に、Good Point、Bad Pointを質される。研修生は自分の言葉で課題を見つけることを繰り返すことによって成長していくとある。自分の言葉で・・・、これって大事なことだと思う。

その後、記者も参加させてもらってトレーニングをやらせてもらったところ当然、大変な体力がいるという様子が描かれている。躾ではなく、楽しませてやる気を引き出すにはエネルギーが必要ということ。犬の楽しみをハンドラーが楽しまなければ犬の気持ちにはこたえられないという。ヒトは犬の嗅覚という能力を利用させてもらうということで訓練するのだからその見返りとして遊びを通じて最大限の信頼関係の構を構築していくということだろうか。

この記事はハンドラーの話でもあるけど、自分は我が愛犬・シェルティを飼っている時にアジリティをやってみたいと真剣に思っていた。飼い主との信頼関係で、遊び感覚で課題を懸命にクリアしていくとい様子をYoutubeで視聴して、そのゲーム性もとても魅力的に映っていた。あいにくその思いは叶わなかった。もう8歳くらいだったので、ダッシュも余りしなくなっていたので。その代わり、散歩は数知れずしたけど・・・。アジリティもやってみたかったなぁ。ある年の夏の日、涼しい時間に出発しようと午前中に散歩に出てお金も持たずにあっちこっち歩いていたら、明らかに方向を失い迷子状態になってしまった。結局、4時間近くの散歩。流石に愛犬は家につくなりおやつを食して直ちに眠りについた。その時は本当に忘れられない思い出だ。当然、途中で休憩を何回か挟んだものの。

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