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トラコブルー

2日前の夜、もう8時過ぎてた。
ちょっと疲れ気味の私は
暗くなった公園のベンチで
ちょっと煩わしことなどから逃げる?
そんな気分でぼっ〜と座っていた。
悲しいことが続いたりして心のバランス取り?みたいに、ただただじっ〜と座っていたら、
どこからかやってきたのか
野良猫トラが
私の隣りにちょこんと座って
ミャ〜ンと鳴いた。優しい声で。
えっ〜
まるで
「ベティ・ブルー37.2LE matin」の
ラストシーンのようでビックリした。

ジャン=ジャック・べネックス監督も
猫を飼っていたんだろうなぁ、
あのシーンは実体験だったんだろう。
あの夜から劇中でゾルクが弾いていた
ピアノの音が耳の奥でずっーと流れている。

むかしむかし、
多分、夏だったと記憶。
旅の途中で10日ほど
過ごしたパリ。安いB&Bに泊まり
ぶらぶらしていたら
この洒落たポスターに導かれて
サンジェリマンデュピレの映画館へ入った。
(現在はこの映画館はないかも知れない)
もちろん字幕は無く
ずっーとフランス語.当然だけど。
物語はベティとゾルクの恋の話し。
やたら激しい内容だったが
音楽も素晴らしく、映像も良かった。
後から知ったが「ディーバ」と言うパリを舞台の好きな映画の監督さんだった。
次の年、東京でも封切られ字幕ありを改めて観たけど、内容の解釈はほぼあっていた。パリで流石3日も通い続けたからね。
ラストの方でベティがどんどんおかしくなって行き辛いシーンも多かったけど、フランス郊外のバンガローのシーンやピアノ屋のシーン、バースデーケーキのシーンなど好きだぁ〜
そして一番は
ラストの白猫と話すシーンだよね。

音楽も映画も人生を豊かにしてくれているなぁと
この年齢になり良く思う。

#野良猫トラ
#ベティブルー愛と激情の日々
#1986
#ベティブルー

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