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全ての就活生のために、「#きがえよう就活」プロジェクトにチャレンジする決意

1、就活PJの紹介と筆者自己紹介


【自己紹介】
大阪府出身、2008年青山商事入社。「洋服の青山」にて店舗販売スタッフとしてキャリアスタート、その後6年間の店長経験を経て、現在はリブランディング推進室室長補佐として勤務。2022年より共創コミュニティ:シン・シゴト服ラボ「#きがえよう就活プロジェクト」のプロジェクトマネジャーに就任。

#きがえよう就活プロジェクト プロジェクトマネージャー 岡本


【共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」就活プロジェクトについて】
学生が服装で悩む時間を、未来を考える時間に変えたい。共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」による #きがえよう就活 プロジェクトは、ただでさえ多い、いまの就活生の「悩み」をひとつでも減らしたいという想いから、就活生の生の声を聴き、賛同いただける企業と共に就活の服装に関する課題解決を中心に考えていきます。

私が共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」に参加したのが2021年4月。
コミュニティマネジャーである星川さんとは約10年前、隣接する営業店(洋服の青山)で販売をしていた頃からのつき合いです。
このコミュニティでは2人で同じ想いを共有しながら、コミュニティマネジャーとして社外に対して向き合う星川さんと、社内へコミュニティ活動の浸透や理解を求める立場の私、としてこの1年並走してきました。
私がプロジェクトマネージャーを務める、この#きがえよう就活プロジェクトは、「ビジネスウェア3.0を定義する」というコミュニティミッションから立ち上がった3つ目のプロジェクト。ビジネスパーソンになる前の「就活生」に向き合います。


2、就活プロジェクトが立ち上がり、「就活生の不や課題は何か?」の輪郭がはっきりしてきた


私自身、10年以上就活生の方々にリクルートスーツやコーディネートを提案販売してきました。振り返るとビジネスパーソンのお客様へは1人ひとりのTPOや嗜好に合わせて、様々なデザイン、色柄のスーツを提案するのですが、就活生への接客の際はほとんど画一的な提案販売。当時は何の迷いもなく『黒か紺無地のスーツ、白無地のシャツ、黒い靴』を提案していました。

しかし、接客時にだんだんと「服装自由」「オフィスカジュアル指定」というワードが出てくるようになり、今までの黒や紺無地一辺倒のリクルートスーツから、変化が目立ってきました。お客様から「何を着れば良いのか」、そして販売スタッフからは「何を提案すれば正解なのか」という悩みの声が出始め、徐々に増えていったのを覚えています。

今回、#きがえよう就活プロジェクトを開始するにあたり、コミュニティで「就活生の服装における悩み」がどのくらいあるのか就活生※にアンケートを実施しました。集まった数はなんと3200件超。(※現就活生/元就活生[18卒~25卒])

正直このアンケートをとる前は、
「スーツ自体の否定的な意見ばかりになるんじゃないか」
「自分たちに出来ることなんてあるのだろうか」

漠然とした不安が私の中でもあったことを覚えています。

アンケートでは就活に関して感じていることを自由に書いていただける欄を用意したのですが、様々な悩みがある中「服装」に関することが本当に多かったです。例えば…

「服装自由は就活生にとって優しくない」
「何を着ていけば良いか悩む」
「面接の場に自分と違う服装をしている人がいると不安になる」

こうした意見をひとつずつ読んでいくうちに、『これまでリクルートスーツを多く販売してきた私たちだからこそできることがあるのではないか』…と
考えるようになりました。

アンケートは就活生だけでなく、企業の人事担当者にも実施しています。
就活生と企業側の回答を比較すると、明確なギャップがありました。

就活生と人事担当者へ実施した、アンケート結果の一部



このアンケート結果からコミュニティマネジャーである星川さんは
「無数にある就活生のすべての悩みを解決することは難しいけど、その中の1つだけでも減らしたい」と決意。私も同じ思いで、コミュニティメンバーの方々と、ここから本格的にプロジェクトがスタートしました。

