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2022.9.30 定期振り返りの会 ~2022年7月-9月編~

鴫野エイカーです。写真は夏の贈り物です。

案の定、Splatoon3に時間を吸われております。
メインブキはボールドマーカーとハイドラントなのですが友人と検証したことをきっかけにストリンガーにハマり、絶賛練習中です。ヤグラの柱にトライストリンガーの弾を刺して爆発させ、潜伏からのLACT一撃キルをキメるたびに絶頂する日々を過ごしております。

ナイスダマが着弾して謎の威圧感を放つダミイカ

ということで、四半期ごとの制作物振り返りです。そろそろ恒例になってきたかな。


※内容は鴫野エイカー個人の見解であり、特定の人物や団体の見方を代弁するものではないことをご了承ください。
※この記事は何かあり次第予告なく編集が入ったり記事そのものが消えたりします。


【人外教室の人間嫌い教師 コミカライズ告知映像】

なんか凄いことになってる。コミカライズって相当やぞ。
漫画の原稿用紙に不知火高校のみんなが描かれていく、という演出です。これまで鴫野が作った映像の中でも特に意図が分かりやすい映像を作った自覚があります。全体の流れを思いついた瞬間から殆ど変更がないまま最終形になりました。

マステを貼ったことにより、非常にかわいくなりました
表情がとても良いとされています

地味に考えて作ったのが、こちらの顔がたくさん並ぶカット。誰のどの表情をどこに配置すればバランスが良くなるか(というより、偏った印象にならないか)を考えて配置しました。


【来栖夏芽様3Dお披露目配信ED】

で、その原作者である夏芽さんの3Dお披露目EDも作りました。配信が無事成功して本当良かった……
こういった、表現やオリジナリティを排する必要のある映像こそ地力が出ると思っています。事実、今回作ったEDは文字のレイアウトや左に映る画面のカット割り等に対してどう配置すれば違和感が出ないかにかなり気を遣いました。今回は「歌パート」と「歌以外のパート」で別々のルールを作り文字を配置しました。

歌パートの配置。名前の左側に役割を表示
歌以外のパートの配置。名前の上に役割を表示

余談ですが、音周りを担当された快晴Pさんの名前が多すぎやしませんか。MIXや音源制作には詳しくないですが異常な仕事量であることが察せます。いよいよ複数人説の提唱が待たれる。


【人外教室の人間嫌い教師 ミニドラマPV】

右左美さんは今日もかわいいですね!
再び夏芽さん関連。本当にお世話になっております。
脚本は夏芽さんですが、それをどのように映像に落とし込むかはだいたい鴫野が提案しております。どうしても素材の数が限られていたので、どう動かせば2人がかわいく、生き生きとした感じに見えるかを考えながら作りました。右左美が高速動揺するところがお気に入りです。右左美さんは今日もかわいいですね!

高速動揺右左美にモーションブラーをかけたらギャグっぽくなりすぎたので却下しました

少し技術的な話をすると、
・2人の立ち絵の明暗の切り替え
・テキストウインドウの名前
・テキストウインドウの色
以上の要素をエクスプレッションとエッセンシャルグラフィックスで紐づけし、1つのチェックボックスで丸ごと切り替えられるようにしてあります。チェックボックスによる管理の一元化は他の映像でもしばしばやっておりますが、触るべきパラメータが減ることにより効率が上がったほかミスや事故の防止になっています。


【ねぇねぇねぇ。(桜凛月様/ルイス・キャミー様Cover)】

お話を頂いたときテンションが上がりました。「ハリオ家でまたコラボ歌やってくれるんだ!」というオタク特有の昂りです。
姉妹で言い争っているイメージを根底に置きつつ、原曲のMVを改造・発展させるイメージで制作しました。
実はこの映像、見た目以上に細部にこだわって作っています。
細かい点を具体的に1つ挙げると「しばしば出てくる糸電話風オーディオスペクトラム、歌っている間だけ波形が動き黙ったタイミングで波形が止まるよう処理している」と言ったところでしょうか。それ以外にもこだわりポイントが多いので、お時間のある方は是非考えてみてください。

中央の赤い線を動かすために
キックのみの音源を自作しました

ちなみに、色の管理をする際Ray Dynamic Colorにめちゃくちゃ助けられました。フキダシや背景等の紫・赤のオブジェクトは殆どRayで管理されており、誇張抜きで映像全体の色調整が20秒で終わりました。


【Magic Word Orchestra MV】

お久しぶりのホロスタ案件。オリ曲の映像を作らせていただき光栄でございます。
根底にあったのは「聖剣伝説」や「十三騎兵防衛圏」のようにキャラクターごとのストーリーがあるゲームのイメージです。それぞれが別々の世界からスタートし、最後に集う…というストーリーを頭に描きながら構成しました。ゲームというイメージなのでステージセレクト風の画面も織り込んでいます。
基本的には手数攻めで、メンバー共通のパーツをいくつか作ることにより世界が繋がっていることを表しています。

ステージセレクト風画面
背景のモーショングラフィックが各世界で共通しています

あと、これまであまりやっていなかった「攻めたサムネ」を作っています。キャラ立ち絵の配置時にどうしても収まりが悪くなってしまったのもありますが、配信ジャケットのフラットカラーがとても好きだったので上手いこと活かせないかと考え今回の形になりました。


【ハロ/ハワユ(来栖夏芽様Cover)】

庭春樹先生のイラストが個人的に好きなので素材を頂いた瞬間爆アガリしました。名前を聞かんでも作風でわかる。
常に意識したのは「閉塞感と開放感」。歌詞から来るイメージに合わせ、
ラスサビより前→密度感があり詰まった構図、にじんだような色調整
ラスサビ以降→適度に間が開いて抜けの良い構図、すっきりした色調整
ということを考えて構成しました。

ラスサビより前、密度感のある構図
ラスサビ以降、抜け感のある構図

他に意識した所としては「この曲の歌詞に出てくるシーン全てが一つの部屋の中で起こっている」ということで、時計やクッションのモチーフを使ったり背景が壁の素材になっているのはそのためです。


【エリー・コニファー様応援広告制作】

ポスターと映像を制作しました。こちらはにじさんじ公式の企画ではなく、ファン有志による企画となります。

今数えたところ、チームメンバーは私を含め27人居りました。その中で泉のように出てくるアイデアをまとめ、デザインに落とし込んだ形になります。
あまりこういう企画で自分語りをするのも良くないですが、それでも自分の作った映像がクロスビジョンで流れている光景は壮観でした。広告は2022年10月2日まで掲載されます。



何をどの期間に作ったかは流石に言えないのですが、7月から8月にかけての制作本数が結構多く忙しい四半期でした。
2022年の最終四半期も頑張ります。


©Atsu Benino 2022 ©Kurusu Natsume 2022 ©2022 ANYCOLOR, Inc/株式会社


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