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2021.11.11 近況報告&作ったものの話

ご無沙汰しております。鴫野エイカーです。
8月中旬に日記の更新を止めてからもうすぐ3カ月になるようです。そこから今まで何をしていたかというと、特にこれまでと変わること無く作業していました。いや変わることなくと言うのは違うな。有難いことに、頑張る必要が出るくらいご愛顧いただいております。
その甲斐あってか下半期になっていろいろな映像が公開されたので、近況報告させていただきます。


【夢ファンファーレ(アステル・レダ様/影山シエン様Cover)】

お馴染みかどうかは分かりませんがホロスターズのお二方のカバーです。
得意分野である雰囲気出しの技術を発揮できたのに加え、シーンごとのメリハリを意識して作りました。もうちょっと手数増やせたかなとも思ったりしましたが、キラキラや夜、暗い中の光といったモチーフが好きなのでモチベーション高く制作できました。あってよかったTrapcode Lux。
余談ではありますが、この曲がきっかけでそれまで何となく敬遠していたHoneyWorksに対し良さを感じました。聴かず嫌いは良くないね。


【GoldLeaf ジャケット/XFD】

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にじそうさく05にて頒布されたイメソンアルバムのジャケットデザインおよびXFDです。
映像ではなくプロダクトのデザインをしたの、かなり久々だったんですよね…正直不安でしたが、完成したCDの現物を頂いて不安が吹っ飛びました。思った以上に印刷が上手くいってくれてよかった。ちなみにロゴは手書き文字ではなくイラレでそれっぽい文字を作っております。完全手書き文字というのは幾度となくやってみたいと思ったのですが、如何せん鴫野は手書き文字の癖が強いのでどう頑張っても納得のいく字は書けませんでした。
XFDの方は「収録曲全てのイメージイラストを用意する」というかずぺそさんの愛ある暴挙により非常に充実したものになりました。絵柄、加工の仕方、構図などイラストごとの特徴を意識しそれぞれ別のモーションを入れております。


【シンデレラ(森中花咲様Cover)】

制作のお話は頂ける時点で既に嬉しいのですが、中でも印象に残っている映像です。
内容に関しては原作を忠実にオマージュすることに重きを置いたので特に言える事が無いなぁ…OTOIROさんが素材配布し始めるよりも前に制作していたのと、リリースされて間もない曲だったので再現してみました。


【エリー・コニファー様、シスター・クレア様へのお誕生日作品】

ついこの間イベントへの不参加宣言をしましたが、こういう時は自主制作することがあります。だって自分のよりも大切な誕生日だし。
エリーさんの方はここ一年の思い出をリフレインする作りになっています。真ん中に花言葉モチーフ、思い出のピックアップは悩んだのですが音ゲー(特にプロセカ)、はわワイルド最終回、ボーボボの話はエリーさんを語る上で特に外せないと思い採用しました。右下はワタシ再生産を意識したのですが個人的なバイアスがありまして、にじ歌DAYの振り返り配信で話されていたセトリの意図の緻密さが印象的だったので採用しました。クリエイターとして頭が上がらん。
クレアさんの方はその日のバースデーライブで発表された制作中の2曲を1つの動画に合体させました。「エトワール」のキービジュアルで降り注いでいる星くずをバックに見上げるすみれの花、という構図です。ちょっとしたこだわりポイントとして、映像の下端をちょっとだけ明るくしているのはこの真下でペンライトに溢れたバースデーライブが行われているという想像から来ています。
どちらの作品もご本人に届いたようでした。普段はいいねの数やView数など気にしますが、ファンアートはご本人からの1Viewだけで十分です。


【鬼KYOKAN(アステル・レダ様/奏手イヅル様Cover)】

この映像を作ったのは秋ごろなのですが、今年の秋は無意識に敬遠してきたキーフレーム芸に対しての抵抗が薄れている時期でもあります。あとレターボックス芸と手描きエフェクト芸も覚え始めます。
一番苦心したのはサビのカメラワークとレイアウトの引き出しを絞り出すことでしょうか。カット数を多くした分可読性をそれなりに確保できるようレイアウトしたのですが、今見るとまだまだ甘いな!というかFOTのカラットが可読性担保のフォントではないのでその点もうちょっと意識できたな、と言う気持ちです。
というか、改めてYouTubeの再生リストを見返すと鬼KYOKANのようなハイテンポで熱い印象の曲の映像はほとんど作っていなかったんですね…強いて言うなら去年作ったPreserved Roses以来?


【メンタルチェンソー/小悪魔だってかまわない!(マットレス・岡田軍曹様Cover)】

改造&魔改造です。どっちが改造でどっちが魔改造かはあなた次第。
どちらも頂いたリファレンスを参考に改造しました。特にメンチェ(作業中そう呼んでいました)の方は元映像がわりかしアグレッシブだったのと奥行きを感じるレイアウトだったので、どうせならカメラワーク含めて奥行きのある動きを多用してみようと思い今回のモーションにしました。ここ最近の制作の中でも特に効率的に情報の多い画面を作ることを追求できたと思う。


【イロドリミドリ LIVE'21 第4話 ~No Limits Colors~ 演出映像】

SIKAKU inc.( https://4kaku.co.jp/ )様ディレクションのもと、HaNaMiNaのOP映像および一部楽曲の映像演出を担当させていただきました。ひっさびさのライブ演出映像。楽しい。超楽しい。
担当させていただいたHaNaMiNa…というかこのシリーズの音楽が鴫野の趣味にかなり近いので余計楽しかったです。常に重めのギターの音を聴きながら作業している状況。映像の内容はネット上で公開されておりませんが、音楽のイメージに合っていれば幸いです。
ライブ当日は別件で観れなかったのが残念です。分身してでも観たかった。4マナくらい払えばトークン召喚できないですかね?それともアグネスデジタルの保健室イベントみたいなこと起こします?


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現在は仕事の合間を縫って新しいポートフォリオを仕込み中です。流石にTumblrに見づらさを感じたので、ちまちま作っております。ある程度見やすくなってるはずなので、公開された時には拡散よろしくね。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。公開を控えている情報もまだありますので、増えてきたらまたこんな感じで書こうと思います。




【蛇足:今の状況について】


ここからはマジモンの蛇足。

実を言うと2021下半期に入ったあたりから精神的に疲弊しておりまして。
他人がこうした、あれやった、こんなのを作ったという情報を受け続けた結果、ただでさえ欠落していた自尊心は気づけばギリギリまで摩耗していました。他人との比較は無意味、というかクライアントに恵まれ色々な仕事をさせてもらっているにも関わらず他人が整えた芝を羨んでしまうのは贅沢な話だ、と言うのは分かっていますが、それでもなお、他人の活躍によって制作における自分の必要性がどんどん薄れていくようで、なんというか、早い話ヘラっております。

そのため、ここ最近は意識的にインターネットから離れ情報のインプットを減らし、見えるものを仕事の連絡と限られた一部の人からの情報だけに絞っております。

こういう事、わざわざ書く意味はないのですが…たまにはちょっとだけ甘えさせてください。

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