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⬛DVDオーサリング DVDを作る時におさえたい3つのこと

急にDVDを作らなくてはならなくなったときに知っておきたい3つの事。テキトーに作るとあとで後悔することになります。そんな事にならないために最初に知っておきたい3つのことを記事に書きます。

1.画面のサイズを16:9にします。

DVDが出来た頃はブラウン管テレビが主流で、縦横比が4:3とい比率で出来ていたため、DVDを作成するソフトは縦横比の初期設定が4:3になっていることが多いです。

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現在のワイドテレビは縦横比が16:9のサイズで作られています。↓のサイズに設定を変えましょう。

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アスペクト比率という言葉になりますが、この比率を正確に設定します。

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2.映像をNTSCに設定します。

日本やアメリカはNTSCという放送規格でDVDが運用されています。中国やヨーロッパはPALという放送規格で、このPAL規格でDVDを作成してしまうとパソコンでは再生するのにDVDプレイヤーで再生できないというDVDが出来てしまいます。


NTSCは1秒間に30コマの静止画をパラパラマンガのように再生してきます。

PALは1秒間に24コマとNTSCよりもコマ数が少ないです。


このため、24コマ再生に未対応なDVDプレイヤーが再生できないと言うことになります。※パソコンはコマ数関係無く再生できますので、DVDを人に配る場合は実際のプレイヤーで確認することを強くお勧めします。

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無料ソフト「DVDStyler」の初期設定ですが、「ブラウン管テレビ」で「ヨーロッパ」で再生する設定になっています。

これをNTSCに変更します。

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3.音声をAC3(ドルビーデジタル)に設定します。

DVDでサポートされている音声は4つですが、NTSCで正式にサポートされている音声フォーマットは2つになります。特別な事情が無ければ「AC3(ドルビーデジタル)」に設定して下さい。

サポートされるオーディオ形式

◉ LPCM(PCMオーディオ)正式サポート

こちらはCDよりも音が良いです。音楽ビデオなど、映像よりも音が重要でアル場合はこちらの音声をお勧めすることになりますが、重要なのは画質を画質を犠牲にします。

◉ AC3(ドルビーデジタル)正式サポート

AC3はMP3同様圧縮音声ですがテレビのスピーカで聞くことを前提としているのであれば全く問題ありません。激しく推奨しますので、よっぽどの理由が無い限りはこのフォーマットを選択して下さい。

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▲ MP2(MPEG1 オーディオレイヤーⅡ)準サポート

LPCMとAC3と同様に扱われることの多いオーディオ形式ですが、プレイヤーの相性が出ることがあります。MP2はDVDの前身のVIDEO-CDの音声規格なので厳密に言うと下位互換として再生されてなればいけないということが前提なのですが、再生プレイヤーによってオーディオの再生不良が出る場合があるようです。ペガシス社のソフトはMP2を選択する際にはAlertが出ます。

▲ DTS (サラウンドフォーマット)オプション

5.1チャンネルに対応した音声フォーマットですが、一般的に5.1チャンネルの音声を録音することは少ないと思いますので、2ch(左右)の録音であればこの形式も選択しない方が無難です。


以上!

アスペクト比は今時の「16:9」で、映像は日本出見る場合「NTSC」で、音声は問題が一番少ない「ドルビーデジタル(AC3)」で。最低限、この設定は最初にしましょう。


おまけ

配布するDVDを作る上で使ってはいけないソフトウエア

× Wondershare Filmora(フィモーラ)9,10

× Wondershare DVDメモリー Win版

Wondershare Filmora(フィモーラ)は編集ソフトとしてはとても優秀ですが、DVD書き込みでSHARP製AQUOSのDVD・Blu-rayレコーダで再生不良(高確率)を起こします。もしも Filmoraを購入してしまった場合は、 FilmoraでDVDを作成せず、ビデオファイルとして書き出し、無料ソフト「DVDStyler」または、ペガシス社の「TMPGEnc Authoring Works」でDVD作成しましょう。


Wondershare DVDメモリーWin版をご購入されてしまったかた。ご愁傷様です。というほかありません。2021年度3件の(再生不良)不具合が出ました。オーサリングソフトとして有料販売してはいけないソフトだと思います。中国製のソフトですので、中国ではちゃんと映るのでしょう。不具合を指摘してもお詫びのメールしか来ません。


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#DVD作成初心者 #最初に知るべき事 #日本の設定に変える





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