中国の銀行
こんにちは!
この記事では、中国の銀行に関して書きたいと思います。
【はじめに】
筆者は日本の金融機関に勤めており、広州で銀行を探して歩き回る珍しい(アホな)経験をしたため、このテーマで書かせていただきました。
【巨大化する銀行】
中国では「中国工商銀行」「中国建設銀行」「中国農業銀行」「中国銀行」の四大国有商業銀行があり、その資産規模は世界のトップ4を独占。その規模は年々拡大しています。
【直面する危機】
一方、上記銀行では人員削減の動きがあるとの報道もあり、原因として、異業種の金融業進出が挙げられています。
商業銀行の主な事業として「預金」「為替」「融資」があり、当該事業においてアリババやテンセント等、銀行以外のプレーヤーの存在感が高まっています。「為替」面で「Alipay」「WeChatPay」によるBtoC決済や個人間送金が普及している他、「融資」面ではアリババ系のアント・フィナンシャルの融資額が急拡大しています。
【日本でも?】
日本でもPay Pay やLINE Pay等、「決済・為替」面での異業種参入が進んでいる他、2018年にLINEが銀行業参入を表明するなど、「為替」面から異業種の金融業参入は進むと言われています。
ざっくりした記事になってしまいましたが、次回は、巷で良く聞く「シャドーバンキング」や、中国の為替政策について書きたいと思います!