ケースで探索会社法第3問

【前書き】 

第1問、第2問のそれを確認していただきたく。

【本問について】

(1)論点3-1
事前準備を充分にしているひとが、そこまで多いとは思えない問題。
本試験に出題されていたなら、自分は対応できたと言い切れる自信はない。

(2)論点3-2
こちらは有名判例による処理だが、前捌き部分については、それなりの事前準備が必要。

(3)答案と書き方について
会社法は、他の科目と少しだけ異なるスタンスでのぞんでいた。

他の科目では、とにかく、『問に正面から答える』を徹底していた。
これに付随して、流れを重視し、また、途中答案を防ぐために、とにかく、余計な言及は避け、簡潔に書くということに努めた。

しかし、会社法は、形式的問いと実質的問いに開きが見られ、後者に沿った配点項目が意外に多いため、過去問や各種模試で点数が伸び悩む経験をした(特に司法試験)。

そこで、いわゆる前捌きや関連論点も可能な限り盛り込む意識で起案及び本試験にのぞむという修正を図ったのが会社法である。
本問答案も若干説明調に感じられるのはそういう背景である。

他方で、上記のようであるから、その分、事前準備の負担が重く、それによるところが大である(自分は本試験までにこれをやりきれず、悔いている)。

上記は、あくまで現時点での私の認識に過ぎず、他の優秀な受験生や指導者は、また異なる見識をお持ちかと思うので、そちらを参考にしていただきたい。




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