このコミュニティには大勢の各方面で活躍されているビジネスパーソンの方々と、学生、そして数多くの就活生にリクルートスーツを販売してきた青山商事がいます。一企業だけでは出来ないことも、このコミュニティだからこそ実現できることがある。その想いでたくさんある就活生の悩みの一つである
「就活時に何を着たらいいか分からない問題」
すなわち
「企業側が求める就活時の服装の可視化」
まずはここに向き合っていきたい、と私自身、強く思っています。

3、「#きがえよう就活」プロジェクトの現在地と就活生のために自分が変えていきたい未来

【プロジェクトの現在地】
まずこのプロジェクトのスタートとして、3月31日に主に採用側の企業に向けてこの活動の始動を宣言するティザーサイトを立ち上げました。
https://www.y-aoyama.jp/kigaeyou-shukatsu/

この#きがえよう就活プロジェクトは私たちの想いに賛同していただける企業の方々と一緒に活動していくことが、就活生の悩みを1つ減らすことに繋がる最初の一歩です。

現在進行形で具体的にどんな情報を学生に届ければ良いのか当事者の学生の方へ何度も壁打ちしたり、どんな情報であれば企業側も大きな負担なく開示できるのか、プロジェクトメンバーの方々と議論しています。


まだまだ「あれもこれもやりたい!」という想いが先行している状況の中、各企業の方々へこのプロジェクトの説明と企業としての賛同を打診する際には難しい側面も感じています。一方でこの取り組みに共感していただける方も多いと実感しており、またすでに就活時の服装について学生に寄り添った開示をしている企業の方々にも出会う機会が増えてきました。
今はこのプロジェクトの次のステップとして、学生に対して具体的に「採用時の服装の可視化」ができる方法を提示することを目標に日々活動しています。

外に対して説明するのはもちろんですが、合わせて社内連携も必要です。関連部署に対して細かく説明していくことも常に意識しながら動いています。


【就活生のために自分が変えていきたい未来】
この活動を通して就活生の方々には
「服装に悩まず、未来の働く自分について真剣に考えて悩んでほしい」
だから私としては
「服装に悩む時間を解消したい」
そう強く思います。
辛い想いで「これでいいや」と就活服を選んで着るのではなく、少しでも前向きに就活を楽しんでほしい。「これがいい!」と自信をもって選んだ服装で。
なので、このプロジェクトを続ける限り、常に学生の方々とはコミュニケーションをとり続けて「大人の独りよがり」にならないようにしていきます。

そしてたくさんのリクルートスーツを販売してきた自分としても、
同時に変えたいことがもう一つ。それは…
「就活のときに着るスーツ=個性を失くす象徴」という認識。
面接の際に自分を表現する服装の選択肢の一つとして、スーツが必要なのは、これまでのアンケート調査や学生へのヒアリングからも再確認出来ました。
例えば、
「スーツは清潔感があって、きちんとした身だしなみになるので
 自分は絶対スーツ派」や
「スーツは気持ちが引き締まるから、就活ではあえて着ています」
という意見。
スーツも、オフィスカジュアルも、カジュアルも、就活生が安心して
面接時に着ていく服装を自分で選べることこそが大切
なのです。

【黒無地の「リクルートスーツ」コーナーを
バリエーション豊かな「リクルートウェア」コーナーへ】
就活時の服装の可視化が実現出来た際には、同時にリクルートスーツの在り方も、それを提案する店舗、スタッフとともに変わっていきたいと思います。
就活生へのチラシや真っ黒のスーツばかりの店舗売場は、バリエーション豊かに。販売スタッフの提案なども今まで以上に、就活生一人ひとりに寄り添ってニーズに応える。今、そしてこれからの社会の動向に合わせ、業界に先駆けて変わっていけるきっかけにもしたい!というのも私のモチベーションになってます。

そうなればその延長線上にある「ビジネスウェア3.0を定義する」(共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」のミッション)ことにも繋がっていくのではないか。そう信じて今は就活生の悩みを1つ減らすことに全力で向き合い挑戦していきたいと思います。





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