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被爆体験者の話を直接聞く 2016年10月19日

 自称「受けとめる女」神垣です。

 昨日、生まれて初めて・・・


 広島では
 小・中学校で必ず
 平和学習があります。

 原爆投下のあった8月6日は
 夏休みでも登校日になっています。

 そんなふうに子どもの頃から
 原爆のことに触れてきたのですが

 実際に広島市内で被爆した方に
 話を聞く機会は、これまで
 わたしにはありませんでした。

 先日、ある被爆体験者の話を
 直接聞く機会がありました。

 当事者にとって
 それが原子爆弾と知るのは後のことで
 自分のけがの状態さえ気づかず逃げ
 我に返って負傷した体の応急処置をしてからは、
 家族を探すのに精いっぱいで
 目の前の惨状も
 感覚がマヒして気にする余地もなかった
 と聞きました。

 2時間余りお話を聞いて、帰ろうとするとき
 その方が自分で折ったという

 バラの花、祝い鶴、コマ
 の折り紙を手渡してくださいました。

 丁寧に折られた
 その一つ一つの折り紙に
 その方の人生の重みを感じました。


 このような機会を
 わたしの娘の世代の若い人たちも持てたらいいのに
 と感じています。

 同情とか、憐れみとかではなく
 当時者の話を真っすぐ受けとめることが
 大事なのだと思います。
(VOL.2735 2016年10月19日配信 【仕事のメール心得帖】あとがきより)

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